『鎌倉殿の13人』悲運の将軍 源頼家の熱演が話題、気鋭の若手俳優・金子大地の魅力

芸能総合 公開日:2022/07/18 7
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7月3日放送の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第26回「悲しむ前に」で、前半戦の主役とも言える大泉洋演じる源頼朝が逝去。「鎌倉殿」を息子・源頼家が継ぐこととなり、今後、13人の御家人たちが権力闘争のため、パワーゲームを繰り広げる新たな展開が幕を開ける。ある意味で今後の鎌倉幕府のキーマンとなる頼家を演じているのが、気鋭の若手俳優・金子大地だ。


金子演じる頼家は、頼朝と北条政子(小池栄子)の嫡男として生を受けた。万寿と名付けられた少年は、小栗旬演じる北条義時の長男・頼時(坂口健太郎)との対比で、優しさと知略はありつつも、やや線の細い存在として描かれる。第23回「狩りと獲物」の富士の巻狩りのシーンでも、軽々と獲物を仕留める時頼とは対照的に、頼家はやや軟弱さが強調されている。





そんな頼家だが、父・頼朝が生涯を終えると、義時や大江広元(栗原英雄)らにより、次の鎌倉殿として担ぎ上げられることになる。このときの頼家は18歳。周囲からも「力不足」と思われていることを自覚している頼家の心境は「自信のなさ」「悔しさ」「開き直り」など複雑だ。


実際、万寿と呼ばれていた幼少期から、父が存命のときは、どちらかというと知略はあるものの、カリスマ性がない弱々しさを上手く表現してきた金子だが、第26回放送「悲しむ前に」で頼朝が逝去したあとは、御家人たちを前に、自身の頼りなさに抗うような気持ちをにじませ「我らは偉大なる先の右近衛大将・征夷大将軍の屍を乗り越え、前へ進むのだ!」と御家人たちに威厳のあるところを見せる。


番組の公式ページで金子は頼家について「18歳で国を任され、年下で大人たちに囲まれるなか指示を出す。逃げ出したいと思いつつも『やってやるぞ!』という思いもある」と二律背反する気持ちのなかにいる人物と捉えていた。この言葉通り、御家人たちに「自分が鎌倉殿なんだ」と力強く宣言した頼家だったが、その後の鎌倉の騒乱を想起させる危うさや脆さが溢れていた。


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