Prime Videoでは、Amazon Original ドラマ『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』を10月21日(金)より世界同時配信。永作博美が、約20年ぶりに黒沢清監督作品でユースケ・サンタマリアと共演している。
永作博美 独身街道まっしぐらの主人公を熱演
6つの実写作品と1つのアニメーション作品で構成される本作では、映画界の第一線で活躍する豪華なキャスト陣と監督陣が集結。“東京”の街を舞台に、マッチングアプリでの出会いやセックスレス、シニアラブや国境を越えた愛など、現代ならではの“愛の形“が描かれる。
そんな本作の「彼を信じていた十三日間」に出演する永作博美は、仕事で忙しい日々を送り、独身街道まっしぐらの主人公を熱演。永作は、黒沢監督との信頼の絆で結ばれた撮影の秘話を明かしてくれた。
永作が演じるのは、TVディレクターとして働く篠原桃子。仕事に追われ、自分は恋愛や結婚に無関係と思っている桃子は、ある日、鈴木洋二(演:ユースケ・サンタマリア)という男と出会い、すぐに意気投合する。出会って間もない二人だが桃子にとって心の拠り所となっていく洋二。しかし、洋二には桃子に隠しているある重大な秘密があった。
「“しゃべりすぎ”と言われる時もあります」
永作は本エピソードでの撮影を振り返り、「現場で黒沢さんの話をよく聞くことを意識しました。黒沢さんの特徴は、ストレートで端的なんです。とてもスマートに一言二言の指示を出される方。そのため、こちらで言われたことを分析するんです。台詞通りに話してるつもりでも、あーとかうーとかつけてしまう時があって“しゃべりすぎ”と言われる時もあります。戸惑って、少し余計なアドリブを入れてしまうのですが、そういう部分がいらないと言われているのだと思います。」と黒沢監督の意図を汲み取り、分析しながら演じることにこだわったと明かしている。
「幸せの泡がポコポコ浮いてくるような物語」
永作は、過去にも映画『ドッペルゲンガー』(03)で黒沢監督作品に出演しており、本作の相手役でもあるユースケと共演をしている。約20年ぶりの3人で創り上げた本エピソードに期待が高まるが、永作は本エピソードについて、「本作の魅力は、普段見ているラブストーリーよりも愛のスケールが大きいということ。このエピソードを見ると、日常生活の中でイライラすることや気にしていることがどうでも良くなると思います。独身を貫き、仕事に没頭する桃子は洋二に出会ったことで生きることに希望を見出していくんです。幸せの泡がポコポコ浮いてくるような物語ですので、それを掴んで楽しんで下さい。」と魅力を語り、本作の配信を楽しみに待つ人たちへメッセージを贈った。
永作博美は「昔の若いまま」 ユースケは「貴重な存在」
一方、黒沢監督は久しぶりの再会を果たした永作とユースケの印象を「永作さんは、今や母親役などを当然のように演じる日本を代表する大女優になられましたね。彼女は時々若い女の子に見えるくらい飾らない性格で情熱的なんです。もちろん画面の中では人生に疲れたような役を演じて頂きましたが、ご本人はびっくりするくらい昔の若いままでした。ユースケさんの得体の知れない感じは昔より何倍も強力になっていると思います。改めてこの人すごいなって、日本映画の中でも貴重な存在だなと思いました。お二人の映像を撮っていると青春映画を撮っているような錯覚を起こしましたね。」と明かす。
固い信頼で結ばれている黒沢監督とキャスト陣が紡ぐ本エピソードでは、「燃え上がるような若い人たちの恋愛ではなく、気づいたら築き上げられていた愛の関係を描く大人の物語にできたらいいなと思い取り組みました。」と黒沢監督が明かすように、少し大人な愛が描かれている。主人公が見つけた“愛の形”に感動・共感など、人によって捉え方が違うところが見どころでもある本作に是非注目してほしい。
作品を見た後、誰かに“愛”を伝えたくなるような心温まる7つの物語が描かれたAmazon Originalシリーズ『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』は10月21日(金)に世界同時配信。
■『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』
10月21日(金)よりPrime Videoにて独占配信
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