「下町ロケット」菅野莉央、ギアゴースト・坂本菜々緒役は「最初はどう演じるか悩んだ」

芸能総合 公開日:2018/11/18 10
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池井戸潤の原作をドラマ化した「下町ロケット」(TBS系)は2015年の秋に第1弾が放送。二代目社長の佃航平(阿部寛)率いる佃製作所が帝国重工のロケット事業に協力するまでの人間模様を色濃く描き、大きな話題を呼んだ。そして佃製作所の新たな戦いの幕が切っておろされた今作。第6話では協力体制にあったはずのギアゴーストの社長、伊丹(尾上菊之助)に佃は裏切られてしまう。このギアゴーストで働く社員、坂本菜々緒を演じるのが菅野莉央だ。彼女に現場での空気やキャラクターについて聞いてきた。




――坂本菜々緒って、どんなキャラクターですか?
「キャラクター的には島津さん(イモトアヤコ)を慕っている後輩の役で。原作ではそれほど細かくキャラが描かれていないので、最初はどのように演じるべきか悩みました。ただ、会社の先輩方たちはとても濃い密度のシーンが多いので、私は逆にゆるっとなれるような存在になろうかと思って。笑うところは思いっきり明るく笑ったり。逆にお仕事をしているカットでは、仕事モードの表情に切り替えたり。その差をなるべくはっきりさせようと思って演じています」

――ギアゴーストの中では一番若い社員なんですよね。
「でも、会社の発足当時から働いている設定なので、もう5年も働いているんですよ。だからアルバイトみたいに見えてしまわないように演じるのが、少し難しいなと思いました」

――劇中では張りつめたシーンも多いと思います。その現場の空気はどんな感じなんですか?
「リハーサルや本番のときは、ピリッとした空気で引きしまるような独特の緊張感があるんですが、それ以外のときはみんなで仲良く会話したりして、本当に楽しい現場です。みなさん、冗談をおっしゃったり、お芝居をする直前までしゃべっていらっしゃったり。和気あいあいとしながらも、チーム一丸となって物作りをしているんだなと感じる現場です」

――いつもピリリとしているわけではないんですね。
「大人数になると撮影の時間もかかりますし、待ち時間も長くなるんです。そうすると近くで作業している方たちと話す時間が増えて。現場に一体感が生まれたりして。」

――そんな中で現場を盛り上げるような方たちもいらっしゃるんですか?
「佃製作所のみなさんは、いつも楽しそうに話されています。以前からの関係性もあると思いますし。中でも(立川)談春さんと安田(顕)さんは本当に楽しくて。2人で話しているともう漫才みたい(笑)。このドラマには悪役の方もたくさん登場しますし、対立する場面も多いんですけど、良い方ばかりで。ピーターさん(池畑慎之介)さんなんか、モニターチェックのときご自分の表情を見て“悪そうな顔してるなぁ”って笑ったりしていて。」

――そんな菅野さんはお休みの日、何をされているんですか?
「韓国語の勉強をしています」

――韓国語ですか?
「はい。元々、韓国映画が大好きで大学のとき韓国へ留学もしてるんです。その後も継続して韓国語を勉強しているので、問題集をやったり、韓国映画を見てリスニングしたり。映画を観るためだけに韓国に行ったりします(笑)。」

――韓国映画の魅力って?
「いろいろあるんですが、熱量を感じる作品がとても多いなって感じていて。コメディもシリアスも、どの作品も共通して脚本が練られているとも思うんです。キャストの方の熱量もスゴイですし、それらの作品を見ていると、私も仕事をがんばらなきゃって思えて、自分の仕事に対するモチベーションにつながるんです」

――韓国映画を好きになったきっかけはあったんですか?
「ソン・ガンホさんの『殺人の追憶』という作品がきっかけですね。以前からずっと会ってみたかった方で。今年の5月に韓国で開催された映画賞にプライベートで行ったとき本物のソン・ガンホさんを見ることができたので、夢が達成してしまいました。ちょっと遠かったんですけど(笑)」

――では初めて観た日本の映画は覚えてらっしゃいますか?
「初めて観た映画かどうか覚えてないんですけど、私が映画に初めて出た作品が『仄暗い水の底から』で。それを小学2年生のとき、劇場で見た衝撃が一番強く記憶に残っています(笑)。ホラーは全然ダメなんですけど、自分が出ているから見てしまったのがいけませんでした。トラウマです」

――とても怖い作品ですからね。今でもご自身の出演された作品は必ず見るんですか?
「もちろんです。見るたびに反省していて。10代後半から気になったことはすべてノートに書くようにしています。反省したこととか、次はこうしようって思ったことを。でも、これは絶対、人に見せることはできません!」

――最近、新しく始めようと思ったことは?
「これまで1人でいるのが好きだったので、家で過ごすことが多かったんです。でも、これはちょっとよくないぞ!と思うようになって。最近は大学時代の友人とか同世代の人と積極的にお酒を飲みに行くようになりました。職業の違う友人も多いので、話を聞くとお芝居の参考になることもありますし。2019年は社交性をもう少し身に着けたいです」

――最後に「下町ロケット」をご覧になる方たちにメッセージをお願いします。
「今後、ますます深い人間模様が描かれていきます。お仕事ものとしても楽しいんですが、人間ドラマとして、自分もあの中に参加しているような気持ちでご覧になってみてください。そうすれば、もっと面白くなると思います」

菅野莉央によるドワンゴ大喜利

Q.「ド」うしますか? 明日、地球が滅亡するとしたら。
「お友達と、たくさんお酒を飲みます」
Q.「ワン」コ派ですか? それともニャンコ派?
「ニャンコ派です。猫は飼ってないんですけど、犬が苦手なので(笑)」
Q.「ゴ」リラ、ラッパ、パリ。次に思い浮かぶ言葉は?
「リス、スズメ、メダカ………カキ、って、これでいいんですか?笑」



文:今 泉