2016年12月にDream5活動終了となってからは、女優にグラビア活動にと忙しい日比美思。
女優活動では『マジで航海してます。』(TBS系)、『僕たちがやりました』(フジテレビ系)、『咲 -Saki- 阿知賀編 episode of side-A』(MBS系)と立て続けにヒット作にも恵まれ、中でも『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)小宮山愛華役ではその高い演技力と存在感が大きな話題となった。
そして来る2019年12月4日(水)~12月8日(日)、シアタートラムで上演される舞台、シアタートラム ネクスト・ジェネレーションvol.12 悪い芝居 vol.25 『ミー ・アット ・ザ ・ズー』に出演が決まっている、その心境を探るべく本人を直撃した。
―ツイートにも大詰めとなるお稽古シーンを綴るものが多いですが、公演を間近に控え現在の状況や現場の雰囲気いかがですか?
日比美思
まだ現時点では台本の最後まで通し稽古をしていない状況なんです。なので、私も「どうなるのかな」というドキドキがあり、それが凄く楽しみでもあります。先日、生演奏のバンドの皆さんが音合わせに来てくださったんです。やっぱり生の演奏って凄く迫力があって、この演奏がお芝居と合わさることで凄く素敵なシーンがたくさんうまれそうだなと思っています。
―生演奏とのすり合わせ稽古に関しては、「めっちゃ…いい…。この良さ生で味わって下さい。」とのツイートがありましたが、早速手応えを感じられたという印象でしょうか。
日比美思
手応えはあります!悪い芝居のみなさんも他の皆さんも本当に素敵な方ばかりで、私も日々勉強になることばかりです。このメンバーに照明やセット、さらに生演奏のバンドも加わったとき、凄く素晴らしい舞台が出来上がるんじゃないかという思いが湧きました。
―共演者さんのお話ありましたが、お稽古中に印象深いエピソードなど発生していましたら是非教えて下さい。
日比美思
舞台衣装での写真撮影の際、はじめて田中怜子ちゃんと会ったんです。人見知りで大人しい子なんだろうなと思っていたんですが…、実際に触れ合ってみたらよくしゃべる子だし、そのしゃべることが一つ一つ面白いんですよ!この前なんかはこんな話をしてくれたんです。友達と家にいたそうなんですが、電子レンジって調理が終わると音や音楽が鳴るじゃないですか、その音を使って踊ってたっていうんですよ!その説明の仕方やお話が上手で、本当に面白そうなんですよ!おかげで私も踊りたくなっちゃいました(笑)
―田中怜子さんをはじめ、共演者さん全員が仲良くしてらっしゃる現場という印象を受けますね。
日比美思
そうなんです。この前、舞台のお稽古の合間にご飯休憩を頂いて、稽古場の近くにあるお店にみんなでご飯を食べに行ったんです。みんなで一緒にご飯を食べながらおしゃべりをするというのがとっても楽しくて、「いいな」って思いました。お稽古ってどうしても、ササッと食べられるものとか、少しの合間にお腹に入れて腹持ちがいいものを取るだけになってしまったり、手短に済まされがちなんです。なので、「ご飯休憩」として時間をもらったのは初めての経験で新鮮でした。
―お食事の話を拾わせていただきますが、日比さんのツイートには「うどん」の出現率がめちゃくちゃ高いんですが、これって…。
日比美思
そうなんです!この稽古場近くのお店で頼むうどんなんです(笑)これ、お母さんにも言われたんですよ「うどん食べ過ぎじゃない?」って(笑)やっぱりお稽古が終わると凄くお腹が空くので、胃に優しいものはなにかな~って考えると、あのうどん屋さんになっちゃうんですよ!
―毎回頼むメニューも同じだったりするんですか?
