世界を股にかけるコスプレイヤー「ウサコ」その活躍ヒストリーと原動力に迫る

コスプレ 公開日:2016/03/13 32
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日本発のカルチャーとして世界的な認知度となって久しいコスプレ。そんなコスプレ界に「ハロウィンでエース(ONE PIECE)の仮装がしたくて」と2011年に飛び込むとそのままドップリ。自身の肉体作りをも「コスプレ造形」と称するその圧倒的なクオリティと世界観だけでなく、周囲の人間をも巻き込んで行く持ち前のコミュニケーション能力の高さ、そして写真や文章に動画といった発信能力で、今や世界を股にかけるコスプレ新時代の寵児となったウサコ。そんな彼が歩む活躍の略歴、そして世界を肌で感じ改めて思う日本コスプレ界の今に迫る。





―まずはウサコさん自身も「2011年のハロウィンでエース(ONE PIECE)をしたのがきっかけ」とコスプレにのめりこまれた経緯を語られていますが、多くの人はハロウィンコスプレを愉しんでも「また来年~」という感じですよね。ウサコさんには何か直接的なきっかけがあったんですか?

ウサコ
クラブageHaで開催される日本で一番大きい仮装コンテストがありまして、そのフォトコンテスト部門で準優勝に選ばれたんですよ。

―初のコスプレでいきなり準優勝ですか!?

ウサコ
元々凝り性なもんで、やるならコスプレの人たちにもクラブを楽しむような人たちにも「スゴイね!」って言ってもらえるようにしたくて、色んな人のサイトを調べたんですよ。そうしたら今まで持っていたイメージと違って、本格的に取り組んでいる人たちのコスプレが凄くて一気に引きこまれていきましたね。

―なるほど。ちなみにその時の衣装ってどうされたんですか?ドン・キホーテとかで…。

ウサコ
いや、初めて作りましたね。

―えっ!?いきなり自作からですか!?

ウサコ
自作と言っても今と比べるとショボくて見てられない感じですよ(笑)
僕はもともとトレーニングが好きでコスプレも上半身裸のエースだったので、インパクトが大きかったようです。

―あ、自分はてっきり「コスプレありきの身体造り」かと思っていました。

ウサコ
よく言われるんですけど、元々トレーニングが好きで厳密に言うとコスプレ撮影やイベントにはキャラクターに合わせた身体の調整はしています。けどイベントなどで聞かれたら
「コスプレのために鍛えてます!」って答えてます(笑)

―今キャラクターの話になりましたが、拝見させて頂いた「るろうに剣心」相楽左之助コスプレで悠久山安慈との対決に挑む写真が凄すぎますね。撮影にはどのような体制で臨んでいますか?

ウサコ
あれ実は明るい昼間で雨も降っているというロケーションで、撮影できる場所が本当にこの一箇所しかないという現場だったんですよ。そこで壁を蹴って飛んで…。

―ちょっと待って下さい!あの高さまで本当にジャンプしてるんですか!?自分はてっきりぶら下がる場所でもあったのかと思っていました…。

ウサコ
いえいえ(笑)頑張って飛んでるんですよ。カメラマンさんが本当に優秀でしっかりロケハンまでやってくれて、さらに場面場面に合わせたテクニックも持っているのでこういった写真が結果として残ります。

―ウサコさんはそういった優秀な人材に囲まれている印象ですが、どのように仲間を増やしチームを構成しているんですか?

ウサコ
ホントにこれは恵まれているとしか言いようがないんですが、最初の出会いが僕のコスプレ人生を大きく左右していて、後は素敵な作品を作りたい凝り症のオタク同士がお互いに惹かれる形でドンドン繋がっていった印象ですかね。最初の出会いについてはちょっと話が長くなりそうですので次回にでも。

―出会いエピソードも楽しみですねぇ!しかし、ウサコさんの仲間の増やし方はホントにONE PIECEの世界のようですね。挑むキャラクターによって繋がる人材も変わってくるかと思いますが、さすがに「変態仮面」とかでは…。

ウサコ
あ、変態仮面では原作者の「あんど慶周先生」と繋がることが出来ました!

―え!?サクセスのペースが早すぎるでしょ!

ウサコ
しかも、まさかのあんど先生ご本人から「公認」の許可頂いちゃいました。中華料理屋で(笑)

―ちょっと待って下さい!中華料理屋でまさか「変態仮面」に!?

ウサコ
そうです。他のお客さんが帰るのを待って、こっそりトイレで変身しました(笑)

―今回のインタビュー、これからコスプレに足を踏み入れる人の参考になればと思っていたんですが、何一つ参考に出来ないじゃないですか(笑)店員さんとかに注意されませんでした!?

ウサコ
店員さんもパシャパシャ写真撮ってました(笑)

―(笑)やっぱりアレだけのクオリティで挑むとむしろ歓迎されちゃうんですね!

ウサコ
コスプレって不思議なもんで、着れば着るほど似せることが出来るんですが、衣装が少なければ少ないほど難しいんですよ。その究極が変態仮面ですからね。

―確かにそうですね!身体造りも去ることながらこれ…、“おいなりさん問題”とか対策どうされてるんですか?

ウサコ
無防備です(笑)

―え!?

ウサコ
無防備なんですよ。本来ならコスチュームの下にアンダー(肌色タイツ)を着用するという対策が必要なんですが、それをしちゃうとどうもおフザケに見えて「失笑」の対象になりかねないんです。僕は原作が本当に好きで、カッコイイ変態仮面をやりたいと思っていたので、ニコニコ動画のニコファーレイベントの時に周囲を口説き落としてようやく実現に至りました。

―実はスゴイ熱意で挑まれていたんですね…。そんな変態仮面のクオリティや熱意は海外にまで飛び火しているわけですが、海外のコスプレカルチャーは日本と比べてどうですか?

ウサコ
海外のコスプレクオリティは二極化が大きいですね、作りこんでいる人はもうトンデモナイクオリティですが、僕が行った国では大抵の方は簡単な自作コスチュームです。それに比べるとやはり日本は全体のクオリティが圧倒的に高いですね。

―海外コスプレカルチャーの優れた点と言えば何が思い当たりますか?

ウサコ
純粋に楽しんでいるというアッパーな雰囲気がいいですね。日本へのリスペクトも高いですし、和気あいあいとしている感じが素晴らしいと思います。

―海外での活動を通じて、日本コスプレカルチャーが抱える問題点なんかも見えてきたりしますか?

ウサコ
そうですね、日本が発祥の地ということで歴史が長い分、派閥なんかが別れてしまっている点は残念ですよね。もう少し一丸となれれば更なるコスプレ文化の成長にも繋がるのではないでしょうか。

―ウサコさん自身が日本のコスプレ界に渦巻く空気感を変えるべく心がけていることはありますか?

ウサコ
小さなことですが、少しでも協力してくれた方には謝礼を示すということや、連絡や約束事をしっかりするということでコスプレ界の底上げに繋がればと思っています。

―全然小さくない立派な取り組みじゃないですか!今回は貴重なエピソードありがとうございました。次回はウサコさんの転機となった「出会い」エピソードについてですね!

ウサコ
そうですね。ありがとうございました。そして次回もよろしくお願い致します。

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