武田真治・伊藤英明・小池徹平・菅田将暉らを輩出してきた若手俳優の登竜門「第35回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の最終選考会が27日、都内で行われ、応募総数1万5447の中から兵庫出身の高校2年生・藤本洸大(ふじもと・こうだい/17歳)さんがグランプリに選出された。
自身の名前が呼ばれた瞬間、ガッツポーズで喜びを表現した藤本さん。
記念のたてと目録を受け取ると、「ありがとうございます。本気で目指していたのでグランプリをいただけて本当にうれしい。これはスタート地点なので、これからもめげずに謙虚に挑み続けたい」と言葉を詰まらせながら語った。
将来は「いろんなことに挑戦したい。誰も見たことがない俳優になりたい」と意気込み。憧れている人は「佐藤健さん」と挙げ、「作品によって役柄が変わってもカメレオンみたいに演じ分けられる」と尊敬の眼差しだった。
「第25回大会」グランプリの犬飼貴丈が会場に駆けつけ、ゲスト審査員を務めた。
最終審査に立ち会った犬飼は「みんなステージ慣れしている。時代なのか、なんなのか…。僕は10年前(の大会に出場したの)ですが、今の子はみんな慣れている感じがすごい。楽しもうっていうマインドがある」と感心した。“後輩”にアドバイスを求められると「俳優でやっていくのは体調管理が大事。初歩的なことですが体が資本。健康ならばなんとかなる。基礎的なことですがそれが大事」と言葉をかけた。
また惜しくも受賞を逃したファイナリストに向けて「これは今日の結果。明日どうなるかわからないし、1年後は結果が違うかもしれない。だから挑み続けてほしい。お疲れ様でした。ゆっくり休んでください」と労った。
“あなたの隣のすてきな男の子、推薦してください”をキャッチフレーズに、1988年から開催されている「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」。応募資格を有するのは12歳から22歳までの男子で、第二次審査を経てベスト150が決定し、その後の第三次審査でファイリスト15人を選出。この日行われた最終審査に臨んだ。ゲスト審査員は犬飼のほかIKKOも担当した。司会はお笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇。