―そしてトリプルA面ながらも表題曲と言えそうな『5 to the 5th Power』はこのタイミングで素敵でハッピーなメンバー紹介ソングが登場したなという印象です。結成9年目突入にして誕生したメンバー紹介ソング、この意味合いや心意気など教えてください。
新井愛瞳
この曲を作るにあたって「ツアーのテーマ曲が欲しい」という思いと、私がずっと言ってきた「自己紹介ソングが欲しい」という思いが重なることになったので、メンバーひとりひとりがしっかりイメージできる、その子がわかる曲を心がけて作りました。この曲を通じて、私達全員のことを知ってほしい、みなさんにも盛り上がって欲しい。私達、そしてみなさんの盛り上がりがセットになって『5 to the 5th Power』であり、アプガだよ!という思いがあります。一人ひとりの歌詞部分も、メンバーが自分以外のイメージや特徴を提出して作っているんです。
―「“5 to the 5th Power”は、私たちの今年のテーマで5の5乗って意味なんです」との言葉が深いなと思ったんですが、これまでの8年間以上にアプガとして表現していきたい部分とはどのようなものでしょう。
古川小夏
去年1年は「解散」ってワードが飛び交ったし、私達にものしかかってきました。周りで仲の良かったグループや、一緒に戦ってきた仲間達が解散、卒業というのを隣で見てきて。そこで自分たちが続ける意味、解散しないわけを考えた時、いつも何かにチャレンジすることを、まだまだ楽しめている自分たちがいるんです。なので、「9年目になったからって、落ち着きたいわけじゃないんだよ!」「落ち着きたいから続けているんじゃないんだよ!」ということを今まで以上に発信していきたいですね。「9年目のタイミングでこことコラボする?」「9年目の子たちそんなことやらないでしょ!」って思われることも積極的にやっていきたいです。色んなものとアプガをかけ合わせて楽しめちゃうのがアプガらしさでもあるので。
新井愛瞳
「アイドル初!」とか好きだもんね。珍しい物好き。
古川小夏
「私達まだまだ続けますんで」って言葉じゃなくて、姿勢で伝えていけたら嬉しいです。
関根梓
めっちゃまとめてくれた!
古川小夏
(無言でニヤリ)
関根梓
言わなきゃ良かった~(笑)
一同
(笑)
―アプガには「個々の個性を活かすSMAPさんのように」というテーマもありますが、新井愛瞳さんは6月22日より「スリーアウト!-プレイボール篇-」の公開が控えています。女子野球映画の撮影はいかがでしたか?
新井愛瞳
真冬の撮影で真夏の設定だったんですよ!実際に私のお兄ちゃん役の方が高校球児だったので、教えてもらいつつ1日に何十球も投げ込みました。以前、麻雀映画に出してもらったこともあるんですが、やっぱり麻雀なり野球なり出来る設定なので、ちゃんと教えてもらって挑まないといけないと思いまして。見どころはなんと言っても、新井が元メンバー仙石みなみにめちゃくちゃ怒られているシーンですね(笑)
―アプガのみなさんは今回のインタビューでも、普段のSHOWROOMでも、ファンとのコミュニケーションがアイドルとファンの理想的な距離感に思います。アプガのみなさんはご自身でこのファミリーとの絶妙な距離感の秘訣ってなんだと思われますか?
関根梓
関わっている年数も長くなっていますし、時代というものもあるかもしれません。「アイドル」という作られたキャラで接するより、なるべく“対人”、“人と人”で接するようにしていることが作用しているのかもしれません。みんなも「アイドルちゃん」ではなく、「関根梓」という人間に会いに来てくれている気がしています。
森咲樹
アプガはライブでもそうなんですが、破天荒な企画をいっぱいやってきて、一緒に乗り越えてきたからこその、ファンとアイドルだけではない「仲間感」。やっぱりみんな仲間の幸せって願うじゃないですか。そういうところに秘訣があるのかもしれません。
―それでは最後の質問になりますが、“5 to the 5th Power”の意味合いは「5の5乗」“3125”です。ちょっと苦しい語呂合わせですが、ニューシングル『Da Dan Dance!/ヒート ビート アイランド/5 to the 5th Power』を「最高(31)のニコニコ(25)」で聞ける楽しみ方やおすすめポイントをお一人ずつ教えてください。
新井愛瞳
お!凄い無理やり!(笑)
一番に楽しくはやっぱり、ライブに来て頂ければ!ってとこですね。これからMVも公開されるので、動いている私達をみて楽しんで頂きたいです。
古川小夏
今の私達だから出せるシングルになったかと思うので、今までも応援してくれてきたみなさんには「成長したな」と思ってもらえるハズですし、これではじめてアプガを知るよという方には、凄くわかりやすい自己紹介ソングにもなっているので、いろんな方に聞いてもらって、今のアプガを知ってもらったり、再確認してもらえたらと思います。
森咲樹
このトリプルA面シングルはいろんな年齢層の方に響くものだと思っています。それこそ私達のお父さんお母さん世代にはレトロな感じの曲で馴染んでもらえるかと思いますし、自己紹介ソングもありますし。聞いてくれる方もアプガも両方が笑顔になれる気がしています。
関根梓
楽しみにしていて欲しいこととして、「ヒート ビート アイランド」の最後だけアレンジ部分があります。このアレンジがあるのかないのか、どんなアレンジなのか。ライブで聞けた時だけのお楽しみ。CDとは違った楽しみ方ですね。
佐保明梨
流れで3曲聞いていただくと、「5 to the 5th Power」の一番最後に小夏ちゃんの面白いツッコミが入っているので、そこで間違いなく笑顔になれます。
一同
確かに!
関根梓
アドリブがめちゃくちゃ凄くて、ライブだとさらにアドリブやアレンジを加えて笑わせにかかってます。
佐保明梨
小夏ちゃんの良いところが一番出てる(笑)先行配信で聞いてくれた人たちからは、「電車で聞いてる時、どうしてもそこで笑っちゃう」という体験談も届いているので、最後の小夏ちゃんアドリブでは100%笑顔になれます!