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増子敦貴、今年の漢字は“掴”「2023年は自分のステータスを上げていきたい」

芸能総合 公開日:2022/12/22 3
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男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC」メンバーとしての活躍だけでなく、役者としても注目作品への参加が続く、増子敦貴


2021年には、『機界戦隊ゼンカイジャー』(ツーカイザー/ゾックス・ゴールドツイカー役)出演。2022年には、ミュージカル『東京ラブストーリー』(三上健一役)、関西テレビ『合コンに行ったら女がいなかった話』(萩役)出演と2年連続の飛躍になった増子。今回は、注目度の上がる「GENIC」の活動だけでなく、話題作への出演が続く個人活動も含め、増子自身に2022年を振り返ってもらった。



――増子さんにとって2021年に続き、2022年も飛躍の年になったように感じられます。増子さんのご活躍を語るうえで欠かせないものの一つが、「機界戦隊ゼンカイジャー」でのツーカイザー/ゾックス・ゴールドツイカー役です。今改めて振り返られていかがですか?

スーパー戦隊シリーズに出演させて頂けたというのはやっぱり自分の中でも大きな自信にもなりましたし、「新たな扉を開いてくれた」作品にもなりました。

以前から映像作品に出たいという思いが強くあったので、スーパー戦隊のオーディションを受けて、「ゼンカイジャー」出演が決まった時は本当に嬉しかったですね。

当時は「もう一段階上のステージに行けるようになれれば」と思いながら一生懸命頑張っていた時期だったので。

スーパー戦隊って、やっぱり子供たちに憧れられる存在じゃないですか。その影響の大きさは「ゼンカイジャー」が終わった今でも感じます。

ずっと誇りに思える作品だなと思っています。


――撮影では同世代の仲間たちもいるわけですが、繋がりなどいかがですか?

同じメンバーで撮影した作品を、毎週日曜日に届ける。

それが 1 年間続くと、やっぱり仲間との信頼関係ですとか、友情関係がすごく深まるんです。

そういった意味でも「機界戦隊ゼンカイジャー」は、ずっと忘れられない作品になっています。

今でも時々メンバーで集まってご飯を食べたりすることがあるんです。

最近はみんな忙しくなって、なかなか集まることが出来ないんですが、それはみんなが頑張っている証拠でもあるので、いい意味に捉えています。

会えなくてもグループLINEが動いてますね。

なんだか縁が途切れないんです!見えない何かがあるんだな~って感じています。


――先ほどお言葉の中に「新たな扉を開いてくれた」とありましたが、「ゼンカイジャー」出演はどのような扉が開く思いだったのでしょうか。

あの頃は映像作品への出演経験がほとんどなかったんです。

それが誰もが知るような特撮映像作品に出演させて頂けることになり、制作の1から携わらせて頂くことになるっていうのは凄い経験でした。自分の中で新しい扉が次々と開いていくような感覚だったんです。

しかも、変身をするっていう経験も…、初めてですから(笑)。

俳優としてもスーパー戦隊は「登竜門」的存在だったりするので、「やっとこの扉を開くことができた!」という思いがありました。

振り返ると、すごく燃えていた時期ですね。


――増子さんの参加される男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC」も2022年は2ndツアー「GENIC LIVE HOUSE TOUR 2022 -We Gotta Move-」開催、2ndアルバム「Ever Yours」リリース、3rdツアー「GENIC LIVE TOUR 2022 -Ever Yours-」の開催と大活躍です。振り返られていかがですか?

これは2021年の話にもなってしまうんですが、「ゼンカイジャー」をやっている時期は、僕が撮影で参加出来ないこともあったんです。

そんな時も6人で構成を組んでくれたりして、途切れずライブをしてくれたことが嬉しかったですね。

3rdツアーは2ヶ月ぐらい前に終わりました。(11月取材)

初めてZepp Divercityでライブをやらせて頂いたんですが…、あの大きな会場が満員になっている景色を舞台から眺められるというのは、本当に刺激的でした。「新しい景色を見ることが出来た」という思いでした。

そこからは「これからもっともっと大きくなってやるぞ!」と更に熱い気持ちが芽生えたんです。

「GENIC」自体もすごくいい傾向にあると思います。

最近だと地上波の歌番組に出演させていただく機会も増えまして。

その反響で「GENIC」の良さを伝えられる機会も増えました。

今年はおかげさまで「右肩上がり」を体感できる一年になりました。


――現在の増子さんは「合コンに行ったら女がいなかった話」でムードメーカー的存在の萩(ハギ)役としてご出演中です。撮影現場はいかがですか?

