ムロツヨシ 俳優人生25周年の“現在地”と“これまで”、役者としてためになる知識も明かす

アニメ・声優 公開日:2021/04/13 20
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――役者としては今年、25周年を迎えました。今、25年を振り返ると?


「19歳から始めたんですが、最初の1年は養成所に入っていたので、確かに25周年。前半は二度と味わいたくない時間だな、と(爆笑)」


――かなりつらい時間を過ごされたんですね。


「でも、つらかったとは絶対に言いたくないんです。それは僕の努力不足、覚悟不足だったので。覚悟を持って、もう少し努力の仕方を変えてみたりして、もっと必死にやっていたら何か変わっていたかもしれなかったので。そんな何も先が見えない状態が数年続いたんです。目の前にあるのはバイトだけ。2か月後、3か月後先に小劇場の舞台はあるけれど、日々の生活をするためにバイトをしなければいけなくて。舞台があるときは稽古に時間を取られてバイトができなくなってしまうんです。だから生活費のため、バイトに明け暮れる毎日。夢を持って生きているようで、夢のない毎日だった気がします。その現実に負けてしまい、自分に期待するためには何をしたらいいのか? って模索が本当に足りていなかったんですね。悔しいけど、つらかったんです」


――とはいえ、こてつのように夢を持ち続けたからこそ、今の自分があるとも言えるんじゃないでしょうか?


「そうですね。『役者をやりたい!』という思いを持ち続けていたからこその結果だとも言えるかもしれません。もし役者になりたいという気持ちが少しでも少なかったら、目の前にあったバイト生活か、もっとやりやすい仕事を選んでいた可能性はあります」


――ちなみに転機となった作品というと?


「やはり映画『サマータイムマシン・ブルース』(2005年)ですね。この映画に出演したとき、あらためて“この世界で生きたい!”“役者を職業として成立する人間になりたい”と思ったので。僕にとっては間違いなく転機となった作品です」


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