桜田通が19日、都内で行われたカレンダー『桜田通「DORI HOMMAGE」CALENDAR 2023.4-2024.3』発売記念イベントを前に取材会に出席した。
本カレンダーは、過去7年分のカレンダーを桜田自らがセルフオマージュ。さらに過去の写真と同じ構図で、今回新たに撮り下ろしたカットも収録されるなど、ユニークかつ刺激的な作品となっている。
本企画について桜田は「もともとタイトルは“オマージュ”ではなく“ネタギレ”という仮のタイトルをつけていたんです」とはにかむと「10代後半からずっとカレンダーや写真集を出させていただいていて、どういうカレンダーにしようかというとき、新たなアイデアが思い浮かばなかったんです」と裏話を披露する。
そんななか「いままで自分が出してきたものを参考に、いまだからできる表現をするというアイデアが浮かび、しっかりと向き合うことで、オマージュになるのかな」と今回の企画にたどり着いたという。
桜田は「正しいオマージュの定義というものは分かりませんが」と前置きしつつも「これまで撮ったモチーフや構図、洋服の色味など、何かが繋がっていればいいのかな」と“いま”の時代の要素を取り入れ大胆にアレンジしたという。
お気に入りのカットは猫の扮装とギャル男の写真。過去に撮ったカットを参考に、“いま”の時代を反映した作品になっている。桜田は「SNSなどを参考に、現代のギャル男を研究しました。髪はウイッグをつけ、しっかりメイクでネイルもしています。普段することのない格好なので楽しかったです」と笑顔を見せると、出来については「オマージュという意味では100点をつけられると思います」と胸を張っていた。
今回の撮影で、7年間の成長も感じられたという桜田。「今回作りこむ写真が多かったので、事前にスタイリストさんやメイクさんとしっかり打ち合わせをすることが多かったんです」と撮影を振り返ると「事前準備をして、スタッフさんに任せるということは、今まであまりなかったので、その意味で自分自身も成長できたのかなと思います」と語った。
30代に突入して1年が経過した。桜田は「20代前半は自分の枠にとらわれていたのですが、いまはそういうものがなく恥ずかしさもなくなった」と述べると、犬や猫になり耳をつけた撮影も「格好いい、可愛いだけではなく、ファッションとして臨んだので恥ずかしさはなかったです」と語っていた。
また「これまでは好きだけでやってきたところがありましたが、いまはより多く人に届けられるようにという意識が芽生えてきています」と変化を述べると、デビューが控える音楽活動についても「しっかり頑張っていきたい」と抱負を語っていた。