大人気ゲーム“ペルソナ”ライブ、両国国技館で13,000人が熱狂

アニメ・声優 公開日:2019/04/26 13
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2019年4月24日(水)、25日(木)に2日間に渡って両国国技館で「PERSONA SUPER LIVE P-SOUND STREET 2019 ~Q番シアターへようこそ~」が開催された。「PERSONA SUPER LIVE P-SOUND STREET 2019 ~Q番シアターへようこそ~」は2017年に横浜アリーナにて行われた「PERSONA SUPER LIVE P-SOUND BOMB !!!! 2017~港の犯行を目撃せよ!~」から約2年ぶりとなる待望の大規模ライブであり、当日会場は首を長くして待っていたファン達の大歓声に包まれた。ここでは2日目の模様をレポートする。




「ペルソナ」シリーズとは、現代日本を舞台に学校生活や友情、恋愛などの身近な出来事を体験しながら、同時に不可思議な噂や都市伝説などオカルティックな事件に立ち向かうジュブナイルRPGシリーズ。ゲーム性だけでは無く、スタイリッシュなビジュアルや音楽で支持を得ている大人気シリーズだ。

開幕を待って騒めく両国国技館。開幕15分前にはジュスティーヌの、5分前にはカロリーヌの会場諸注意が流れたこともあり、誰しもがライブを楽しむ準備は万端と言った雰囲気だ。そんな中、照明が落ちLynが登場し『Life Will Change』がスタートし、とうとうライブが開幕した。『Life Will Change』は横浜アリーナにて行われた「PERSONA SUPER LIVE P-SOUND BOMB !!!! 2017~港の犯行を目撃せよ!~」でアンコールだった楽曲。ステージ頭上に設置されたモニターには生のライブ映像ではなくあえて2017年のライブでの『Life Will Change』映像が流され、2017年からの地続きで今があることを印象付けられる憎い演出が展開された。楽曲が終わるとゲーム映像を使ったOPムービーが挟まれ会場のテンションを上げ2曲目へと続く。2曲目はダンサーとシンガーが登場してミュージカル調のダンスと共にメドレー形式でのインスト楽曲の披露だ。披露されたのは『He is Justice,Justice is him』『Rivers In the Desert -instrumental version-』『I'll Face Myself -Battle-』『Burn My Dread -Last Battle-』の4曲で構成されたメドレー。ライブならではの楽曲のスタイリッシュさに会場は大きく盛り上がった。
2曲の披露が終わると3作の主人公たちが集う影ナレコーナーを挟み、再びの楽曲コーナーへと移行する。まずはこの日に登場するシンガーが全員登場しての『ROAD LESS TAKEN』、そして川村ゆみとLotus Juiceによる『Wait and See』だ。360度のステージを縦横無尽に使用してのステージに会場の熱は上がり続ける。そして間を置かず『Remenber, We Got Your Back』『Burn My Dread』『Pursuing My True Self』『Wake Up, Get Up, Get Out There』だ。クールでスタイリッシュでありながら熱さも感じられる、まさにペルソナといった楽曲の連続に客席は序盤と思えない盛り上がりをみせた。ここまでで既に8曲とかなりの数の楽曲が披露されているが、この日の為の特別なアレンジと息を突かせぬダンサーのパフォーマンス、圧倒的な歌唱により間延びした空気は一切ない、まさに駆け抜けるような一幕だった。

