武田舞彩 ロサンゼルスでのストリートライブで現地ファンを魅了

芸能総合 公開日:2018/06/04 67
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先日、ロサンゼルスでの留学を終え、帰国の一報がニュースで報じられた元GEMの武田舞彩が、5月26日、ロサンゼルス滞在時の最後となるストリートライブ「武田舞彩 Street Performance #5 at Third Street in Santa Monica.」をサンタモニカにあるサード ストリート プロムナードにて行なった。





サード ストリート プロムナードは、大道芸からラッパー、ギタリスト、ゴスペル、民族舞踊と多種多様なアーティストたちが自分のパフォーマンスを披露し、通行人の足を止めて楽しませていた。武田舞彩は、アンプ、ギター、スタンドなど機材をひとりで抱えてサード ストリート プロムナードまでやってきた。そして、今日の自分の“ステージ”を決めて、SNSを通じて場所を告知。同時に黙々とライブに向けてセッティングを始める。

日本からインスタライブを観ているファンの多くは、彼女のストリートライブは誰か事務所スタッフや現地で彼女をサポートしてくれる大人たちが手伝っているのではないか?と思っていたかもしれない。しかし、手伝ってくれる人がいるとするならば、それは彼女の告知を見て駆けつけた現地のファンたち。ちなみにこの日、彼女はギターのストラップを忘れてくるというミスを犯したが、パフォーマンス中に別のストラップを用意してくれたのも現地ファン。アーティストにとって、ファンという存在は活動を続けていく上で大切なサポートメンバーでもあるのだが、ロサンゼルスでの武田舞彩の活動では、まさにそれが体現されていた。

「ハロー! 観てくれてありがとう。武田舞彩です。何曲か歌います。」

この2年で体得した英語で彼女は観客に呼びかける。そしてギターを抱きかかえての1曲目は、彼女が敬愛するエド・シーラン至極のバラードナンバー『Perfect』。アルペジオを奏でながら情感豊かに歌い上げると、プロムナードを行き来していた人たちは、その歌声のする方に顔を向け、さらに足を止めて聴き入る。さらに、この歌っている女の子は一体何者なのかと、彼女の足元に置かれた自己紹介のボードを興味深そうに覗き込む人まで現れる。

ザ・バンド・ペリーの『イフ・アイ・ダイ・ヤング』を歌い終える頃には、彼女の前にはそのパフォーマンスをじっくり観ようとオーディエンスが人垣をつくっていた。彼女のストリートライブではおなじみとなったエド・シーラン『Shape of You』ではクラップも起こり、そのパフォーマンスにダイナミックな躍動感を加えていく。

さらにGEMのナンバーから彼女のソロ曲『EMERGE!!』のギターヴァージョン。真紅のギターをかき鳴らして歌う姿は、GEMのラストステージで魅せた新しい武田舞彩を彷彿とさせて、目の前の観客だけでなく、インスタライブを見守っていた多くのファンの視線を釘付けにする。

自身で作詞作曲した『Say You Love Me』を披露する際には、さらに大きな歓声が起こる。彼女も笑顔で両手を上げ、声に応えるように歌い始めると、観客もクラップしたり体でリズムをとったりと自由に曲と戯れる。気づけば、現地のファンも両親に連れてこられた子供たちもデート中のカップルも、みんなが笑顔。それは、武田舞彩が歌に込めた気持ちを受け止め、態度で応えているかのようにも見えた。

そしてこの日は、GEMの代表曲『We're GEM!』も弾き語りで披露。“とびっきりの宝石になってみせる”という想いで渡米した時のこと。可能性だけを信じて、ひとり戦っていた日々。そして今もその手に握りしめている未来図。決して順風満帆ではなかった時を経て、今の彼女の夢は、いつか、もう一度この曲を。そのために、自分ができることを。少しでも可能性があるなら、迷わず光が射す方へ。そんな願いは歌声となり、サンタモニカから日本にも届けられた。

彼女は留学中、毎週のようにサンタモニカで歌い続けた。自分のパフォーマンスで勝負したかった。言葉も文化も違う土地で自分がどのくらい受け入れられるかを試してみたかった。そんな気持ちで始めたストリートライブは、最後には、歌唱中に別のパフォーマーがやっかみと嫉妬で茶々を入れてくるくらいの人気を獲得することができた。その人気は、彼女がたった一人で作り上げたものだ。

これまでを振り返って「自分は決して運がいい方ではない」と武田舞彩は笑う。しかし、運命なんてものは、結局、自分で作っていけばいい。ロサンゼルスの地で彼女が手に入れたもの、それは運命すらもひっくり返そうとする強さ、自分の力で未来を切り開いていこうとする挑戦者とハングリー精神なのではないだろうか。

2年間に及ぶロサンゼルスでの留学を終え、先日帰国した彼女。この6月から国内での活動を本格化させるための準備期間に入ったそうだが、彼女が今後日本でどのような活動をするのか?今から楽しみである。

 Photo&Text/Yosuke Tsuji

※本記事は掲載時点の情報です。

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