絶賛相次ぐ『ワロタピーポー』で見えたNMB48の未来

アイドル 公開日:2017/12/26 10
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全国津々浦々、様々なアイドルが活動をする中で、異彩を放ち続けているのが大阪が生んだアイドルグループであるNMB48

大阪という土地では、成功するアイドルは育たないと言われ続けながらも人気を拡大している彼女たち。そんな「難波」のアイドルグループが発売する新曲が『ワロタピーポー』だ。

この歌詞が、いま各方面で話題となっている。きゃりーぱみゅぱみゅは自身のツイッターで「不協和音書いてワロタピーポー書いてる秋元康先生マジリスペクト」と絶賛。48グループに造詣も深く、辛口コメントでおなじみの小林よしのり氏も自身のブログで「NMB48の『ワロタピーポー』は大傑作だ」と褒め称えている。





この皆が絶賛する歌詞だが、SNSを中心とした魔女狩りにも近い揚げ足取りや罵詈雑言、無責任な批評や人格否定など、現代のアイドルにとって最も悩みのタネとなっているネットでの書き込みを秋元氏らしいシニカルな目線で笑い飛ばしネタにしているもの。

曲調もパーティーソングで、MVでも色とりどりの衣装を身に着けたメンバーが踊り狂い馬鹿騒ぎ。センターの白間美瑠を中心とし、とにかく可愛い女子力に溢れている作品となり「可愛いは正義」をしっかりとメンバーが体現している。

アイドルとファンの距離を握手や総選挙でグッと縮めた48グループ。それだけに、ネットへの書き込みに翻弄されてしまうメンバーも少なくない。どこか閉塞的になってしまったアイドル業界を、NMB48はこの『ワロタピーポー』で華麗に笑い飛ばしてしまっているのだ。アイドルソングとして、ターニングポイントとなる一曲かもしれない。

また、今回のシングルでは不動のエースとして人気の高い山本彩の露出が少ないのもポイントだ。前作となる3rdアルバムのリード曲『まさかシンガポール』でも白間美瑠を中心に「脱・山本彩」を印象づけたが、今回のシングルでもその流れは継続。もちろん、アイドルとしての実力が高い山本彩がしっかりと要所で作品に色を添えているが、過去のNMB48作品から比べれば他のメンバーの活躍がしっかりと感じられる作品となっている。

ふざけた作品のように思える『ワロタピーポー』、しかし実際は今後のNMB48を大きく左右する楽曲となるかもしれない。

(井上武司)

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