今年8月で4周年を迎える、大人気アイドル育成リズムゲーム『アイドリッシュセブン』。そんな彼らがファンの目の前で歌い、踊る、夢のようなLIVE『アイドリッシュセブン 2nd LIVE「REUNION」』が7月6日(土)、7日(日)の2日間、埼玉・メットライフドームで開催され、4組のグループがパフォーマンスを披露した。今回は初日の模様をセットリストとともにお伝えする。
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当日は生憎の曇り空だったが、会場前は物販や屋台で大賑わい。参加者は流れる音に耳を傾けながら、既にライブは始まっていると言わんばかりに声援を送り、気分を高ぶらせていた。全国で待つライブビューイング会場の参加者たちも、これから始まるライブに思いを馳せながら、開演を心待ちにしていたに違いない。
そして、ついに始まった『アイドリッシュセブン 2nd LIVE「REUNION」』。グループの紹介ムービーとともにマントを羽織ったメンバーが次々とステージに登場した。七瀬陸役の小野賢章の手には「REUNION」の大きな旗が。ライブのキービジュアルがスクリーンに映し出されると、まるでアイドルたちがスクリーンから飛び出したかのように4グループが一堂に会し、観客たちを盛大に出迎える。初めに披露されたのは、IDOLiSH7、TRIGGER、Re:valeによる「NATSU☆しようぜ!」。作中で、IDOLiSH7とTRIGGERが披露した楽曲だが、3グループで歌うのは今回が初めて。水鉄砲を手にはしゃぐ様子は1stライブを彷彿とさせ、会場は早くも夏が訪れたように熱く盛り上がった。
グループで最初に楽曲を披露したのは、IDOLiSH7。ミステリアスな大人の雰囲気漂う「Viva! Fantastic Life!!!!!!!」、アニメでも印象的なアップテンポの「Dancing∞BEAT!!」を続けて熱唱すると客席は早くも大盛り上がり。MCが始まり、七瀬陸役の小野賢章が「オレたちはこれからも精いっぱい歌って、そして新しい夢に向かって進みます。みんなも一緒に進んでくれるよね!」と観客に問いかけると、3曲目に披露したのは「RESTART POiNTER」。センターステージのリフターでMVとまったく同じ構図が決まると、ひと際高い歓声が上がる。
温まったステージを引き継いだのは、王者の風格漂うRe:vale。熱い感情を爆発させるように「激情」を熱唱し、安定したパフォーマンスを披露。ところがMCでは、打って変わって軽快な掛け合いを披露するという、なんとも彼ららしいステージだった。「それでは、僕たちの新曲を聴いてください」と、千役の立花慎之介さんが静かに告げると、ファンの中でも人気の高い「永遠性理論」を歌い始める。自由で軽やかなステップに、観客は目を奪われた。
そんな雰囲気を一変させたのは、ライブ初登場のグループ、ŹOOĻ(ズール)だ。これまでの空気をぶち抜くように、デビュー曲である「Poisonous Gangster」を激しく歌い上げると、観客もそのパフォーマンスに引き込まれる。亥清悠役の広瀬裕也が「そんなんじゃ全然ダメ。もっと声聞かせて!」と叫び、「LOOK AT…」を披露すると、メットライフドームの観客のボルテージはさらに跳ね上がった。
ŹOOĻの去ったステージに登場したのは、そんな彼らとも因縁が深いTRIGGER。十龍之介役の佐藤拓也がたった一人で「願いはShine On The Sea」を歌い始める演出は、作中での出来事を思い起こさせ、誰もが胸を締め付けられる。九条天役の斉藤壮馬、八乙女楽役の羽多野渉の歌声が聴こえるまで、客席は固唾を飲んでステージを見守っていた。MCでは、この歌を3人で歌える日を心待ちにしていたという佐藤が、感極まって涙を流す一幕も。その後は、デビュー曲である「DIAMOND FUSION」を一糸乱れぬダンスと共に歌い上げ、続く「In the meantime」を伸びやかに歌い切り、TRIGGERの様々な表情を見せた。
続いてしっとりとした空気を運んできたのは、MEZZO"の2人。オレンジ色の光が灯るステージで「miss you...」の切ないメロディーが会場に響いた。MCでは一転、今年も会場を「メッゾライフドーム」と呼ぶなど、和気あいあいとした様子で、二人の仲の良さがにじみ出ていた。次の曲紹介で逢坂壮五役の阿部敦が、「今日は生憎の空模様ですが、日も落ちてきて、この空の上には月明かりがあると思います」と語ると、「月明かりイルミネイト」を披露。静かに落ち着いた声が観客の胸にしみる。当日の天気と相まって、ペンライトで紫と水色の二色に染まった客席は夜露に光る紫陽花のように見えただろう。
ここで幕間映像でアプリゲーム3部から4部のŹOOĻの軌跡が流れ、決意新たにŹOOĻが再登場。新曲「ZONE OF OVERLAP」を歌う彼らを迎えたのは、沈黙でもなくブーイングでもない、圧倒的な熱狂だった。デビュー当時、反抗的なグループと言われていたŹOOĻの成長を感じて、会場の熱が急上昇する。その熱をさらに引き上げるようにIDOLiSH7がクールな「GOOD NIGHT AWESOME」を披露。今年も曲のラストで白井悠介が人差し指を口元に当てるしぐさを見せると、客席からは黄色い歓声が。続く「THANK YOU FOR YOUR EVERYTHING!」では、タオルを回しながらメンバーがはじけるような笑顔を客席に向けた。トロッコに乗り込み、客席の近くで手を振る姿が印象的だった。その高いテンションを維持したままRe:valeをステージに呼び込むと、9人で「Happy Days Creation!」を熱唱。この楽曲は作中で彼らが協力して作り上げた一曲としても印象的だ。
