2019年3月、アイドルグループ「Chubbiness(チャビネス)」を卒業し、ソロ活動を開始。早速2代目サンスポGoGoクイーンのグランプリに輝き、2020年には「仮面ライダーゼロワン」での住田スマイル役が大きな話題となった中﨑絵梨奈。
そんな彼女が「2021年カレンダー」を発売というシナリオまでは想定内ではあるのだが…、なんと人気お笑いコンビ「よゐこ」濱口優をカメラマンとして起用という前代未聞の作品になっているというのだ。
早速その制作舞台裏や完成度について2人を直撃した。
―今作は「よゐこ濱口優さんがカメラマン!」という異色なカレンダーとなっていますが、撮影はいかがでしたか?
濱口優:
はい。かなり異色な作品になっているかと思います。
一同:
(笑)
中﨑絵梨奈:
2年くらいずっと濱口さんに撮影して欲しい!と言い続けていたので、このカレンダーは念願の作品でもあります。オーダーも「濱口さんの撮りたいものを撮ってください!」という形でお願いさせて頂いたんです。
ほぼ丸投げです(笑)
なので、どういうものを撮っていただけるのかワクワクしながら撮影に挑ませて頂きました。
濱口優:
元々中﨑さんがアイドルグループ「Chubbiness(チャビネス)」にいる頃から、一緒にライブやったりと仲良くさせてもらってたんです。去年グループのメンバーが全員卒業することになって、中﨑さんがソロ活動としてインスタにグラビアの写真を上げてはったんです。その写真がめちゃめちゃ良かったんで、「すっごいいいね!誰が撮ってんの!?」って連絡したんですよ。そうしたら、元メンバーの才原茉莉乃が撮ってるっていうんですよ!
「男心がわかってる!」「このカットが見たかったんだよ!」「わかってるね~!」っていう写真ばっかりだったんで、「いつか俺にも撮らせてよ!」って言ったのがきっかけですね。その後はこのフレーズも新年恒例の社交辞令になってました。
一同:
(笑)
濱口優:
それがある日、マネージャーから「中﨑絵梨奈さんから、“写真を撮ってほしい”というオファーが来てますけど…、どういうことでしょうか?」って(笑)
さっきの話を説明して、「もちろんやらせて頂きます!」と答えました。めちゃくちゃビックリしましたし、嬉しかったですね。
―カメラもなかなかの技術が必要なものかと思いますが、濱口さんはカメラのご経験や自信などいかがでしたか?
濱口優:
カメラブームの時のバラエティー番組で「写真を勉強する」「撮影してみる」という企画があったりしたくらいで、一眼レフを買って機材をそろえて~ということも無かったんですよ。「趣味でやってます」って言えるほどハマってるわけでもなく、正直使い方全く分かってないです。ISOってなんやねんって。
一同:
(笑)
―今のお言葉がネタかと思えるくらいに素晴らしい撮れ高のカレンダーですが、中﨑さんは被写体として「カメラマン濱口優」はいかがでしたか?
中﨑絵梨奈:
今の今まで「撮影に慣れてらっしゃるのかな」って思ってました。撮影の運びや指示だしもスムーズで。
えっ、普段から撮ってらっしゃいますよね?
濱口優:
普段から名前隠してやってるやろーって(笑)
―(笑)この中﨑さんと濱口さんの関係性の良さが写真に現れてるのかもしれませんね。
濱口優:
それはホントにあると思います。
でも最初はめちゃくちゃ恥ずかしかったですよ!朝っぱらからこんなお願いしていいのかな~?って。
中﨑絵梨奈:
躊躇されてたんですね!
確かに普段聞きなれない指示とかもいっぱいありました。「ちょっと腕噛んでみて!」とかありましたもんね。
―ちょっと待ってください!そんなカットはカレンダーに見当たりませんでしたが!?
濱口優:
まだまだ温存してるものもあるんですよ!
中﨑絵梨奈:
そうなんです。今後の展開にもご期待頂ければと思います!
