すべての優劣が卓球の勝敗で決められる“卓球戦国時代”化した東京を舞台に、高校生たちの熱い友情と絆を描くエンターテインメントプロジェクト『FAKE MOTION』。昨春にはテレビドラマのシーズン1『FAKE MOTION -卓球の王将-』、今年1~3月にはシーズン2『FAKE MOTION -たったひとつの願い-』が放映されたが、そこに出演したキャスト総勢29名が大集結するステージ『FAKE MOTION 2021 SS LIVE SHOW』が3月25・26の2日間にわたり、東京ガーデンシアターにて開催された。
シーズン1のメインを張った佐野勇斗や古川毅、森崎ウィン、北村匠海、シーズン2の主演・板垣瑞生など、新世代のスターたちが勢揃いした豪華な出演陣は、全員が若手アーティスト集団・EBiDANの所属/卒業メンバーのため、芝居のみならず歌もダンスも折り紙つき。加えて、有観客でのパフォーマンスは全員が1年以上ぶりということで、ドラマ主題歌や各高校のテーマ曲をステージで初披露するライブパートと、ステージ上で生の演技を披露する芝居パートの二本立てを渾身の力で演じ切り、ペンライトの光でカラフルに染まった客席を歓喜させた。
ピンポン玉が飛ぶ映像上のカウントダウンが0になると、まずは恵比寿長門学園(通称エビ高)の高杉律役・佐野勇斗、桂光太郎役・古川毅、松陰久志役・北村匠海、都立八王子南工業高校の近藤勇美役・森崎ウィン、土方歳鬼役・板垣瑞生、薩川大学付属渋谷高校の海江田翔役・松尾太陽の6人が登場。ステージの上段から、マルチクリエイターのまふまふがプロデュースした主題歌「FAKE MOTION」を披露すると、肉眼で目撃する初の生パフォーマンスに、客席の熱気もグッと高まる。曲中、佐野が「負ける気がしねえな」、古川が「仲間の悲しみも背負うのが…チームだろ」と決め台詞を発すると、場内からは声にならない悲鳴が。曲終わりには、キャラクターデザインを担当した人気マンガ家・おげれつたなかが描き下ろしたキービジュアル通りのポーズをそれぞれに決めて、鮮烈なスタートダッシュを切ってみせた。