グラビア界一の「ハロプロ愛」塚本舞、アンジュルム和田彩花卒業について思い語る

アイドル 公開日:2018/04/21 117
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和田彩花がアンジュルム及びハロー!プロジェクトを卒業する――――。

そんな文字がSNSのTLから飛び込んできた時、私は「あっ」と小さくつぶやき、全身の力が抜けるのを感じた。とうとうそんな日が来てしまった。

 アンジュルム唯一人のオリジナルメンバーにして、ハロー!プロジェクトのリーダーでもある和田彩花、通称”あやちょ”。その「ハロプロ人生」には数々のドラマがあった。

眩いばかりのあの日々も、ぐっと耐え忍んだ時間も、力強く立ち向かった戦いも、愛しい仲間たちのことも……すべて受け止め、抱きしめ、一歩一歩進んできた彼女がこれから見せたい景色とは。15年という長い時間をハロプロメンバーとして生きた彼女の答えとは。

『ハロプロ エッグ オーディション2004』に合格し、当時10歳でハロプロエッグ入りした和田彩花。健康的な肌色にキラキラとした大きな瞳、華奢な手足に舌ったらずな口調の少女は、ハロー!プロジェクト新人公演などでアイドルとしての研鑽を積み、2009年には「メジャーデビューを目指す為の新ユニット」のリーダーとして選出された。

2010年5月、「スマイレージ」としてメジャーデビューした彼女達は、デビューシングルからオリコントップ5入り、初の単独ライブツアー、アルバム発売、日本レコード大賞最優秀新人賞受賞と快進撃を続け、まさに順風満帆だった。




風向きが変わったのは、その翌年。「スマイレージに何かが足りない」「だから、メンバー募集します」新メンバーオーディションの開催、オリジナルメンバーの卒業、新メンバーの離脱、更なるオリジナルメンバーの卒業、これらのことが短期間で起こり、それ以外にもきっと色々な要因があり、のちにメンバーが「どん底」と表現するに至る、スマイレージにとって辛い時期が始まるのであった。

翌2012年から6人体制での活動をスタートさせるも、規模や活動は縮小し、集客不足の現状に涙を流すメンバーの動画が公式に公開されるなど、頑張っても頑張っても報われない日々は続いた。それでも6人は結託し、スキルを磨き、リベンジの炎を燃やした。47都道府県のライブハウスを回り、様々な「下積み」を経て、2014年7月には初の日本武道館公演に辿り着いた。

そして運命の9月、3期メンバー加入とグループ名の改名が発表された。存続し繁栄し続けるための前向きな決定、グループを愛しているからこその決断だった。

現体制でのツアーファイナル前日、あやちょのブログには6人になってからの悔しい気持ち、ホールツアーができる他のハロプログループが羨ましいこと、ライブへの熱い思いが綴られている。そして最後にはこう締めくくったのだ。

 

 悔しい思いがたくさんありましたが、、、

それは、もう、すべてこの言葉で片付けましょう!

この言葉使うのも明日で終りますように!笑

 「スマイレージはいつもこうだ」 


そんなあやちょの強い決意と共に「アンジュルム」として生まれ変わったグループは、高いパフォーマンススキルとフレッシュな華やかさを持ち合わせた、非常に好戦的な戦闘集団へと進化した。

『大器晩成』『乙女の逆襲』『七転び八起き』『臥薪嘗胆』『出すぎた杭は打たれない』『ドンデンガエシ』……タイトルからも伝わってくるほどギラギラとした楽曲群は彼女達を鼓舞し、またファンの士気を高めた。

その後もメンバーの卒業、加入を繰り返しながら、「大好きだからこそ変化を求めていきたい」というあやちょの言葉通り、“変わるもの 変わらないもの”を大切に歩んできたアンジュルム。気づけば、履歴書を片手にオーディション会場を訪れた少女は、ハロー!プロジェクトのリーダーを努める大人の女性になっていた。ボイストレーニングで涙を拭っていた彼女はもういない。そしてそんなあやちょを見るたびに、一人の人間として自立した美しい姿を見るたびに、ああきっといつかそんな日が来てしまうんだろうな、と思っていた。気づいていた。でも気づきながらも、見て見ぬふりをしていた。冒頭に戻る。

来年春のグループ卒業とハロー!プロジェクト卒業についての報告と共に、今の気持ちを丁寧に綴ったブログを更新してくれたあやちょ。

グループアイドルとしての夢とそれぞれの人生。

これはとても脆くデリケートな問題で、誰もがはっきりと口にすることを躊躇ってきたのではないだろうか。現役のアイドルならば尚更である。それらを決して曖昧な言葉でなく、真摯に、時に鋭利に、自分自身の未来として思考し提示してくれた。そこには人間としての素晴らしさとアンジュルムへの愛情が溢れていた。そしてハロー!プロジェクトメンバーとして少女から女性への唯一無二な時間を過ごした、彼女の青春が定義されていた。

来る5/28(月)には、彼女にとって6度目となる日本武道館公演が行われる。彼女が愛し、育み、守り続けてきたアンジュルムの最高の瞬間を、一人でも多くの人に目撃して欲しい。そして来年春までの貴重な時間を、是非とも共有して欲しい。きっと、あなたの中の「アイドル」を軽々と超えてくるはずだ。

 

<アンジュルム コンサートツアー 2018春 十人十色 +>

4/22(日) NHK大阪ホール (大阪) 

5/5(土・祝) 中野サンプラザ(東京)

5/13(日) 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール (愛知) 

 

<アンジュルム コンサートツアー 2018春 十人十色 + ファイナル>

5/28(月) 日本武道館 (東京)  


文:塚本舞

※本記事は掲載時点の情報です。

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