<杉田智和、阪口大助インタビュー>
―――WEB動画に出演された感想をお聞かせください。
杉田「一緒に録れて、本当によかったです」
阪口「これ、なかなかな。ひとりだったら心折れてるかもしれないし(笑)」
杉田「最初お話が来たとき7役やるものだと思っていて。弁財天…さすがに性を超えることはできないので、ご配慮くださいって言ったんですけど。でもフタを開けたら阪口さんがキャスティングされていたので、ぜひ一緒に録らせてほしいと言いました」
阪口「それもどうかと思うんだがね」
―――神様を演じるのはどんな気分でしたか?また神様になるならどの神様がいいですか?
杉田「神のイメージですか…幼少の頃から神が出てくるゲームでよく遊んでいたんですけど。神様のイメージって割と無慈悲で。人を神に使役する道具としか見てない。で、天使っていう手先が現れて、神に従いなさいって言ってくるんですよ。『そうは行くか!』って反抗するゲームばっかりで遊んでいたので。」
阪口「ラスボス感すごいな、神。“絶対正義”ってある意味ね。無慈悲だからね。ボクはほら、新潟で生まれ育ったもので、やっぱり毘沙門天に対しては何らかの思い入れがあったわけですよ。上杉謙信をこよなく愛しておりますゆえ。今回は毘沙門天(の声)は杉田くんでしたけど、よかったですよ」
杉田「ありがとうございます(笑)」
阪口「オレの想像する毘沙門天ではないんだけど(笑)。だいぶ攻めた毘沙門天だけどね」
杉田「健康保険組合連合会様、よろしいのでしょうかこれで、っていう(笑)。なので、神様(になれる)って言っても…ボクは人がいいです」
―――「リフィル処方せん」「かかりつけ」「高齢者医療」「健康寿命」で気になるテーマはどれですか?
杉田「テーマ4つありましたね。リフィル処方せん、初めて知りました。かかりつけ、これ大事ですね。セカンドオピニオンなんて言葉もありますからね。高齢者医療、これは特に考えなきゃいけないことですね。そして、健康寿命。大助さんマジ頼みますよ」
阪口「不安になるなよ(笑)」
杉田「たくさん突っ込んでほしいじゃないですか」
阪口「だから寿命がね。伸びても健康じゃないとね。どうもね、外見(そとみ)を鍛えるばかりで中の方がね」
杉田「キャラクターが言ってたじゃないですか。七福神の船に、おじいちゃん2人いるのは多いんじゃないかって。これ、現代の問題にそのまま直結してるセリフなんで」
阪口「高齢者医療とかこれから大変になってくるんだよな。我々がそこに突入していくわけじゃないですか。何十年もしなくてもボクの場合はね。杉田くんよりちょっと早めに。だから、かかりつけ医を持たなきゃいけないのか、とかね」
杉田「(今回の動画の)一個一個の持ってる言葉の意味の深さが年齢を重ねるにつれてより重く、現実的なものになっていくんですよ」
阪口「デビューした時、ベテランの方々が健康の話ばっかりしてて、どうしてそんなことばっかり話すんだって思ってたんだけど、そうなるね。あそこが痛い、ここが痛い、ここが言うことを聞かない。みたいな話が増えてくる。まずボクは(気になるテーマは)健康寿命かな」
杉田「そうですね、ここは特に意識したいですね。この動画が少しでも考えるきっかけになればいいなって思いながら演じました」
―――健康に対する意気込みや普段から気をつけていることを教えてください。
杉田「まずは両親の健康と向き合ってますかね。」
阪口「ボクたちの世代になるとね。うちの父親も糖尿病だからさ。でも相変わらずプリン食べてるからね」
杉田「父もね、ガン家系じゃないかと思ったらちょっと発覚したことがあってですね。じゃあ自分はどうなんだろうって思って。腸の検査も、人間ドックのコースに追加してみたんですよ。なんとまあ、3つぐらいポリープが見つかって、しれっと取られちゃったんですけどね」
阪口「今はかんたんにとってくれるからね。小さいものだったらね」
杉田「鎮静剤みたいなので寝てたんですけども、ちょっと目が覚めちゃって。『見なくていいです』って、スッと布をかぶせられて」
阪口「ボクは見せられたけどね『こんな感じですよ』って言われて。いやいや見たくない!って。杉田くんなんてね、ちょいちょい健診行ってるしね」
杉田「行きますね。ちょっと見なきゃいけないものもあるんで。自分の身体とね、向き合いながら。バリウム飲んで。自分で回転したりとかしなきゃいけないやつ。もう体攣りそうになるんですよ、あれ」
阪口「普段運動しないから(笑)。筋トレはしてるけどね杉田くん」
杉田「それのきっかけもやっぱり健康生活で。アフレコ作業、ボクらの仕事もそうですけど、運動に入らないってことが発覚したんで」
阪口「それほどの運動量ではないからね」
杉田「筋トレに代表される無酸素と、ウォーキングだったりランニングだったりっていう有酸素運動をうまく日常に取り入れる。いちばん何が大事って『飽きないこと』なんですよね」
阪口「どんなにいい運動でも1ヵ月で飽きたら…ね。続けることですよ」
杉田「今はボクの好きなゲームと連動してるものもありますし。ボクはメーカーの回し者じゃないですよ」
阪口「好きなCV(Character Voice)に褒めてもらえたらな」
杉田「ゲームメーカーの人と話して、いちばん何が大事かって、『続けさせる』。そういうモチベーションって言葉が出てきたんですけど、やる気を向上させて維持させることだって」
阪口「そうなると、我々にとってはCVなんだろうな」
杉田「だと思います。いい声でね。『もっと頑張りましょう』って言ってくれたり。『もう少しで終わりですよ』って言いながら、時間見たらあと15分ぐらいあったりとか。んんん?って。まあいいや、いい声だしって」
阪口「そうね、いい声はすべてを救うよ」
杉田「どんなことでも意識することは大事ですけど、それを維持することですね、大事なのは」
―――視聴される方々へメッセージをお願いします。
杉田「言いたいことはドラマに込めました。演じながらボクは恐怖していました。『健康と向き合うこと』。さっき言った通りマジで考えないと危険なことになるっていうのが、目に見えてわかったので。意識するところから健康維持は始まります。皆さんも、今回のドラマがいい意味できっかけになれば幸いです」
阪口「これから高齢化社会も来ますから。医療費が大変なことになってしまいます。どうすればいい?健康になってお医者さんにかからないようにする、まずそこからですよ。ボクも外見(そとみ)ばかりじゃなくて、多少食べるものも…気をつけられたらいいなって…嘘です、すいません。好きなもの食わしてください。一応、対外的にはがんばりますよっていうところを見せつつ、ね。その実、何を食べるかは分かりませんけど、がんばっていきたいと思います」
▼『健幸宝船 SUKOYAKA 7』第1話「リフィルって、知ってる?」篇
▼杉田智和&阪口大助 収録後キャストインタビュー篇
■『健幸宝船 SUKOYAKA 7』
【公開日】2022年10月14日(金)