「豊饒の海」舞台化、主演の東出昌大「震えました」

芸能総合 公開日:2018/06/27 62
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2018年11月、三島由紀夫の小説「豊饒の海」が舞台化される。四冊からなる大河小説を一舞台作品として創作する史上初の試みだ。

「豊饒の海」は第一部「春の雪」、第二部「奔馬」、第三部「暁の寺」、第四部「天人五衰」の全四作からなる長編小説。三島は、執筆に約6年の歳月を費やし、この小説を書き上げた1970年11月25日、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地にて、割腹自殺を遂げた。その自決するまでの時間を費やした「豊饒の海」は、三島由紀夫が目指した「究極の小説」ともいえる。

今回は三島由紀夫の文学作品を大胆翻案。演出はロンドンのオールドヴィック・シアターのアソシエイト・ディレクターで、ロンドンのネクストジェネレーションのトップを走るマックス・ウェブスターが2015年「メアリー・ステュアート(中谷美紀 神野三鈴主演)」以来、3年ぶりに日本で演出、世界のMISHIMAに挑む。




主演を務めるのは、映画・テレビで様々なキャラクターを演じ注目を集める東出昌大。本多が生涯執着することになる松枝清顕という「美」を象徴する大役に挑む。2015年の初舞台となった「夜想曲集」以来、3年ぶり二度目の舞台出演。

また、清顕の影を追い続ける男・本多繁邦を本作では青年時代、中年時代、老齢時代と3人の俳優が演じる。老齢の本多繁邦にはピーター・ブルック、マーティン・スコセッシなど海外の名だたる演出家、映画監督の作品に出演、その唯一無二の存在感を常に作品の中で放つ笈田ヨシが久しぶりに日本の舞台に立つ。中年時代の本多には、バレエダンサーとしての華々しいキャリアに留まらず、その表現手段を「言葉」の世界へも拡げている首藤康之、若年時代の本多には唐十郎を父に持ち、父親譲りの大胆さと本人の持つ繊細な演技に期待値があがる若手俳優大鶴佐助が演じる。

そして、三つの黒子を持つ清顕の生まれ変わりとして登場するのは、今年7月マームとジプシーの新作「BOAT」初主演初舞台を踏む宮沢氷魚、今春行定勲監督「リバーズエッジ」で存在感とエッジのきいた演技でその存在感を観客に深く刻み込んだ期待のホープ上杉柊平ら、次世代を担う若手俳優を抜擢。そして神野三鈴、初音映莉子と実力派女優がMISHIMAの世界を共に創りあげる。

<東出昌大 コメント>
思春期より三島由紀夫の虜になり、その作品の多くを読んできた私は、「豊饒の海」の舞台化を聞き震えました。役者になって最大の試練になると思います。持てる全てを注ぎ込みます。三島世界の再現を、楽しみに待っていて下さい。

■公演概要
2018 PARCO PRODUCE ”三島 × MISHIMA “『豊饒の海』
<東京公演>
【公演日程】 2018年11月3日(土)~5日(月)プレビュー公演、2018年11月7日(水)~12月2日(日)本公演
【会場】 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
【料金】 9,000円 プレビュー料金:6,000円(全席指定税込)
【前売開始】 2018年8月26日(日)
<大阪公演>
【公演日程】 2018年12月8日(土)~9日(日)
【会場】 森ノ宮ピロティホール

※本記事は掲載時点の情報です。