SNSで話題の美女、中国の “リアル・シンデレラ”の正体とは?

芸能総合 公開日:2018/06/21 51
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2018年春、にわかにSNSで話題になった"栗子"というニックネームで活動する中国人女性がいる。Instagramで天真爛漫な笑顔を振りまき、日本の有名女優にも似ていると話題になったことで、フォロワーの数は3ヶ月で約300倍となる14万人に跳ね上がった。

この現象がきっかけとなり、全国各地からTVワイドショーへの出演依頼が殺到。4月にはTVCM「ホテル東急ステイCM」、翌月には読売テレビ・日本テレビ系木曜ドラマ「ラブリラン」で、有名インスタグラマー"栗子"という本人役での出演も果たした。




昨今、SNSをきっかけに普通の女の子でもふとしたきっかけで "シンデレラ" になれる可能性のある時代だが、"栗子" がいま日本と中国で注目される裏には確かな実績があった。


彼女の本名は ロンモンロウ(龙梦柔 / 龍夢柔) 中国の少数民族のトウチャ族に生まれ、わずか160世帯しかないのどかな山村で育った。村の生活には山間に響き渡る、伝統の山歌(さんか)があり、人の姿が見えなくとも歌声は聞こえるという、いつもそばに歌がある環境で成長した。テレビもない地元で日本のことを知ったきっかけは、いとこが好きだった日本のアニメやドラマ。故郷の生活とは別次元の世界と文化に引き込まれ、いつのまにか憧れの対象になっていった。

転機が訪れたのは上海の大学に進学した2014年。中国中央テレビ(CCTV)が主催する人気オーディション番組F「おいで!シンデレラ」(来吧!灰姑娘)に応募し、歌手、女優、声優、モデル、運動能力など、幅広い分野で高い能力を求められた数ヶ月の審査課題を経て、2015年遂にグランプリを獲得する。のどかな農村から出てきた歌手を夢見る一人の少女が"14億分の1のリアル・シンデレラ" になった瞬間だった。

しかしながらその後は、輝かしい芸能活動へ飛び込む事よりも学業に専念しつつ、「歌手」になる夢を叶えるための感覚を磨く事を選んだ。何度も夢を諦めそうになったが、気持ちを支えてくれたのは次第に増えていくSNSのフォロワーや人々と出会い。

デビュー曲となった楽曲『PLANET』(アーティスト:ラムジ)との出会いもそのひとつ。同曲は、12年前に日本でリリースされた楽曲にもかかわらず、現在、中国で記録的な大ヒットを続けている。

若者に人気の動画アプリTikTok(抖音)では、600万件近くのユーザーがこの曲を利用し中国の大手音楽配信サービスの週間チャートでは総合5位を記録。J-POPがここまでの大ヒットを記録したことは前代未聞。

彼女の夢は「歌手として頑張る自分の姿を通し、日本を知る中国の若者が増えること。同時に日本の若者にいまの中国に興味を持ってもらうこと。」そんな彼女の思いと重なるデビューにふさわしい楽曲が完成した。

デビュー曲を提げて6月19日、井上慎二郎(ラムジ)と共に上海の音楽イベントに出演し約1,000人の観客の前で『PLANET』の日本語・中国語両バージョンを初披露。翌20日配信してすぐに「音悦台」という中国最大級音楽動画サイトでJ-POPランキングで1位を獲得。さらに本日中国No.1検索サイト「Baidu」のJPOP動画ランキング1位獲得。

これからの日中で展開されるロン・モンロウならではの活躍に是非注目してほしい。

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