ここで今日初めての本格的なMCが挟まる。ステージにはシンガー全員が集合し観客達とコミュニケーションをとりつつこの日を迎えられた喜びを分かち合った。MCが終わると荒野を背景にしたアイキャッチムービーが挟まり、『When The Moon's Reaching Out Stars』が始まる。かき鳴らすギターと軽快なビートをバックにダンサーと平田志穂子の息の合ったパフォーマンスが披露され『Tokyo Daylight (ATLUS Kozuka Remix)』へと繋げる。シンガーはLynへとバトンタッチし、ダンサー達は馬を模した小道具を持ちコミカルな演出も挟む。が、全体的な雰囲気はやはりペルソナらしくスタイリッシュだ。演出の様子やアイキャッチ背景が荒野であったように、このパートは西部劇のような雰囲気が随所に感じられ、観客を退屈させない工夫が感じられた。続いて『One Nightbreak』『Cinematic Tale』、そしてピアノで落ち着いた雰囲気の『Bar にゅぅカマー』から『The Whims of Fate (flamenco ver.)』へ。『The Whims of Fate(flamenco ver.)』ではダンサーの情熱的なフラメンコが披露されペルソナの幅の広さが良くわかる一幕となり、会場からは大歓声が上がった。

怒涛のステージはまだまだ終わらない。ここからは先ほどまでとは少し空気が変わってテクノやサイバーな雰囲気の楽曲が披露された。ダンサー達とDJ WAKAによる『Heartful Cry』からLotus Juiceのキレのあるラップが光る『深層心理 (Lotus Juice Remix)』、インスト楽曲『霧 (ATLUS Konishi Remix)』を経てLynによる『Rivers In the Desert』、そして川村ゆみ・Lotus Juice『Mass Destruction (Tetsuya Kobayashi Remix]』。原作がゲームということもあり途中にインスト楽曲が多く挟まれていくが、それがライブの静と動を見事に飾っている。『霧 (ATLUS Konishi Remix)』で緊迫感のある楽器同士のぶつかり合いを見せつけた後のエモーショナルな『Rivers In the Desert』の流れでは、特にそのことを強く感じさせられた。
サイバー系のステージが終わると今度はアクション性の強いダンスが印象的なステージへと移行する。披露されたのは『Dance!』・『GLOOVY』・『Last Surprise (PSS2019 Special Remix)』・『Our Moment』の4曲だ。『Dance!』では歌とダンスとラップがバトルの様な激しさでぶつかり合い、思わず踊りだしたくなるような曲名に偽りなしな展開。『Last Surprise (PSS2019 Special Remix)』では歌のバックでダンサー達によるミュージカル調のダンスバトルが行われ、どこを観ても楽しめどこに注目すればいいのかと幸せなため息が出るようなありさまだった。

4曲が終わるとライブは折り返しに差し掛かる。ここではペルソナライブ初のビックバンドによるメドレーが披露された。メドレーに含まれた楽曲は『死線』『ボス戦闘』『時価ネットたなか』『Reach Out To The Truth』『Keeper of Lust』だ。全編に渡って会場からはクラップが上がり続けビックバンドのサウンドにさらなる華を添える。メドレー中盤ではタップダンサーとして宮崎あゆみが登場し手に持ったステッキを交えつつのタップダンスを披露。それに続くように各楽器のソロが始まり、さらにはダンサーやシンガー達も登場し、他のライブでは見ることの出来ない極上のショーが展開された。楽曲が終わるとMCタイムが始まった。息も付かせぬ怒涛の展開でここまでやってきたステージだが、このMCでは真っ白な衣装にお色直ししたシンガー達がそれぞれの強烈な個性を発揮した会話を繰り広げたり、ペルソナミュージックの要である目黒将司からの一言があったりと、ライブの中の一服の清涼剤となった。MCが終わると再び3人の主人公たちによる影ナレが挟まり、ライブは後半戦へと突入した。
このパートでは随所に和を感じる演出が挟まれた。披露された楽曲は『Beauty of Destiny』・『キミの記憶』・『BREAK IN TO BREAK OUT』・『Beneath the Mask』・『sky's the limit』だ。ダンサー達は振袖を思わせる衣装に身を包み扇子や和傘を手にステージを彩り、歌は時に激しく、時に艶やかさを感じさせる切ない物へとその色を目まぐるしく変えて行く。『キミの記憶』では4月の今にぴったりな桜の映像がバックに流れ、観客による大合唱も巻き起こり、切なくも胸が熱くなるステージが展開され、『Beneath the Mask』ではメロウなバイオリンのメロディと歌が見事にマッチし独特の世界観を作り上げた。

