元乃木坂46の心理カウンセラー・中元日芽香の2冊目の著書(株式会社文藝春秋)が、2023年冬に刊行の予定。悩み相談に答える“カウンセリング本”となっている。
前作『ありがとう、わたし 乃木坂46を卒業して、心理カウンセラーになるまで』は、アイドルとして活躍する裏で適応障害に苦しみ、カウンセリングに出会うまでの日々を綴った一冊。
そして次の作品では、カウンセラーとして一歩を踏み出した中元が、かつての自分のように悩みを抱える方々と向き合い、相談に答える。
CREA WEBでは、こちらのカウンセリング本に掲載するお悩みを募集。悩みを打ち明け、気軽なおしゃべりをしているうちに、気づけば心が少し軽くなっている――そんな体験が味わえる書籍を準備している。
<中元日芽香 コメント>
前作を読んだクライアント(相談者)さんから「中元さんの経験を共有させてもらい、自分と重なる考え方に励まされました」「お守りのように手元へ置いていて辛いことがあった時、本を読み返しています」というお言葉をいただきました。葛藤を書いた箇所もあったので、出版前は読んだ方々の反応が気になっていましたが、実体験を通して強い共感を呼ぶことができていたなら嬉しいです。
アイドルを経験した方は少ないかもしれませんが、進路や転職・自身のコンプレックスなど、読者さんそれぞれの境遇と悩みを重ねて読んでいただいたようです。カウンセラーとしてお悩みを聞く機会が増えた中で、「このようなことで悩んでいる方が多いのか」という蓄積ができました。
もちろん、環境や解決方法は一人一人違うのでひとまとめにしてしまうことはできません。それでも、カウンセリングに行くことを躊躇してしまう方や、誰かに話すほどではないかな、という方へ向けて書籍を通して「一緒に考える」姿勢を示せたらいいなと思い、2冊目も執筆したいという気持ちになりました。
誰かに話をしているような感覚になって、気持ちの整理ができれば。皆さんのお守りになるような書籍にしたいと考えています。