台本を見てすぐに「俺が多分コメディ要素なんだな」ということを感じました。

なので、現場の雰囲気も明るく出来るような立ち回りをして行けばいいなと思って。

意識したのは…、とにかく萩として、現場では朝だろうが夜だろうが、元気よく一番声を張る。


一同:

(笑)。


萩は見た目もそうですけど、中身的にもモテる男ではないんです。

ちょっとうるさいなと感じるくらいでキャラクターを作り込みました。

撮影は元宝塚歌劇団のみなさんと一緒で最初は凄く緊張したんですが、現場は明るくて楽しいものでした。


――元宝塚歌劇団の方達との触れ合いなどいかがでしたか?

それがやっぱりカッコよくて!

お三方とも男性役をやられていたので、キュンキュンしてるのが、演じている萩なのか、中身の僕なのかどちらか分からなくなる程の感覚でした。

例えばエレベーターに乗り込むときでも、さりげなく腰に手を添えて「どうぞ」ってリードしてくださるんですよ!

もう普段からそんな感じなので、衝撃がすごかったです。

ああいった振る舞いがナチュラルに出てくるなんて凄すぎますね。


――それは凄いですね!その中でも「これはマネしていこう」と思えるような仕草などありましたか?

七海ひろきさんからは学ぶことがたくさんありました。

ひろきさんが先日の「GENIC」Zepp公演を観に来てくださったんですが、ライブ終演後挨拶の時、関係者の女性スタッフさんがちょっとしたところで躓きそうになったんですよ。

ひろきさんはそれを予測していたかのように、サッと手を添えて「大丈夫ですか?」って。


一同:

マンガみたいですね!


もうカッコよすぎて、笑っちゃうくらいなんですよ。

スタッフさんも含めて、ひろきさんにはみんなメロメロでしたね。


――素敵なエピソードありがとうございます!そして増子さんが三上健一役として出演するミュージカル「東京ラブストーリー」も初日を迎えたわけですが、見どころなどいかがですか?

まずは無事に初日を迎えられ、お客様に見て頂ける作品になったことに対する安心感が大きいですね。

まだまだ荒削りな部分もありますし、三上健一としてどうやったらもっと魅力的な男に見えるかという思いもあります。

そういうところの研究もしていきながら成長を繰り返して行ければと思っています。

今回の公演はベテラン勢で構成される空キャスト、若手で構成される海キャストというダブルチームなんですよ。

空キャストは僕たちよりもだいたい一回り上の方々で組まれているチームなので、「空の皆さんに負けないように自分たちらしくフレッシュに頑張ろう!」という気持ちで海キャストもこの舞台に懸けています。

空キャストでは廣瀬友祐さんが三上役を演じられているんですけど、お客様には僕が演じる三上との違いを見分けて楽しんでもらえると嬉しいです。

そして、やっぱりミュージカルということで曲もかっこいいです。

中でも三上の自己紹介曲はお気に入りです。かなりカッコイイ楽曲になっているので、そこは僕的にも見どころの 1 つとして捕らえています。


――気合十分といったところですね!お稽古中なんかはみなさんの関係性いかがでしたか?

すごく仲良しで、海キャストのグループ LINE が止まらない感じなんですよ。

さっきもLINEを見たら未読が溜まってたくらいで(笑)。

今回の「東京ラブストーリー」では、キャスト同士が仲良くなればなるほど、味が出るんじゃないかということを全員で認識しながら稽古もしていたので、そういう共通認識を持てた所も素敵な仲間だなと思っています。

稽古の帰りはだいたい海キャストの4人で帰っていたんですけど、稽古が始まったばかりの時は、明るく「明日も頑張ろうねー!」みたいな感じで、かなり前向きだったんです。

ところが途中で不安な日々が続くと、会話も止まっちゃって、なんか4人で下を向きながら帰るっていう(笑)。

今になって考えると、それがちょっと面白いですね。


――関係性の良さが伝わってくるエピソードですね!仲間というキーワードもありましたが、増子さんは学生時代どんな子だったんですか?

もうサッカー一筋のサッカー少年だったんですけど…、本当にサッカーをしていたということしか思い出せないレベルですね。


一同:

(笑)。


特に体育の授業が好きだったり、運動にはすごく積極的なタイプだったと思います。

あとゲームも好きでしたね~。ゲームとサッカーみたいな日々を過ごしていました。


――そうなるとこのワールドカップシーズンは寝不足だったりされるんじゃないですか?

そうですね!

見られる時間帯の試合は、日本戦に限らず見てますね。

今大会は下克上的な試合が多いじゃないですか。サウジアラビアがアルゼンチンを破ったり、日本がドイツを破ったり。

でもやっぱりフランスは一つ上と思えるほどに強いかな~って思うんですよ。


――本当にフランスは試合を見ていて楽しくなるくらい強いですね!

