ベテラン声優・浪川大輔はどう考える?芸能人の声優挑戦と声優の他業種進出

アニメ・声優 公開日:2019/07/29 45
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かくいう浪川も、歌手や俳優、演出家としての顔を持つ。しかし声優の顔に変わる時は常に『声優は裏方』という意識を心に留めている。「特に吹替の場合は、浪川大輔の個性を消すことを心掛けています。吹替のいいところは、視聴者の字幕を追うという作業を減らして、字幕ではカバーできない情報量をより多くより深く足して提供するところ。100%完成しているものに対して僕ら吹替版声優ができることは、作品を観やすくすることだけ。外国人が日本語セリフをスラスラと話していること自体、違和感があるわけですから、そこに『僕が声を吹き替えています』という自己主張は邪魔でしかない。僕はあくまで裏方。あくまでセチキン・オズデミル主演の作品なんです」と吹替版声優としての矜持を語る。


浪川がトルコ作品に参加するのはこれが初めて。「トルコと聞いたときはビックリして、3回くらい確認した」と笑わせるも「国によっては喋り方のスピードやトーンなどの癖を感じるときもあるけれど、トルコは話し方もリアクションも意外とナチュラル。奥ゆかしささえ感じました。役者さんもカッコいいし、綺麗な方が多い。街並みも近代的で、生活スタイルも含めて日本との違和感がない。演出面においても、いきなり踊りだすとか日本人が見て驚くようなものもないので、すんなり観ることができるはず」と共感性の高さを保証する。


本作を通してトルコの文化にも興味が湧いたそうで「今年の夏、初トルコに行くのもいいかも。僕はすぐに日に焼けてしまう体質なので、トルコで『これはヤバい!』というくらいに肌を焼いてみたいかな~」とユーモアを交えつつ、トルコでの観光&リフレッシュに興味津々だ。


文・写真:石井 隼人

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