“令和のグラビアクイーン”として各誌の誌面を席巻するほか、女優業へと活躍の場を広げている沢口愛華が26日、都内でフォトブック『Tokyo trip』『GRAVURE A to Z』(講談社)の発売記念イベントを開催。イベント前に囲み取材に応じた。
2冊ともに2021年9月から約1年間、ヤンマガwebで連載された『週刊 沢口愛華』の未公開カットや、新たに撮り下ろしたカットも収録。1冊は高校卒業後に上京したばかりの沢口愛華が、まだ知らない東京のことを知ろうと、名所、新名所、面白スポットを巡る『Tokyo trip』。沢口愛華とともにデートを楽しめるような内容になっており、東京都の離島である三宅島でも撮り下ろし撮影を敢行。もう1冊は「A」〜「Z」ではじまる言葉をテーマにグラビアに挑戦した『GRAVURE A to Z』。コスプレ要素の強いものから、自然の中で撮影したワイルドなもの、ファッショナブルなテーマに挑んだ個性的なものまで多岐に渡る。
『週刊 沢口愛華』として連載されていたものがフォトブックになると聞いた際の心境を聞かれた沢口は「2冊写真集を出していますけど、どっちも写真集のために撮影をしたので、気合いの入り方もまた違っていたんですけど、1年連載してきて、素の表情だったり、スタッフのみなさんと試行錯誤して作っていたものが2冊になると聞いて、すごく嬉しかったですし、また振り返ってみるのは楽しみだったので、作っていただけてよかったなと思っています」とにっこり。
お気に入りを聞かれると、『GRAVURE A to Z』ではフィルムというコンセプトで撮ったというおもちゃの乗り物に乗った水着姿カットを挙げ「いい笑顔をしているかもしれないなと思って選びました(笑)。いつもグラビアはアイメイクが薄いんですけど、(同カットは)アイメイクがかわいいのでお気に入りです」と声を弾ませ、加えて、浴衣のカットを挙げた沢口は「ほかのグラビアでは浴衣を着るのはあったんですけど、『GRAVURE A to Z』ではやったことがなかったので、すごく楽しんでできましたし、このときは19歳だったんですけど、19歳ならではの大人へ登っていっている私が表現されていると思います」とアピール。
『Tokyo trip』では中華料理を前に手を合わしているカットを挙げ「これは“さわ散歩”で行ったものなんですけど、どんどん食べる企画が増えていって、私の大好きな中華料理を頬張ることができて幸せそうな顔をしている私に“よかったなあ”って思って選ばせていただきました。ご飯は美味しいですからね」と笑顔で語り、「新大久保では韓国料理食べたり、屋形船に乗ったときは深川めしをいただいたり、たくさん食べて、いつも楽しくて、そのときはお腹がいっぱいなんですけど、思い出でフォトブックやオフショットを見返したりしていると、またお腹が空いてくるような思い出ばっかりで印象に残っています」と回顧。そんな同フォトブックを自己採点するようお願いされると、長考した上で「2冊あるので(自身の誕生日の)224点にしておきます(笑)。24という数字も好きですし、20歳にもなりましたし、2とか4に囲まれて今年は過ごしたいと思います」と答えた。
2月24日に20歳の誕生日を迎えた沢口は、これまでの芸能活動を振り返っての感想を求められると「振り返るとすごく長いんですけど、体感的にはすごく短くて、その短さの間にいろいろ学んだり、ちょっとだけ失ったりしたものがあって、今は全部よかったなって思えます」と晴れやかな表情で語り、「すごく悔しいなと思ったこともあったんですけど、グラビアという流れが激しい世界で5年間もやらせていただけているのは、周りのみなさんやファンのみなさんのおかげです。下から追い上げてくるものだけが怖いですけど(笑)、私のことを憧れてくれている女の子がグラビアを始めてくれたり、私をもとにいろいろ広がっていると最近は実感できて嬉しいですね。始めたての頃の私に「もっとちゃんとしっかりやれよ!」って言ってあげたいくらいですね」と感慨深げに語った。
さらに、10代の頃の自分と20歳の今を比べて、何か違いはあるか尋ねられると「まだ20歳になって2日しか経ってないんですけど(笑)、人の目を見て挨拶するようになりました」とコメントして笑いを誘い、見た目については「茶髪になりました。スタッフさんたちからはすごく褒めていただけるので、多分いいんだと思います」とご満悦。スタイルについては「そんなに変わってないです(笑)。突然変異することもなくて、健康に両親に育ててもらったので、何も変わらず10代の頃と同じようにピチピチでいきたいと思います」と語った。
そして20歳の抱負を聞かれると「今もヘラヘラしていて申し訳ないんですけど、臆病にならないこと。10代でいろんなことを知って、ネガティブになったり消極的になったりすることが増えてしまって、いけないなと思っていた19歳で、それを打破したいと思ってもできなかった19歳だったので、20歳になってそれを軽々超えていけるくらい臆病にならずに、いろんなことに触れていきたいなと思います」と目を輝かせた。
なお、イベントの最後には沢口の20歳をサプライズでお祝いする一幕もあり、「ヤバい…どうやって反応すればいいんだろう」と心の声が漏れた沢口だったが、ケーキが登場すると「ありがとうございます。嬉しいです」と笑顔を弾けさせた。