劇団4ドル50セント福島雪菜、外で学んで感じた“劇団”での存在意義

芸能総合 公開日:2019/11/03 5
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―『恐怖人形』の完成試写では自分へのダメ出しがこみ上げてきたとの言葉もありましたが、どのような部分を反省されたのでしょうか。

福島雪菜

『フラガール -dance for smile-』で学んだものが多すぎて、経験を積んじゃったからこそ、「ここの感情はもっとこう出来たんじゃないか」とか「ここ伝わりにくかったらどうしよう」とか「もう少し違う見せ方もあったんじゃないか」という自分へのダメ出しが出てきちゃいました。日々成長していく中で、映像作品は“過去の一点”になるわけじゃないですか。それを自分で目の当たりにすると、恥ずかしくて仕方がないんですよね(笑)


―舞台や映像作品を主戦場にする「女優」というお仕事にはどのような思い、お考えをお持ちでしょうか。

福島雪菜

「女優さんとして生きていきたい」と思うようにはなったんですけど、それでも“人から求められないと続けられない”という部分があるわけじゃないですか。自分の意志だけでは続かないものなので。ですから、お客さんには「もう一度、福島雪菜を見たい」と思ってもらえるように、監督や共演者やスタッフのみなさんには「もう一度、福島雪菜と仕事がしたい」と思ってもらえるようキャリアを積んで、一つ一つの作品に向き合っていけたらと思っています。




―福島さんの発信されている言葉の中には「アイドル要素の払拭」や、「天使過ぎる劇団員」からの卒業といった思いを感じることが多々ありますが、きっかけになる出来事や心境の変化、思いなどあれば教えて下さい。

福島雪菜

元々、自分からアイドルをやりたいと思ったことは無いんです(笑)劇団に入ってからも、容姿だけを画像で見られる方からは「可愛らしい」と思ってもらえることもあったようで、最初はプラスに考え「劇団にはそういった要素もあります」と、これで広く知っていただけたらそれでいいのかなと思っていたんですが、いざ本当に「女優として生きていきたい」と思うと、この「天使過ぎる」が活動の幅を制限してしまっているような感覚になってしまって。あとは素の私自身にはアイドル要素がゼロという部分もあります(笑)なので、良い意味でファンの方を裏切って、女優として認めてもらえるよう頑張っていこうと思っています。


―ちょっとアイドル要素ゼロという言葉を拾ってしまいますが、競馬にハマっているとの情報も入手しております。ハマり具合はどのレベルのものなのでしょうか。

福島雪菜

競馬もゼロ知識から独学で競馬新聞の読み方から始まって、買い方、周囲の競馬好きの大人の方に教えてもらったりと勉強中です。「競馬の天才!」での連載も初心者としての目線をお伝えしています。これからも「競馬をちゃんと勉強していきたい」と思っているので、応援して頂ければ幸いです。レース場にも足を運んでいるんですが、きっかけは府中の東京競馬場です。レースを見た瞬間にハマりました(笑)そこから、チケットの買い方を学び、競馬のことを調べたり、マネージャーさんに札幌記念のチケットを買ってもらったり(笑)詳しい方から「競馬場に行けばそこでレースがなくても買えるんだよ」とか「東京でレースがなくても地方競馬が買えるよ」「WINS(ウインズ)に行けば買えるよ」と色々教えてもらって、今ではWINSにも足を運んでいます。


―様々なお仕事が増えていく中で、劇団4ドル50セントとはどのように向き合っていらっしゃるのでしょうか。

福島雪菜

今までは劇団で活動する1人として「劇団4ドル50セント」に向き合っていましたが、最近になって映画であったり、フラガールであったりで様々なことを学ぶ機会が多くなってきたので、劇団では先導して、伝える側の女優として、みんなをひっぱっていく存在になれたらと思っています。


―劇団を飛び出すことも増え、活動の幅もグングン広がっている印象です。今後チャレンジしてみたいことなどはありますか。

福島雪菜

やっぱりエンターテイメントが好きなので、劇団の舞台はもちろん、劇団以外の舞台にももっともっと挑戦していきたいですし、映像での面白さと舞台での面白さの違い、表現の違いを使い分けられる女優になっていきたいです。そのためにも色んなジャンルの女優仕事に挑戦していければと考えています。


―それでは最後になりますが、出演作が続きます『フラガール -dance for smile-』『恐怖人形』共に福島さんの思う見どころを教えて下さい。

福島雪菜

『フラガール -dance for smile-』

フラガールはチラシを見ると明るい感じがするけど、実は残酷な部分もある作品です。私自身も映画は学生の頃に見ているんですけど、当時は青春物語として素敵だな、キラキラしているなと思っていたんですが、舞台で関わって大人になってからもう一度映画をみてみると、その見方が変わりました。あの時代の福島県いわき市の炭鉱が潰れちゃうという話から始まり、職を失う炭鉱夫たちがいて、どうにかしようとする炭鉱の娘たちがいて、ダンスと笑顔で炭鉱を常夏のハワイという楽園に変えていく奇跡の物語じゃないですか。今回はダブルキャストなので私も客席で舞台を見る機会があるのですが、心に刺さるシーンですとか、息苦しいシーン、炭鉱夫の思い、それと対比するフラガールのキラキラした前向きな姿に心打たれます。「フラガール -dance for smile-」は沢山の人に共感して頂ける作品だと思っています。


『恐怖人形』

宮岡太郎監督は本当にホラー映画が大好きな監督さんで、一人ひとりのキャストにオススメのホラー映画を教えてくれるんです。私には『サスペリアPart2』と『スクリーム』というオススメ作だったんですが、他の子に聞いてみたら、全く違う作品が進められているんですよ(笑)それくらいホラー映画が好きな宮岡監督が考えて、色んな部分を担当されて完成した作品です。改めて完成試写を眺めても「本当にホラー映画が好きなんだな」と思える作品です。ですので、ホラー映画好きな方が見ると「わかるわかる!」「ホラー映画ってこういうことだよね!」と共感してもらえる作品に仕上がっているかと思います。ホラー映画が苦手な人にも、初めてという方にも楽しめる作品になっているので是非劇場に足を運んで頂ければと思います。

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