とうとうラストスパートだ。『MAZE OF LIFE』から始まり、『Nothing is Promised』・『Invitation to Freedom』が披露される。『MAZE OF LIFE』ではドラムが牽引する力強いリズムに乗って、ダブルボーカルが観客を魅了。『Nothing is Promised』では一転赤を基調とする照明とダークな曲調、さらにはラップとステージはますますヒートアップ。そしてラストの楽曲『Invitation to Freedom』だ。駆け抜けるようなリズムに金管楽器のサウンドと歌、そしてラストには特大のバズーカも添えられ、ライブラストに相応しい盛り上がりをみせ、大歓声の中ライブ本編の幕は閉じた。
が、当然ながらペルソナのライブがこれだけで終わるはずがない。大歓声のアンコールに応えて、アンコールとは思えないサービス精神旺盛な大ボリュームのステージが幕をあけた。シンガーたちはライブTシャツに身を包み登場し、アンコールとは思えない程のエネルギーで高らかに歌い上げる。まず披露されたのは『行くぜ!不死鳥戦隊フェザーマン』だ。スクリーンにはフェザーマンのOP映像が流され、客席からレッドが登場し客席を巡りステージ上に上がったりと、観客を楽しませる演出をこれでもかとたたみかけてくる。さらには楽曲が終わるとレッドはマスクを外しステージを降りて行ったが、その正体はP5主人公だったりと記憶に焼き付く1曲となった。
フェザーマンの素顔に戸惑うシンガー達によるMCが終わると再び楽曲パートだ。披露されたのは『Light the Fire Up in the Night "KAGEJIKAN"』・『Place of My Heart』・『colorful world』・『星と僕らと』だ。『Place of My Heart』では歌詞がスクリーンに表示され、ラップを交えつつLotus Juiceがメッセージのこもった歌を高らかに歌い上げる。『colorful world』ではLyn・川村ゆみ・平田志穂子の3人による歌が披露され、曲調もあいまって爽やかな感動が会場を包み込んだ。そしてアンコールラストソング『星と僕らと』だ。『星と僕らと』ではスクリーンに映し出される星をバックに、ペルソナという共通点で集まった“僕ら”は心を一つにしこの日最後の楽曲を楽しんだのだった。

アンコールが終わると最後に新作映像が公開された。映像は『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』のPVで、新キャラ登場の他に新しい物語がにおわされる。映像の最後には2019年10月31日(木)に発売することも発表され、会場は大歓声で満たされる。映像後はPVに登場した新キャラがステージ上に実際に登場し新体操を思わせるダンスを披露し、アンコールが終わってもペルソナのサービスは終わらなかった。2日目にはさらに1日目には公開されなかった新規PVの公開がこの後に続いた。公開されたPVは「ペルソナ5スクランブル ザ・ファントムストライカーズ」の物。「ペルソナ5スクランブル ザ・ファントムストライカーズ」はアトラス×コーエーテクモゲームスがタッグを組んで送るペルソナ初のアクションRPGだ。PlayStation4とNintendo Switchのマルチプラットフォームに対応し、「心の怪盗団」の新たな活躍が描かれるとのことだ。ライブに来ていたペルソナファン達にとって特大の嬉しいサプライズとなった。
サプライズが終わると最後には3人の主人公達による影ナレで舞台は締めくくられ、3時間超にも及ぶ「PERSONA SUPER LIVE P-SOUND STREET 2019 ~Q番シアターへようこそ~」は熱狂と大歓声の中で幕を閉じた。

文章:春川三咲
Photo:杉浦 弘樹、mariafujio、松﨑祐士、三浦真琴(maco)

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