岩本ナオの『金の国 水の国』が待望の初アニメーション映画化となる。このたび本作の公開日、および追加キャストが解禁となった。
マンガ好きから絶大なる信頼が寄せられ、各界からも熱視線を集める「このマンガがすごい!」。上位にランクインする作品は部数を伸ばすだけでなく、映画化、アニメーション化が相次ぎ、社会現象をも巻き起こし、年々注目は高まる一方。そんな同ランキングで史上初、異なる作品で2年連続1位(2017年『金の国 水の国』、2018年『マロニエ王国の七人の騎士』)という偉業を成し遂げた岩本ナオの『金の国 水の国』が待望の初アニメーション映画化となる。
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各コミックレビューでは「キャラクターが魅力的」「独特な世界観に惹き込まれる」と、そのたしかな構成力に圧倒される声にくわえ、「しあわせな気持ちになる」「ストレスが洗い流されるよう」「癒されたい時に読み返す」「ナランバヤルとサーラのように人にやさしく、誠実でありたい」とやさしい気持ちに包まれる読後感にいつまでも浸るファンの多さから口コミが口コミを呼び、ファンを増やし続けている。ファンを虜にする岩本作品の魅力として、緻密な描き込み、ありそうでない絶対無二の世界観がある。その壮大な世界観はページ見開きで表現されるが「カラーで見たい」「この雄大な世界でキャラクターが動いている様子が見てみたい」と映像化を期待する声が多数寄せられていた。
満を持して映像化のために集結したのは、ハリウッドにもファンが多く『サマーウォーズ』などを手掛けた老舗アニメーションスタジオ・マッドハウス。脚本は『HUGっと!プリキュア』のシリーズ構成を手掛け、ドラマ『コウノドリ』『マッサン』で心の機微を丁寧に表現し、エモーショナルな感動を作り上げ、涙腺を崩壊させる名手・坪田文。2021年の大ヒットが記憶に新しい細田守監督『竜とそばかすの姫』のプロデューサー・谷生俊美。この布陣の先頭に立つ監督はマッドハウスのエースクリエイター渡邉こと乃。「マッドハウスで原作を一番愛しているのは間違いなく自分」と公言し、あふれる愛と情熱で原作の魅力を深く掘り下げ本作で長編劇場作品の監督デビューを飾る。盤石の布陣が心血を注ぎ、新たな名作がいまここに誕生する―。
「このマンガがすごい!(オンナ編)」史上初の2連覇を成し遂げた岩本ナオ原作の映画『金の国 水の国』の公開日が2023年1月27日(金)に決定。商業国家で水以外なんでも手に入る<金の国>と、豊かな水と緑に恵まれるが貧困で滅亡しそうな<水の国>。100年断絶している戦争寸前の敵国同士に住む、<金の国>のおっとり王女サーラと<水の国>の家族思いの貧しい建築士ナランバヤルは両国の思惑に巻き込まれ“偽りの夫婦”を演じることになるが…。不器用な2人の<やさしい嘘>が国の未来を変える―。大ヒットアニメ映画を手掛けたスタジオ・スタッフ・キャストが贈る最高純度のやさしさに2023年初泣き必至の本作の公開に注目だ。
また、主人公のナランバヤルとサーラの声優を賀来賢人、浜辺美波が務める本作に神谷浩史、沢城みゆき、木村昴、戸田恵子ら豪華声優陣が集結した。
<金の国>で左大臣を務め、お飾りの大臣と自称するが、国の真実に気づく冷静さを持ち合わせるサラディーン役は神谷浩史、レオポルディーネに仕えながら、<金の国>と<水の国>の未来のため暗躍する、原作ファンの間でも人気が高いライララ役は沢城みゆき、強面の見た目に反して<金の国>の学者でナランバヤルの立場を理解して協力するジャウハラ役に木村昴、<金の国>の第一王女であり、サーラに<水の国>の夫を連れてくるよう命じて二国の思惑に探りを入れるレオポルディーネ役に戸田恵子が決定。そのほかに<金の国>で右大臣を務めるピリパッパ役に茶風林、<水の国>の族長を務めるオドゥニ役にてらそままさき、<金の国>の国王ラスタバン3世役に銀河万丈ら、2つの国の未来を握る個性豊かなキャラクターたちに実力派声優陣が息を吹き込む。
神谷は「見た目って印象を決定するのに大きな役割を果たしたり」するとしつつ、「そう言った意味ではこの物語の主人公たちは少し損をしてしまうタイプかもしれない」としつつも、賀来と浜辺が「主人公たちのことが好きになり応援したくなる、そんな声の魔法をかけてくれています」と従来の主人公像とは一線を画す魅力について語る。沢城は「原作を読み進めても、女なのか男なのか敵なのか味方なのかずっと分からない…!わぁなんて魅力的なキャラクターなのだろう」と演じたライララに魅了されたと明かし、「それぞれの命が呼応していくラストシーンは今思い返してもぐっときてしまいます」とラストを期待させるコメントを残した。また木村は「ほわっきゅんほわっヒヤッほわっきゅーんなお話になっておりますので、ほわっきゅんが足りてないなと感じていらっしゃる方には、ぜひ観ていただきたいなと思います」と原作と同じく優しい鑑賞後感に包まれる本作の魅力をアピール。そして戸田は「国境を越えて様々な両国の思惑に巻き込まれながらも恋に落ちる!胸がキュンとします」と国を超えた壮大な世界観と心温まるストーリーのギャップを明かした。2人の恋の行く末が国の未来をも変えていく本作の続報からも目が離せない。