リアル過ぎる世界観の再現で異彩を放つコスプレイヤー「そうび」

コスプレ 公開日:2016/05/27 13
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同人サークル上海アリス幻樂団が手掛ける東方Projectシリーズを中心としたハイクオリティなコスプレ衣装、また圧倒的かつ幻想的な作品構成、更にコスプレの電子制御やCAD・3Dプリンターを用いたデイティールアップ。これら一連の流れのデザインを自らプロデュースまでやってのけるというコスプレイヤーそうび

彼女の追い求める世界観や目指す境地に迫る――。


――まずは、そうびさんがコスプレ界に足を踏み入れたきっかけやタイミングを教えて下さい。

そうび
小学校くらいからヲタク文化が大好きで、コスプレに興味を持ったのが中3の頃ですね。インターネットでキャラクターを調べてみた時に初めてコスプレの世界に触れ、「こんな世界が広がっているんだ」と驚きました。
その姿に羨ましくなり、「私もこのキャラの衣装が着たい」と思うようになったのがきっかけでしょうか。

――最初からいきなり今のようなコスプレスタイルで挑んでいたんですか?

そうび
いいえ。最初の頃はキャラと似たような既存の服を着たりして満足していましたね。高校や大学で自由になるお金が増え、改めてコスプレを本格的にやろうという形になりました。
とあるキャラに一目惚れしちゃったんですよ。





【クリック】インタビュー後篇「再現系コスプレイヤーそうび」が狙う次なる展開プランに迫る」

――ちなみにその一目惚れキャラとは?

そうび
ヘタリアのベラルーシちゃん(ナターリヤ・アルロフスカヤ)です。もう恋に落ちましたね(笑)
それからお友達と一緒にコスプレを合わせるようになっていきました。

――当時はコスプレ衣装もなかなか販売されていなかったんじゃないですか?

そうび
そうなんです。WEB連載当時はレイヤーさんも少なく、販売されている衣装がないので「よし、作るか!」ということで自作の道に進むことになりました。

――え?ちょっと待ってください、そうびさんの凄いクオリティのコスプレ衣装って…、まさか衣装製作チームが担当しているのではなく、自作ですか?

そうび
自作です(笑)

――驚きですよ…。ちなみに服飾関係の学校に行かれたり?

そうび
独学です(笑)
だから大変でした。「服がどういうふうに出来ているのか」というところからスタートです。布を買って、その後で型紙の存在を知り、ネットで近い型紙をあてて縫ってみるといった感じで。
手探りで作っているうちにこだわりが出るようになり、このキャラクターが実際に三次元にいたらどうなるか、「このキャラはこういう生地を使っていたらいいな」と細部を追求していくようになりました。
そうなると原作に曖昧な部分があるほうが楽しくなってくるんですよ。「この衣装、後ろはどうなっているんだろう」といった感じで。これがレイヤーさん毎に解釈が違ったりして面白いんです。シンプルに仕上げている人もいれば、飾りをつけている人がいたリと。こういった想像制作が楽しいんです。
自分の中のキャラを再現したい、三次元に起こしたい。そういった曖昧な部分があるという不思議なジャンルですね。

――なるほど。再現にアレンジが加わるわけですね。そうびさんの衣装や作品作りにはスケールの違う圧倒的な世界観がありますが、これまでの衣装製作で「これは世界観にバッチリハマった!」というアレンジはありましたか?

そうび
そうですね、今は「ジャンル内アレンジ」と呼ばれるこの衣装製作ですが、ポリシーはやっぱり「原作を大事にする」「原作から離れない」というポイントにありますので、そういった意味でも東方Projectという作品はやりがいがあるんですよ。考える余地が大きいので。
作品作りではまず原作を追い、バックグラウンドを調べ、実際にキャラが三次元にいたらというところからスタートするんですが、例えば今回電飾プロジェクトで作成した東方キャラの聖百蓮は僧侶という設定なんですよね。
それでいて公式衣装は洋風なので「僧侶」というテーマを元に、左側から見ると袈裟をかぶっているように見え、逆の右側から見ると原作通りマントに見えるというアレンジは気に入っていますね。

――それは素晴らしい発想のアレンジでしたね!

そうび
それ以外でも、八雲紫というキャラクターはこれまでに8着も作っていますので(笑)

――え!?一つのキャラに違うアレンジで8着も!?

そうび
今9着目を製作中です(笑)

――これは1着1着アレンジが違うんですか?

そうび
そうですね。キャラが実際にいると考えると、こう思うんですよ「同じ服いつも着てるわけないじゃん」と。なので普段着っぽく作ってみたり、原作に忠実に作ってみたり、原作もマイナーチェンジしていたり、素材も変えてみたりと。
今もイメージ通りの布が手に入らず着手していない衣装がいくつかあったりと終われないですね。「まだまだ死ねないぞ!」といった感じです(笑)

――これはインタビューもまだまだ終われませんね!小道具や撮影エピソード、コスプレ界の現状なども聞きたいので、続きは後編でよろしくお願い致します!

写真撮影:753/Nori/ツッペ/もにかわ

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