日比美思
大体は、大判きつねうどんですね。ちょっとガッツリ行きたいなという日はコロッケカレーだったりもしますけど(笑)
―息抜きでうどん以外にハマっていることなどありましたら教えて下さい。
日比美思
食べる事がすきなので、家族やお友達とごはんを食べに行くことが多いですね。近所に凄く美味しい焼き肉屋さんがあるので、そこに家族でご飯を食べに行くことが多いです。友達とは喫茶店に行くんですが、メニューを見ながら30分くらい悩むんですよ。しっかり30分くらい吟味して、ご飯ものとデザートを半々にするのか、デザート・デザートで半々にするのか、ご飯ものとご飯ものを半々にするのかというところから始まるので、何百通りっていう選択肢があるんですよ。この悩んで考えている30分が楽しくて楽しくて幸せです!
―少し舞台からはそれますが、2020年カレンダーも素敵な表情が多いです。撮影はいかがでしたか?
日比美思
撮影はかなり和やかな雰囲気でした。スタッフさんもよくお仕事でご一緒する方々だったので。撮影自体は朝早くから始まったんですが、ずっとのんびり楽しい話をしながらという感じでした。それがリラックスした表情に繋がったんだと思います。ほとんどメイクをしていないすっぴんに近い写真は、本当にさっきまで寝ていたという寝起きの表情です(笑)
―現在の日比さんは女優にグラビアにと大忙しな印象です。少し早いですが、2020年「これに挑戦したい」という思いがありましたら是非。
日比美思
1個考えているのが「スカイダイビングをしてみたい」ということです!
―バラエティ番組的な!?
日比美思
違うんです!罰ゲーム的なノリではなくて(笑)普通に空を飛びたいんです。空を飛ぶってどんな感じなんだろうっていう思いがあるので、やってみたいんです!
―恐怖先行みたいになっちゃう方も多いですが、怖さは無いですか!?
日比美思
怖くなると思います!たぶん泣くと思います(笑)でもやってみたいんです。私は「魔女の宅急便」が凄く好きなので、空を飛ぶ感覚を味わってみたいんです。
―デッキブラシを持った舞台用写真撮影のときにも「魔女の宅急便」には触れていらっしゃいましたね。
日比美思
そうなんです!あの時から「空を飛びたいな」って思ってました(笑)「魔女の宅急便」の最初の頃のシーンで主人公のキキが住む街を決めるシーンがあるんです、「あの街にする」って飛んで行くんですけど、真下に海があって遠くに街があってという景色の中を飛ぶってどういう気持なんだろうって思ってるんです。ほうきで飛ぶのとガーッと下がっている状況はかなり違うかもしれないですが、それでも一度やってみたいんです!
―是非2020年に実現させたいですね!それでは最後になりますが、舞台『ミー ・アット ・ザ ・ズー 』の日比さんの思う魅力を教えて下さい。
日比美思
出演する役者一人ひとりのエネルギーが本当に熱くて、ここに生演奏のバンドが加わり、お芝居と音楽が溶け込んで、素敵なセットがあり照明があたってお客さんが入ることになります。その全てが揃った空間って素晴らしい舞台になるなんだろうなという思いを、稽古をしながら毎日抱えています。独特なテンポや言い回しもあるんですが、そこも病みつきになって何度も見たくなるポイント、大きな魅力だと思うので私もこの魅力を少しでも引き立てられるよう勉強の毎日です。絶対に心に刺さる瞬間がどこかにある作品なので、是非足を運んで頂ければと思います。
◇シアタートラム ネクスト・ジェネレーションvol.12 悪い芝居vol.25「ミー・アット・ザ・ズー」公演詳細
作・演出:山崎彬
音楽:岡田太郎
出演:日比美思 藤原祐規 田中怜子 久保貫太郎 中西柚貴 潮みか 東直輝 畑中華香 植田順平 山崎彬
日程:2019年12月4日~12月8日
会場:シアタートラム
問合せ:世田谷パブリックシアターチケットセンター 03-5432-1515(10:00~19:00)
悪い芝居特設サイト:http://waruishibai.jp/meatthezoo/