とくにキリアン・エムバペ選手!


――そうなんですよね!もうマンガみたいに早くて!

決定機も全然逃さないですからね~!本当に凄いと思います。

もちろん日本は一番に応援してるんですけど、個人的にはメッシを応援しています。

メッシにとっては悲願のワールドカップ。恐らく今回が最後のワールドカップになりそうなので、なんとかメッシの活躍をここで見たいなっていう思いはあります。


――ありがとうございます!ワールドカップ以外に最近のハマり事はありますか?

最近はミュージカルに向き合ったり、どうしたらもっと良くなるか考えたりと、「試行錯誤」にハマってます。

アニメも観ずに「試行錯誤」してますね~。


――ハマり事が「試行錯誤」という回答には初めて出会いました!サッカー好きでアニメもお好きでしたら今期アニメ「ブルーロック」もオススメですよ!

「ブルーロック」観てます!

なんなら「アオアシ」も観てますし、「DAYS」も観てます。今期は「チェンソーマン」も観てますね。


一同:

アニメめっちゃ観てるじゃないですか!(笑)。


――これは失礼いたしました!こんなにアニメも網羅されているとは!さて、もう年末ですが増子さんは2022年振り返られていかがですか?

2022年は「機界戦隊ゼンカイジャー」が終わり、「次の一歩を踏み出さなければ」と、もがいていた年でもあります。

そんな中、色んな作品に出させていただく機会にも恵まれ、自分の足りないところだったり、もっと伸ばした方がいいところと、弱点を認識することが出来ました。

逆に自分の強みも色々発見できた年でもありました。

自分の中に1つの芯が出来たような気がしています。


――お!その「芯」について少し具体的に聴かせて頂いてもよろしいですか?

忙しなく色々考えて「試行錯誤」しながらお仕事をしているわけなんですが、「こうやって考えながらお仕事をすること自体が好きなんだな~」と思えたんです。

それに気付けてからは、落ち込むことがほとんどなくなりました。

上手くいかなくても次に繋げようとか、悔しい気持ちはあるんですけど反省して次に活かそうと、熱い気持ちになれるようになりました。


――前向きですね~!以前は落ちこむようなことも多かったんですか?なんだか現状では想像できませんけれども。

それこそ「機界戦隊ゼンカイジャー」の頃は全然うまくいかなくて引きずってしまうことが多かったんですよ。

でも、映像作品に出演させて頂く機会が増えて気が付いたんです。

落ち込んでる暇がない!って。

次のカットではもう切り替えてなきゃいけないので、そういうところから切り替えるスピードが早くなったんじゃないかと思っています。


――素晴らしい自己分析ですね!映像作品以外のお仕事はどのような影響をもたらしましたか?

「東京ラブストーリー」の稽古期間は全く逆で、課題を家に持ち帰って次の日までに新しい解決方法を考えて挑まなければならないんです。これは本当に大変でした。

最初はプレッシャーだったんですが、徐々に楽しんで挑めるようになり、「試行錯誤」が楽しいと思えるまでになりました。


――ありがとうございます!困難を糧に変えていくスタイルが素晴らしいですね!それではそんな2022年を漢字一文字で表すとしたらどんな文字になりますでしょうか。

毎年「飛躍」を掲げているんですが、一文字で表すとするなら…、今年は「掴」ですね。

自分の中の良いことも悪いことも掴んだ気がするんです。

その一つ一つが今は点でしかないんですが、点と点を繋いでもっと自分を伸ばしていかなければいけないと思うんです。

なんだか自分を発見できたような、掴んだような感覚になりました。


――素晴らしいと思います!そんな2022年を踏まえ、2023年の目標はどのようなものにしましょう。

これも毎年「飛躍」を掲げているんですが、2023年は自分のステータスを上げていきたいですね。

それに伴って、精神的に余裕のある人になれればと思っています。

例えば、今回の舞台で求められていることは、三上健一としての存在感です。

見に来てくれた方が「ドラマ版で江口洋介さんが演じていた三上健一より、三上健一だったな」と思ってくれるようなものを提供できるような役者になれればと思っています。

役者として、学生やヒールなど色んなジャンルの役柄にも挑戦していければ。

「GENIC」としても2月からツアーがありますし、もっと多方面で世の中に出て、GENICを知って頂けるように活動出来ればと思っています。

プライベートでは…、旅行がしたいですね~。

スケジュール的に絶対無理な感じがしていますけど(笑)。

旅行はしたいんですが、計画性がないので、誰かが計画してくれた旅行に便乗したいですね。

漠然とアメリカに行ってあの広い道路を見てみたいです。

※本記事は掲載時点の情報です。

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