アニソン定額配信サービス「ANiUTa」が、人気のアーティストや声優を毎月ピックアップ特集する「マンスリーアーティスト」。ドワンゴジェイピーnewsでは、そのインタビュー記事の一部と撮り下ろし写真のアナザーショットをお届けする。(TOPの画像は独占カット!)
8月は、声優・アーティストとして活躍する鈴木みのりを特集。インタビュー第3回は、ワルキューレメンバーとの出会い、アーティストとしての葛藤など、その胸の内を詳しく明かしている。
──大好きな坂本真綾のライブグッズをお守りに、『マクロスΔ』のオーディションに臨んだ鈴木みのり。見事にグランプリを獲得した彼女の、プロとしての活動が始まっていく。それは、美雲・ギンヌメールの歌を担当するJUNNAとの出会いから始まった。
「最初に『ルンがピカッと光ったら』と『いけないボーダーライン』の仮歌をいただいたんですけど、『いけないボーダーライン』は美雲がメインの曲なので、JUNNAちゃんのボーカルが既に入っていたんです。声を聴いてかっこいいなと思って、私よりも年上なんだろうなと想像してました。でも実際は3つも年下でした(笑)」
──JUNNAの第一印象は「おしゃれな子」だったという。
「同じ愛知県出身なんですが、JUNNAちゃんの方が都会っ子なんです。フレイアから見た美雲みたいな感じで、わー、素敵って思って。でも、初対面は『マクロスΔ』のメインスタッフの方々の前でワルキューレの曲を歌ってみせるという現場だったので、ブースに入った時点で二人ともド緊張で、お互いに声もかけられずソワソワしていました」
ワルキューレの他のメンバーとの初対面は、第1話の収録現場だった。
「第1話のアフレコは、ハヤテ役の内田雄馬さん、ミラージュ役の瀬戸麻沙美さんと私の3人だけ別録りだったので、他の方の収録日に見学に行ったんです。スタジオに入る前に西田望見ちゃんにあって、「はじめまして」と挨拶したのが、JUNNAちゃんの次に出会ったワルキューレメンバーでした。それからスタジオで安野希世乃さん、東山奈央さんともお会いして挨拶しました」
──アフレコも、もちろん『マクロスΔ』が初挑戦だった。
「養成所に通っていた頃、声優にとって音響監督さんがどれだけ大きな存在なのか聞かされていました。『マクロスΔ』は三間雅文さんが担当されるということを事前に教えていただいて、三間さんのインタビュー記事や三間さんと関わった声優さんの発言を読んで、気を引き締めて収録に臨みました。三間さんはキャラクターの心情を深く掘り下げて、「今、あなたはどう思って演じている?」と私を鍛えてくださって、それが後々のお芝居や歌のレコーディングにすごく活かされているんです。最初の音響監督が三間さんでよかったねと多くの方に言われましたし、私自身もそう思っています」