だが、そんな設定よりも三橋と伊藤の掛け合いや、彼らがかかわっていくツッパリ生徒や他校とのいざこざが今回のドラマの最大の見どころとなりそうだ。
第1話でもヤクザにからまれて困っているスケバンの京子(橋本環奈)に助けを求められた2人。そこで「やれると思う、ボクちん。ただ、やっつけたあかつきにはお2人の…どちらかと…なんだろ、なんつったらいいのかな。まわりくどく言うと…おっぱいもませて!」(三橋)「まわりくどくねぇよ」(伊藤)「お願いします!」(京子)という掛け合いでは、変顔で喜ぶ三橋に驚く伊藤、そしてマジメ顔な京子。三橋の表情は、まるで佐藤二朗といえばわかりやすいかもしれない。
そう、佐藤といえば、福田作品の常連。今回の作品では、そんな佐藤のような芝居をする役者が沢山出ている。しかし、裏打ちされた実力がなければ、佐藤のような演技は鼻につくだけでしかない。そうならないのは、出演している役者たちが若手でも実力派と呼ばれる俳優ばかりだからであろう。
また三橋は卑怯者だが、それだけで原作は38巻も続かない。裏には相棒となった伊藤への優しさも隠されている。だが、照れ屋でそれを表に出さないのが三橋流の優しさ。福田もそこを肝として作っているのだろう。第1話から三橋の優しさをほのめかした演出をしている。とにかく福田の魅力を若手俳優たちが、思う存分引き出したのが『今日から俺は!!』となりそうな予感。今までの学園ドラマとは一線を画したヤンキーコメディドラマを思う存分、楽しんでほしい!