先月をもって日向坂46の活動を終了した宮田愛萌が、初めて執筆した小説集『きらきらし』(新潮社)が2月28日に発売され、当日には新潮社にて刊行記念会見が開催された。
本書は、宮田が大学でも学んだ、大好きな万葉集をモチーフとした全五編の短編小説集。その小説を元に、万葉集の都・奈良へ旅する様子も撮影。宮田が行きたいところを詰め込んだ奈良で、無邪気に喜ぶ全開の笑顔から、大人びた表情まで、アイドルとして最後の姿が収められている。 また、収録作品の一篇『ハピネス』が、創刊 75 年の老舗小説誌『小説新潮』に先行掲載され、予約が殺到中となっている大注目の 1 冊だ。
日向坂46を彷彿とさせる、淡い空色に大きなリボンが宮田らしい、可愛さと上品さあふれるワンピースで登壇。小説のモチーフとなった万葉集の魅力について「いろいろな歌人が詠んだ歌が詰まっていて、そこを自分でどういうふうに解釈していこうかなとか、どういうふうに訳していこうかなって考えるところがすごく楽しいです。そのためにほかの資料を探してみたり、さらに調べていく時間が本当にすごく楽しくて、またすごく自由な物でもあるので、そこが魅力だなと思っております」と力説。
今作で伝えたいメッセージを聞かれ、「本は楽しいよってことを一番伝えたいです。みんなに、もっと本をたくさん読んでもらいたいし、『万葉集』をみんなに研究して欲しいです。万葉集界が活気づけば、いろんな論文が出たりとかして、それを読むのが楽しそうだからです」と語り、今回の執筆で一番苦労した点については「文字数です」と即答。「一編一編、私すごい書きすぎちゃうんですよ。これぐらいの文字数がいいですっていただいたんですけど、全然無視して倍ぐら書くっていうことをしていたので、それを削るのが凄い大変でした」と振り返った。
またいつどんな風に執筆していたかを問われ、「秋頃だったでしょうか?」と、河田陽菜の『日向坂であいましょう』での名場面を再現し、場所に関しては「えっと、書いていただけるか分からないんですけど、渋谷のシェアラウンジとか使ってました。TSUTAYAさんも(笑)。飲み物が飲み放題で電源も使えるんですよ。家だと集中できなかったので、充電しながらパソコンで書いてました。本がすぐ近くに売っているので、資料ほしいなあと思ったらすぐ買いに行けるんですよ。すごくいいなと思いました」と告白し報道陣を沸かせた。
撮影を兼ねて憧れの奈良へ旅をした宮田だが、特に印象に残った場所に、安倍文殊院を選び、「仏像も本当にすごくて、なんだろう重厚感っていうんですかね。畏怖みたいな感情が生まれてかっこいいなって思いましたし、ちょっとかわいいなって思う仏像もあったりして、すごい時間を使って撮影していただきました」と、日本三大文殊の古刹に思いを馳せていた。
家族から「これ以上本を増やさないで」と要望されてる宮田だが、「増えてはいます。整理かあ、そうですね。いつかしようと思ってるんですけど、読んだ母に怒られるんで控えめに書いてほしいんですけど…一ヶ月15冊ぐらいの単位で増えてます」と小声に。
ファンからの反応について、「やっぱり待ってたよって言っててくださる方がすごく多くて。以前も短編を書かせていただいたことがあるんですけど、その時からずっとまた書いて欲しいと思ってたとか、あとは今度は紙で読みたかったんだっていう方がすごく多くいらっしゃって、そういう方が“待ってた嬉しい”って言ってくださったのが、すごく私も嬉しかったです」とにっこり。
そしてメンバーにも読んでもらうとしたら誰に読んでほしいかと聞かれ、「一番やっぱり見てほしいなあと思ってるのは影山優佳さんです。影山さんには、実は書く前からずっと、二人でご飯行った時とかに、“まなもには絶対小説書いて欲しいんだよね”ってとか、“まなもが書いた小説また読みたいんだよね”ってずっと言ってくださってたので、だから今回出来上がったものをぜひ読んでほしいなあと思ってます。読んだら“まなもっぽいね”って言われる気がします」と嬉しそうに話した。
先月日向坂46を卒業し、今後どんなことをして行きたいかとの質問には「多分、皆さんの期待される回答と違うかもしれないんですけど、めっちゃ派手な髪にしたいです」とにやり。「白っぽい淡いピンクにしたいなあって思います。アイドルの間はやっぱりピンクの髪とかできなかったので、一番はっちゃけてるって感じがするかなって思ってます」と目を輝かせた。
最後に同作を自己採点してもらうと、「そうですね。基本的に私は、自分の書いたものは読んだ方がすべて評価していただく、読んだ方に解釈も任せるっていう風なスタンスでいて、それは小説だけでなく、ブログとかも全部そうやってたんですけど、そうですね。点数…やっぱり88点にしておきます。8は末広がりで良い数字なので」と、宮田らしい採点。
「卒業制作だと思って、ところどころに私のお気に入りのものたちのエッセンスを詰め込んで書かせていただきました」と語る宮田。アイドル宮田愛萌が、 一人の女性 宮田愛萌になるはじめの一歩の一冊を、季節移ろうこの時期にご一読いただきたい。
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