10年にわたりグラビアの第一線で活躍を続ける、クイーンオブグラドル鈴木ふみ奈の4冊目となる写真集『Leap』(KADOKAWA)がロングセラーとなっていることを受け、ファンサービスの一環として、事務所が主催する「お渡し会」が都内で開催された。本イベントは、国の感染症対策に準拠し、入場者を制限して行われた。
イベント前にはメディア向けに囲み取材の時間が設けられ、菅野結以のブランド「crayme」夏らしいニット生地のビスチェにハイウェストのシフォンパンツという大人なおねえさんな私服とショッキングピンクのビキニの2スタイルで登場、記者と会話を交わしながら笑顔で撮影に応じた。
瞳くりくりで唇を尖らせて微笑む”ふみにゃん”だが、そこはかとなくしっとりた色気も感じられ、ますます女っぷりを上げている。そんな中舞い込んだ30代での写真集制作のオファーについて、「20歳のグラビア始めたころは、カメラマンさんの世界観に入り込むのがすごく楽しくて、勢いで撮られてる感が多かったのですが、20代後半からはある程度ハンドリングするようになって、そうなると今度は増産型の”ニコパチ写真”ばかりになってしまって。そして30代になったときに、これらの中間のラインと言いますか、今は遊んでいいところ、ここは意図的に意識するところなど、バランスの取れた撮影ができるかなと思いました」と振り返った。
今作は初めてセルフプロデュースで制作されたが、「最初はどうしようと思いました。でも”きれいな写真を撮りたい”と編集の方から言われたので、これを機に露出を頑張ろうと思いました。でもマネージャーがとても厳しくて、担当さんが「こんなポーズで」って言ってても、わざわざ入ってきて”だめです!”って割り込むくらい厳しいんですが、なんとか説得して許可が出たのがTバックなんです」と、最大露出実現までにも紆余曲折があったのだが、その初挑戦のTバックは11の衣装中、4パターン登場するのだとか。
鈴木の目標として「グラビアアイドルが、女性の体型のトレンドとなること」というのが根底にある。したがって今作も「女性がみても綺麗だなって思っていただいて、男性にはグッとくる。そんなポジションを目指してるんです。出来上がった作品を見て、ちゃんと自分の意図した方向性に仕上がったなと思います」と自負した。
今後も「グラビアは需要がある限り続けていきたい」と話す鈴木だが、「女優業でも、写真集のタイトルのように“大きな飛躍”をしたいです。興味のある役は、ぱっと見普通の女性が実は“ワル”だったりするギャップでミスリードさせる役をやってみたいです」と、演技での“飛躍”も視野に入っているようだ。