昨年は TVドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(カンテレ)に出演して話題になるなど、ネクストブレイク俳優として今注目の華村あすかの最新写真集 『真価論』 (講談社)が3月18日発売される。
この写真集は彼女が求めた「自分探し」の旅。 写真集『真価論』は、華村あすか本人がコンセプトを立てている。それは「今の自分を客観的に見つめ、かつ自分を認めてあげよう」という彼女の進化だった。
「もともといろいろ考え過ぎる性格なんです。例えば 〈太ってる〉と言われたからと、頑張って体を絞れば今度は〈瘦せすぎだ、以前の健康的なほうが好きだ〉と言われ、もうどうしたらいいの!? って思い詰めたり… …。 でも昨年の春くらいかな、他人に振り回される自分に嫌気がさして、私だけは無条件で自分のことを好きでいてあげようって決めたんです。そんなときにマネージャーさんが代わったり、写真集のお話をいただいて、これは神様が私を試してるんじゃないかなと感じて、一歩踏み出した、思い切った内容に挑戦させていただくことにしました」。
ロケ先は本人の希望で「どこということはなく、山だったり、海だったり」。それはこの写真集には「場所の情報はあまり必要ない」と感じたからだという。 「ただ、なかなか撮影は過酷だったんです(苦笑)。山にはヒルがいっぱいいて、幸い私は大丈夫でしたが、カメラマンの沢渡さんやほかのスタッフはだいぶやられていました。沢の水は冷たすぎてちょっと危険を感じるほどでしたし。海辺のハウスでのロケでは、高さ 4 メートルの梁の上でいろいろなポーズで撮影に臨んだり。でも写真を見るとそんな苦労のかいがあって、今まで のグラビアにはない私が写っていると思います」。
見どころをたずねると「セクシーカット、もですが、実はファッションが驚くほどかわいいん です!」との答え。普段から古着屋巡りなどをしているファッション好きな華村だが、今回の衣装は「私の想像を軽~く超えるかわいさでした」と自信を見せる。
シャネルやグッチのヴィンテージものや数十年前のアクセサリー、キラキラとしたビーズのスタイリストお手製の一点もののビキニなどがどのように彼女を彩っているのか、ぜひご覧いただきたい。
「やり過ぎたかも(笑)」というほどの大胆な露出感と、「自分の価値は自分で決める」というメッセージ。女優・華村あすかの「真価」が多くの人に届きますように。 撮影は写真家・沢渡朔。世界的に著名な孤高のアーティストが、83 歳にしてなお圧倒的な創作意欲と感受性で、23 歳の魂と共鳴している、見応え十分の 112 ページだ。
Ⓒ沢渡朔/講談社『真価論』