<水原希子 インタビュー>
Q1.Tinder からオファーを受けた時の率直な感想を教えてください。
いやもう、びっくりしました!「え!Tinder?」って思いました。でもすごいTinderに馴染みがあるし、自分の友達も使っていたりするので、なんか楽しみだなぁと思っていました。
Q2.Tinder のご使用経験があると伺いました。水原さんは Tinder をどんな風に使っていますか?
実は私はアカウント(プライベート)を持っていて、使ったこともあります!私の使い方としては、自分が行ったことがない海外だったり、友達がいない海外で。
やっぱり地元の人の教えてくれる場所とかが私は一番だと思ってるんですよ。Tinderは、出会う相手を設定できるんですね。だから私は女の子に設定して、それで探して。そしたら1人マッチした子がいたんですよ!で、結構会話もして。
「今東京から来てるんだよね」「そうなんだ」って、私結構遠くに住んでて、ちょっとその時は会えなかったんですけど、でもなんか「また戻ってきたら会おうね」みたいなすごいフランクな会話ができて、とても素敵な人だったんですよ。
やっぱり「男女の出会い」みたいな恋人を探す目的のイメージがあると思うんですけど、私とかは割と、本当友達を探したりとか、本当にいろんな土地に行った時にその地元の人に教えて欲しいからそういう出会いを求めて使ってるケースが多いです。
Q3.今回のキャンペーン動画のテーマは「思いがけない出会い」です。これまでの「思いがけない出会い」で印象的なエピソードを教えてください。
もうなんか人生基本的に出会いの連続で。私の人生は基本的に「人との出会い」で出来ているというか、本当に人との出会いがなければ、やっぱりいろんなことを知れなかったと思うし、今の自分がないと言っても過言ではないくらい人との出会いに導かれたし、引き出してもらった部分が多いので、人との繋がり以外でなにかを経験するってことはできないと思うんですよね。
本当に言い出したらきりがないですけど、1つ自分にとって大きなターニングポイントとなったのは、「ノルウェイの森」という映画に出た時が、初めての自分の役者の仕事で、本当に初めての映画だったんですけど、その時に監督がトランユーさんっていうベトナム系フランス人の監督さんだったんですね。
彼との出会いは私にとってすごく大きくてですね。すごい面白いのが、私ちょうどそのオーディションを受ける1か月前ぐらいに、約1か月ほどパリにモデルとしてそのちょっと留学をしてたんですよ。だからなんか繋がったんですね。
自分がパリに行ってモデルとしてもっと成長したいなと思って、色々エージェントとかもまわって、フランスの文化を学んだりして、フランスでのモデルっていうのはこういう感じなんだなーっていうのを知って。それで日本に帰ってきて、ベトナム系フランス人のフランスに住んでる監督さんに会って、いろんな話を共有できたんですよ。
だから繋がっていくことってやっぱりあると思うんですよね。人によって導かれることっていうのは人生にとって欠かせないことなので、今(エピソードを)あげたのは1個なんですけど、数えきれないくらいあります。まずそもそも自分がこうやってモデルになったことも、人によって導かれたことだし、それの連鎖でしかないので、それ以外考えられないですよね。
Q4.自分と価値観の違う人と出会って、影響を受けたエピソードがあれば教えてください。
いろんな国に行って、いろんな国の人に会うと感覚が変わります。特に自分が若い時に韓国で友達がいっぱい増えたんですよ。日本に住んでた韓国人の女の子とすごい仲良くなって、音楽が好きな子だったから音楽を通じて仲良くなったんです。
だから言葉とかはあんまり話せなかったけど、その子と会話したいから自分も韓国語を勉強したりとかして、その子と一緒に韓国行ったりとかして、なんか韓国の食文化だったりとか、クラブカルチャーだったりとか、ファッションの文化だったりとか、人としての「韓国の人はこういうのが好きなんだよ、こういうこと言うんだよ」とか、「韓国の女は強いんだよ!(笑)」とかなんかそういう話を聞いたりしてすごい影響を受けて、それがすごく大きかったと思います。
20歳くらいの時だったんですけど、それをきっかけにやっぱり世界って本当にいろんな人がいて、いろんな文化があって、もっともっと知りたいっていう欲が出てきて、それから仕事で中華圏に行ったりとかする時も、そこの現地の人との出会いでいろんなことを知れるので、やっぱり海外に行くと、毎回自分の今まで積み上げてきた概念みたいなものが崩されて、なんか人間って面白いなって思わさせられるというか。「言葉が通じなくても、好きなものが一緒だったら繋がれる」って言うのを知ったというのがあります。
