日向坂46宮田愛萌が、初の小説集『きらきらし』(株式会社新潮社)封入特典ポストカードの絵柄を先行公開。「コスモス畑で撮影したのが初めてで、はしゃいでしまいました」
アイドルグループ・日向坂46からの卒業を発表した2期生・宮田愛萌。初小説集『きらきらし』(2023年2月28日発売・新潮社)から、封入特典ポストカードの絵柄第1弾が先行公開された。
封入ポストカード全3種はすべて書籍未掲載のカットになっており、1冊につき1種がランダム封入される。今後、残りの絵柄は順次公開予定。ポストカードの裏面にはそれぞれの絵柄で異なる手書きメッセージが書かれており、宮田ならではのユニークな着眼点が満載だ。
今回公開する絵柄は、万葉集の時代にあった都のひとつ、奈良・藤原宮跡のコスモス畑での写真。コスモスにそっと触れる宮田の、やわらかな笑顔が魅力的な一枚。宮田本人も「コスモス畑で撮影したのが初めてで、はしゃいでしまいました」と語った。
書籍『きらきらし』は、月刊小説誌「小説新潮」に先行して収録作品の一篇の掲載が決定しており、話題沸騰中。
また、書籍公式Twitterでは、宮田本人からもコメントが届いている。万葉集にちなんで宮田が短歌の付け句を呼びかけるなど、小説と連動した試みにも注目だ。
宮田が高校生の時に出会い、その自由さ・面白さ・奥深さに魅了され、大学でも学んだのが、大好きな万葉集。本書は、その万葉集から好きな和歌を5首選んで、歌から自由に想像を膨らませていった連作短編小説集だ。執筆にあたり、既に自宅に大量にある資料の他、新たに20冊以上も揃えた宮田。「普段はこれ以上本を増やさないで、と家族に言われますが、今回万葉集の資料が堂々とたくさん買えちゃうのが嬉しくて。ついつい読みふけってしまいました」
小説を元に、万葉集の舞台・奈良で行われた撮影は、宮田がやりたいことを思いきり詰め込んだ。特に、万葉集の資料がたくさん揃った万葉文化館は真っ先に名前が上がったほど。小説を元に「奈良への旅」をテーマとして撮影した写真は、まるで宮田と一緒に旅したような気分を味わえる。花畑で無邪気にはしゃぐ姿や、ネイルを塗る大人びた表情、メンバーともよく行くアフタヌーンティーでケーキをほおばる様子など、2期生の中でも姉的立ち位置で「綺麗なお姉さん」の印象が強い宮田の、くるくる変わる豊かな表情が見どころだ。今回、宮田たっての希望で、2年前の大学の卒業式でも着た、両親に買ってもらったという思い出の振袖で、レアな袴姿も再現。アイドルとしての卒業を記念した一冊に。
<宮田愛萌 コメント>
ごきげんよう。宮田愛萌です。大学で学んだ大好きな万葉集をテーマに小説を書かせていただきました。これをきっかけに、そんなに万葉集が面白いなら読んでみようかな……?と思っていただけたら嬉しいです。また、撮影では憧れの奈良に行かせていただきました。神社やお寺などの歴史をあびたり、古書店や万葉文化館を楽しんだり、お仕事だということを忘れてすごく満喫しました。御朱印をいただけたのがすごく嬉しくて思い出に残っています。それから、万葉文化館の図書室では面白そうな本をたくさん見つけたのですが、ゆっくり読む時間はなかったので、またプライベートでもお邪魔したいなと思っています!
秋ごろから少しずつ進めていた執筆が終わってしまうのはさみしいですが、卒業制作だと思って、ところどころに私のお気に入りのものたちのエッセンスを詰め込んで書かせていただきました。普段読書をしないというような皆さまにも手に取っていただけたらなと思っています。アイドル宮田愛萌が、ただの宮田愛萌になるはじめの一歩の一冊を、どうかよろしくお願いいたします。
撮影/熊木優