言わずと知れたアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの代表作「星の王子さま」。これまでに200カ国以上の国で翻訳され1億5千万冊以上を発行したという名作中の名作だ。この「星の王子さま」が、演劇界に彗星の如く現れた新進気鋭の畑雅文氏の手で「星の王女さま」として生まれ変わり、乃木坂46第3期生メンバー8名が演じる。
2018年4月6日(金)より天王洲銀河劇場にて封切りとなった同公演。伊藤理々杏、岩本蓮加、梅澤美波、阪口珠美、佐藤楓、中村麗乃、向井葉月、吉田綾乃クリスティーのが報道陣の前でその意気込みを語った。
今回の異色作は稽古方法から普段とはまるで違っていたようで、佐藤は「叫んだりしたのが良かった。あれでみんな吹っ切れた気がする」と語り、梅澤も「今回の稽古はみんな年齢も近いということでやりやすかった」と語るなど、公開までに良いムードで走ってこれた様子。
苦労した点については吉田が「後半どれみ(向井葉月)と一緒のシーンが多いんですが、笑っちゃいそうで苦労してます」と語り、そんな向井は「通し稽古でようやくキャラに入れましたと」役作りでの苦悩を語り、伊藤は逆に「王女さまは自由奔放で明るくて、私がなりたい人物像」とすんなり役に入り込めたことを語った。
また、見どころについて中村は「カッコイイ女性、強めのキャラで挑む姿を見て欲しい」とし、阪口は「今までにないくらいブリブリのブリッ子をしているので、そこに注目してもらえたら」とした。唯一の不安点としては8人のメンバー全員が花粉症に悩まされているということ。
しかも最も花粉症が酷いというのがバラ役に挑む岩本。これには他メンバーからも「自分から花粉が出ちゃってるんじゃないの?」とツッコミが入るなど会見は大いに盛り上がった。
公開直前でこのチームワークと程よいリラックス状態を見せる乃木坂46第3期生の8人。これは否が応でも舞台で見せる演技や表情にも期待が高まる。