Q5.Tinder は男女の出会いだけでなく、様々な性的指向を持った方たちの「出会いの多様性」も意識しています。人々の多様性、ジェンダーに関して、水原さんのお考えを聞かせてください。
今「ジェンダー」っていうのは本当にグラデーションですよね。やっぱり本当に「それぞれが違う」っていう考え方だと思っていて。
「キュリアス(興味・好奇心)」というか、クエスチョンの人もいると思うんですよ。自分が女の子に興味あるし、好きだと思うけど、でもそういう友達がいないし、ちょっと分からないなっていう人とかが勇気を持って、Tinder とかでそういうコミュニティの人と出会ったりとかして、会話をすることで、何か発見することもあるだろうし、あとは全く自分もそういう思考はないけど、そういう人と出会って、新しい世界を知るっていうこともあるだろうし。
結局はやっぱり最終的には自分の世界観だったりとか、自分の志向を拡張していくっていうことになるので、自分が成長したり新しいことしてるっていうなんか喜びにも繋がると思うので、そういうものがより当たり前になっていってほしいと思います。(ジェンダーを意識した取り組みは)凄い良い試みだと思います。
Q6.いま「出会ってみたい」と思っているのはどんな人ですか。また、一緒にどんなことをして楽しみたいですか。その理由も併せて教えてください。
環境問題とかにとても興味があって自分でも日々勉強してるんですけど、そういう友達が日々着々と増えてはいるんですけど、なんかもっとそういう友達ができたら、自分自身も成長できるかなと思うし、なんかそういうコミュニティみたいなのに自分も参加できればいいなと思ってるので、より環境に良いためにどういうことをするべきかみたいなことをポジティブに話し合えるような友達がもっと増えたらいいなと思ってます。
Q7.未だ続く新型コロナウイルスの影響により、「出会い方」や「つながり方」に変化が生まれると感じていますか?
実際に会うっていうことは、なかなか難しくなってきているものの、今回コロナウイルスの問題が起きて、自粛期間中に私もたくさんインタビューとか Zoom というアプリを使ったりとか、テレビ電話の形式でやらせていただいたんですけど、初めましての人ももちろんたくさんいて、結構大事な映画の意見交換のミーティングとかもやったんですけど…会わなくても伝わるし、(オンラインでの会話も)結局は会話だし、会っていないから空気みたいなものはわからないにせよ、言葉で何かを伝えようとするので、コミュニケーションが弾むと思うし、喋る目的でやってるのでなんかそれは結構新しいなと思いました。
これも悪くないなと思ったし、オンライン飲み会が流行ったっていうのも聞きましたけど、すごいわかるなと思いました。楽しいですもん!やっぱり繋がってる感じしますよね。距離があっても繋がってる感じするし、初めましての人ともすごい話が盛り上がったりして、「結局何か3時間くらい喋っちゃった!」みたいなこともあったりして、「出会い」っていうのは、これからもしかしたら形はちょっとずつ変わるかもしれないけど、やっぱりコミュニケーションを取ったりなんかそういうまた今までとは違う交わり方だけど、確実に繋がる感じはあると思いましたね。
Q8.日本の Z 世代(18~25歳)がこれから価値観を広げていくためにやるべきこと、その重要性について教えてください。
いやもう、好きなこと全部やればいいと思います!!ほんとに!!もうちょっとでも、1ミリでも興味があることがあればやったらいいと思うし、そういう人と繋がったらいいと思うし、いま簡単にソーシャルメディアとかがあるので、繋がれるじゃないですか。その人とのつながりで自分がどんどん拡張されていくっていうのは確実にあると思ってるので、ちょっとでも興味があるものは、やっぱり伸ばしていったり、広げていったりした方がいいと思うので。
もうなんか会話してみたい人とかやってみたいこととか、良い悪いとか全部抜きにして、もうやってみちゃうということが、本当にいいと思います!人生1回なので、悔いがないように。やって後悔の方がいいんじゃないかなと思います。自分はそう思う性格なんですけど(笑)そう思いますね。
<WEB CM概要>
タイトル:
「私を思いがけないほうへ(ドラマー)」篇(15秒版/30秒版)
「私を思いがけないほうへ(コスプレイヤー)」篇(15秒版/30秒版)
「私を思いがけないほうへ(ラテアーティスト)」篇(15秒版/30秒版)
配信開始 :2020年8月6日(木)~