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浦沢直樹×手塚治虫『PLUTO』アニメ化、2023年にNetflix独占配信へ 制作決定PVも到着

アニメ・声優 公開日:2023/02/15 7
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あわせて、本作の制作決定PVも公開。物語の主人公であるユーロポールのロボット捜査官・ゲジヒトと、彼が追うある事件に関わるアトムとウランという二人のロボットも登場。いったいどのようなドラマが描かれるのか期待が高まる映像となっている。



そして、映像に登場したキャラクターたちを演じるキャストも明らかに。ゲジヒト役にはスパイ映画の金字塔『007』シリーズや映画『ナイブズ・アウト』シリーズで好演を博したダニエル・クレイグの吹き替えを担当している藤真秀が、アトム役には『SHAMAN KING』(2021)の主人公・麻倉葉や『けいおん』の秋山澪など幅広い演技経験を持つ日笠陽子が、そしてウラン役は『マクロスΔ』にてヒロインのフレイア・ヴィオンを演じ、今年歌手活動5周年を迎えた鈴木みのりが抜擢された。


さらに、3月25日(土)と26日(日)に東京ビッグサイトにて開催される「AnimeJapan 2023」に原作者の浦沢直樹が初参加することが決定。3/25(土)の「BLUE STAGE」にて実施の「ネトフリアニメ スペシャルステージ」に浦沢直樹を始め、手塚眞、日笠陽子、鈴木みのりが登壇。アニメ化解禁後初となる、公の場にて浦沢直樹の口から何が語られるのか?期待が膨らむ。また、『PLUTO』以外の2023年配信開始となる期待の新作発表も予定。(「ステージ応募権付入場券 」の販売は2月23日(木・祝)まで)


手塚治虫から浦沢直樹、漫画というエンターテインメントの中で読者へ問われたのは<争いへのアンチテーゼ>とも言える。争いの先にある勝利とその虚しさ、アニメーション『PLUTO』は混迷の時代である今、私たちが刮目すべき作品と言えるだろう。


<コメント(全文)>
【浦沢直樹】
60年前の発表以来、その言いようのない切なさに私の心が揺さぶられたように、多くの人の「心の漫画」となった「鉄腕アトム」の挿話「地上最大のロボット」。この作品のリメイクがいかに難事業かを身をもって知る私は、今回のアニメ化に挑むスタッフの皆さんの勇気に心から拍手を送るとともに、新たな「心の作品」の誕生に心躍っています。今こそ手塚治虫さんのメッセージが世界中に届きますように。

【長崎尚志】
60年前、『PLUTO』の原作『地上最大のロボット』が誕生した。最強の戦闘能力を持つロボット達が競う物語だったが、これまでのアトムにはこの手の対戦形式の作品はなく、当時の少年達は熱狂した。アトムファンというより『地上最大のロボット』ファンの誕生だ。その渦中にいた私は、この作品が単に誰が強いかを描いた作品ではなく、もっと深い何かを伝えたいのではないか、と感じていた。そして『PLUTO』に挑んだ時、答えが出た。手塚治虫は預言者だったのだ。現代、我々が直面している戦争とは、東西の文化や考え方の違いを理解し、尊重しなかった結果である。『PLUTO』はその手塚哲学を受け継ぎ、ただ反戦を訴えるのではなく、そこには痛みがともなうこと……それでも平和しかないということを世に問いたい作品なのだ。

【手塚眞】
ついに、やっと、『PLUTO』がアニメになる。いつかこれは映像にされるべきだと思っていた。何度も企画が立ち上がりまた消えていったのは、その内容の難易度の故だ。確かにハードルが高い。しかしだからこそ挑戦のしがいがある本物中の「本物」だ。そしてこれは新しい浦沢アニメであると同時に、新しい手塚アニメでもある。アニメの進化形をどのように見せてくれるか、とても楽しみだ。


▼Netflixシリーズ『PLUTO』制作決定PV




■「AnimeJapan 2023」ネトフリアニメ スペシャルステージ情報
【日時】3月25日(土)11:20~11:50
【場所】東京ビッグサイト「AnimeJapan 2023」会場内 BLUE STAGE


■Netflixシリーズ『PLUTO』
2023年独占配信

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※本記事は掲載時点の情報です。

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