IDOLiSH7がはけて、『星巡りの観測者』を彷彿とさせる映像がメインモニターに流れると、「星屑マジック」のメロディーとともにセンターステージには星玉(せいぎょく)を持つ百役の保志総一朗の姿が。スペシャル映像の壮大な世界観とステージで繰り広げられるパフォーマンスに観客の目が釘付けになる。続く「NO DOUBT」では圧倒的な歌唱力を披露。背中合わせに客席を指さし、観客の心を奪っていった。
続いてMVの映像が流れると、予期せぬスタンド席からTRIGGERが登場。「DAYBREAK INTERLUDE」を激しいダンスと共に熱唱するパフォーマンスで会場を沸かせると、この日、作中で描かれているミュージカルの主題歌「Crescent rise」を、アニメ制作会社TRIGGERの制作した新規映像と共に初披露した。「今日という日を待っていました。幸せです。」と九条天役の斉藤壮馬が語ると、メンバー二人も同意したように頷いていた。「次の曲はTRIGGER全開で行くので、皆さん、めちゃくちゃになってね」と斉藤がつげ、ラストに「SECRET NIGHT」を歌うと、クールなパフォーマンスに観客は心を奪われていた。
星空の映像が流れると、会場は青い光に満たされ、まるで地面に星をちりばめたかのように美しく光り輝いた。そこに現れたのは「LIGHT FUTURE」を彷彿させる懐中電灯を持ったIDOLiSH7。夜空の星を眺めるように客席を見回し、演出に協力してくれた観客に感謝を述べると、「ナナツイロ REALiZE」を歌い始める。「MEMORiES MELODiES」ではMVの噴水を再現した華やかな演出で観客の度肝を抜き、続けてアニメ1期のOP「WiSH VOYAGE」を印象的なダンスと共に歌い上げる。最後は昨年のライブの始まりの曲でもあったデビュー曲「MONSTER GENERATiON」を歌うと、会場の盛り上がりは最高潮に。
その後、アンコールの声に応え、IDOLiSH7、TRIGGER、Re:valeの3グループが颯爽と登場。ライブTシャツをラフに着こなし、観客に感謝を伝える。その流れで再びトロッコに乗り込むと、「Wonderful Octave」、「PARTY TIME TOGETHER」を2曲続けて熱唱した。3グループのメンバーたちの呼び込みで、ŹOOĻも合流し、16人が再び集結。ここで更なる重大発表が。なんと、アニメ2期のティザービジュアルと放送情報が初解禁。喜びと興奮で会場がどよめく中、メンバーも口々に喜びを語り合う。ライブの最後を締めくくったのは、PSVita『Twelve Fantasia!』に登場する、3グループ総勢12名による「Welcome, Future World!!!」。ライブではŹOOĻを含めた16名と観客が一体になるコール&レスポンスで、大成功のまま1日目の幕を閉じた。
この日の映像は、10月にMUSIC ON! TV(エムオン!)とBSスカパー!で放送されるので、この日の感動をもう一度ご自宅でも体験してほしい。また、IDOLiSH7, TRIGGER, Re:vale, ŹOOĻ 4グループのニューシングルも発売が決定したとのことなので、こちらも合わせて是非、楽しみにしたい。
【各キャストコメント】
◆西山宏太朗(棗 巳波役)
今日は本当にありがとうございました。最初は不安もたくさんありましたけど、皆さんが、皆さんが、皆さんが!温かく、いや熱く迎えてくれました。本当にありがとうございます。また、私たちと一緒におかしなことしましょ?
◆近藤隆(御堂虎於役)
すごいなーこのサイリウム。すごいものを見てるね。星の海にいるみたいだね。ライブビューイングのみんなも本当にありがとうございます。何よりも俺たちŹOOĻがここで一緒にみんなと歌わせてもらえることができて本当に嬉しく思います。この最高の幸せを明日ももっと楽しみたいと思います。
◆木村昴(狗丸トウマ役)
今日はみんな、俺たちの名前をたくさん叫んでくれて本当にありがとう。またどこかで、いや、またここで会いましょう。ありがとうございました。
◆広瀬裕也(亥清 悠役)
こんな変なことばっかする奴らだけど、まぁ今日は4人で歌って踊れて楽しかった。最高に楽しかった!明日もここに立つからみんなよろしくな。
◆佐藤拓也(十 龍之介役)
先ほどは取り乱しまして本当に失礼いたしました。もう大丈夫です(笑)一年ぶりにこのステージに立って今回はŹOOĻという強力なライバル、このライブにおいては強力な味方を得たと思っています。忘れられない一日になりました。明日もいい夢見ようぜ、明日は泣かない!
◆羽多野渉(八乙女 楽役)
隣で仲間の涙を見ながら、これは、みんなもそうだと思うけど、僕らも役や作品や歌にいろんな思いを込めております。だから人ごとには思えなくて。去年一曲目の「MONSTER GENERATiON」で楽屋で大泣きしたのを思い出しました。本当に、そういう素晴らしい作品に出会えたこと、一役者として幸せです。明日もありますけれど、ライブビューイングも含め本当にたくさんの方が、見てくれました。本日は本当にありがとうございました。