―これは楽しみですね!ちなみに衣装も濱口さんが選ばれたんですか?
中﨑絵梨奈:
そうですね。濱口さんに色々出して頂いて、打ち合わせで絞っていきました。
濱口優:
この衣装やシーンの希望も、最初に制限を知ってしまうとアイデアも制限されてしまうと思ったので、まず「思いついたものをめちゃくちゃ言いますから、後で精査してください!」って送らせてもらいました。
その願望に近いアイデアをスタッフさんたちが、短い撮影スケジュールの中にどれだけ詰め込めるかと具現化に全力で頑張ってくれて。かなりワガママを通してもらいました。
―撮影中に印象的だった出来事や、エピソードなどございましたら教えてください。
中﨑絵梨奈:
ガラス越しに写真を撮って頂く場面があったんですけど、カメラマンの濱口さんがいる側が風の通らない密閉された空間だったんです。今年の7月って、めっちゃ暑かったじゃないですか!
私は気持ちよく撮って頂いていたんですが、濱口さんの密閉された空間はめちゃくちゃ暑かったみたいで、「もう限界っ!!」って濱口さんが飛び出してきたのが印象的でした。
体張って撮ってくださっています(笑)
濱口優:
あれは死ぬかと思った(笑)
ベッドに中﨑さんが寝転がってるところを上から撮りたくて、寝っ転がってもらうんですけど…、いざやってみると、カメラマンが動くとモデルも動いちゃうんですよ。ベッドがムニャムニャしてるから。思っている以上にベッド撮影は難しいということがわかりましたね。やってみないとわからないことが多かったですね~、顔が撮りたいから顔に近づくと、カメラマンの体重で顔が沈んでまうんですよ。
雑誌とか出来上がった作品見てると、カメラマンうらやましいな~なんて思うけど、実際はめっちゃ大変やし、「うらやましい」とか言うてる場合やない。写真に「足」写らへんようにするのに必死!
一同:
(笑)
―コスプレにOL妄想、ビキニ姿など幅広いカットが印象的なカレンダーですが、お気に入りのカットはどちらになりますか?
中﨑絵梨奈:
今回は、大人っぽいものもあるんですが、オフィスの廊下で撮って頂いた写真が気に入ってますね。
自分で見てもグッとくると言いますか、凄く自分じゃない感じがあるんです。「あれ、私こんな表情できるんだ」とも思いました。今までにない自分を引き出して頂けたで、凄く嬉しかったですね。
濱口優:
「可愛い水着で笑顔」というド直球の良さはもう十分理解していたので、ド直球の写真は撮れて当たり前、100%撮れるという自信と確信からスタートしているところもあり、「中﨑さん自身も気付いてない魅力を撮れたらな」という思いがありました。なので、この「自分じゃないみたい」という言葉は凄く嬉しいですね。
コスプレの写真も気に入ってるんですが、撮影に挑む前は「中﨑さん絶対にコスプレ撮影もうやったことあるだろうな」と思ってたんですが、実は初挑戦だったって言うんですよ。
まぁ~~~~これいいですよ!めっちゃくちゃ似合ってますし!
一同:
(笑)
―濱口さんから水着で笑顔の「ド直球」との言葉がありましたが、確かに7月のカットは見事なド直球で驚かされました。
濱口優:
そう!僕が持ってる中﨑さんのイメージってこれなんですよ!
笑顔が素敵で可愛くて清楚。これは打ち合わせの時から「絶対に撮ります!」「撮れます!」って宣言してた写真でもあるんです。なので、この写真は「撮れて当たり前」、「この写真ありき」で進んでいたプロジェクトでした。
―ということは、今回の撮影で濱口さんから「撮ったどー!」はいただけたのでしょうか?
濱口優:
「撮ったどー!」出まくりでしたよ!
写真撮りながら自然とテンション上がってて!
一同:
(笑)
中﨑絵梨奈:
撮影中めちゃくちゃ盛り上げてくださるだけでなく、濱口さん自身も盛り上がってくださっていたんですよ~。