中井貴一、出世実感した瞬間告白「吉野家でフルセットを食べたとき」

芸能総合 公開日:2019/11/13 0
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PlayStation4用新作ソフト『龍が如く7 光と闇の行方』(2020年1月16日発売)の完成披露会が13日、都内で行われ、出演者の中谷一博、堤真一、安田顕、中井貴一鎌滝えり沢すみれ柳いろは、シリーズ総合監督の名越稔洋氏が出席した。


主人公・春日一番(中谷)のかつての兄貴分で荒川組の若頭・沢城丈役を演じる堤は、本作出演のオファーがきた際の心境を尋ねられると「僕はゲームをやらないもんですから、“なんの話?”って。どういうものかもわかっていない状態でお話をいただいたときに、貴一さんもやると聞いて、『やります!』って言いました」と打ち明けて笑いを誘い、やってみての感想については「今までやったことのないことだったので、『お願いですから気長に、焦らず、ゆっくりと録音させてください』とお願いしました」とコメントした。

また、荒川組組長・荒川真澄役を演じる中井は、自身の役について聞かれると「古臭いといいますか、今の世の中、コンプライアンスがすごくうるさくなって、反社会勢力というようになりましたけど、昔、僕たちの仕事でも任侠映画は普通に撮影されていて皆さんに見ていただいたわけで、そこで何が一番大切だったかというと、任侠道というのがそこに存在していたことがすごく大切で、経済的なことだけではなく、人の義理などを大切にしていて、先輩たちがおやりになったことを僕たちもちょっと引き継いだ時期もあるんですけど、そういうものをもっとも持った組長で、そこに春日一番が惚れていくという構図みたいなものがよくできているなと思いました」としみじみと語った。

成り上がりがテーマでもある同ゲームにちなみ、自身の成り上がりエピソードを質問されると、中谷は「僕はまさしく今、この瞬間が成り上がったなということですね。今は夢のような状況なので、まさしく今なんですけど、もう1つ補足でいうと、コンビニに行って値段を気にせずカゴにものを入れられるようになったときが成り上がったときですね」と返答。

また、春日を救うホームレス・ナンバ役を演じる安田が「“何かを成し遂げる”に“一丁上がり”で成り上がりじゃないですか。一丁上がりって思っちゃったらその先がないんだなという気がして…」と首をひねると、中井は「俺は学生から俳優になって、もう勉強しなくて済む、もう怒られないで済むって思ったんですけど、俺らの仕事っていつまでも宿題があるじゃない。セリフを覚えるという。昔、試験ができなかったら追試があって怒られて終わるじゃない。俺らはできるまでやらされるじゃない。だから、いつまで俺、こんな人生を送るんだろうとか、いつまで怒られるんだろうって思いながらやってるから、上がるところは多分ない」と言いつつ、「さっき(中谷が)言った、コンビニで好きなものが買えるようになったとかで言うと、俺は吉野家の牛丼に行ったときに、味噌汁とおしんこと玉子のフルセットに、牛皿までとって食べたときに、店の全員が俺を見てる気がしたの。羨望の眼差しで。そのときに“だいぶやったな俺”って感じはしましたが(笑)、役者は成り上がらないもんじゃないですか」と語って笑わせた。

これに堤も「関西人なので、焼肉って家でやったりしても、いくら噛んでも噛みきれない肉とかホルモン系なんですけど、東京に出てきて初めて焼肉屋に連れて行ってもらったときに、“焼肉かよ…”って思いながら、最初に出てきたのがタンで“舌を食うのかよ…。最悪やな”と思って食ったらめちゃくちゃ美味くて、そのあとにカルビとかを食べて」と回顧し、「そのあとお袋が東京に来たときに『焼肉というのはこういうもんや』って焼肉屋に連れて行きました。『これが本物の焼肉』って」とエピソードを明かした。

さらに、ゲーム内で転職システムがあることにちなみ、転職や体験してみたい職業はあるか尋ねられると、中井は「勉強を相当しないといけないのでなれないんですけど、パッとできるんだったら医者になりたいなとずっと思っています」といい、その理由については「俳優という仕事って、何かあったときに1番何もできない仕事なんですよ。例えば震災があったときに、お笑いの方だったら皆さんを笑わせることができて、歌手の方だったら歌を届けることができる。でも僕たちが行ってお芝居をすることはなかなかできることではないので…。実はガキの頃から医者という夢がりました」と説明。何科の医者になりたいか追求されると「産婦人科とかそういうことは言わないですよ」と前置きをして会場を沸かせつつ、「外科とかやってみたいですね」と目を輝かせた。

※本記事は掲載時点の情報です。

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