「東京コミコン2018」押井守監督×千葉繁、パトレイバートークに会場熱狂

アニメ・声優 公開日:2018/12/02 1
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11月30日(金)より12月2日(日)までの3日間、幕張メッセはアメコミを中心としたポップカルチャーの祭典「東京コミコン2018」で大盛り上がりとなっている。

12月1日(土)には、CS放送ファミリー劇場が「機動警察パトレイバー」の実写化プロジェクト『THE NEXT GENERATION パトレイバー』一挙放送(12月29日7:30~21:00ほか)を記念し、シリーズ中で実際に使用された、実物大「98式AVイングラム」(全高約10メートルの警察用人型ロボット)のデッキアップイベント及び押井守監督と千葉繁氏のトークショーを開催。


トークショーの壇上に登場した千葉繁氏は、超満員のコミコン会場を見渡し「これ全員パトレイバーのファンですか?」「斯波繁男の千葉繁ですって挨拶するの忘れた!」と会場を沸かせ、押井守監督も「斯波繁男は千葉さんをモデルに作った珍しいキャラ。まんまです。実写版でも違和感ない」とこれに続いた。トークショーは後方ではステージが確認できないほどの賑わいとなっていたため、千葉氏より「前の方座るか?」との提案が入り、これにMCより「班長の掛け声でお願いします」との打診が入ると、「テメーら座れコノヤロー!」とのシゲさん号令で全員が着席するという前代未聞の展開になるなど大盛り上がり。

また、撮影秘話なども公開され、押井守監督の作品では多く登場する食事シーンについて問われると、「映画の中にある食事シーンは、シャワーシーンと一緒で、あってもなくてもいい。でも生活感は出せる。」「それだけなのにこのシーンを撮るのは大変。準備もそうだし、何度も(撮り直しが)できない。」と押井守監督がその苦労を語ると、千葉氏も「そうめんなんかは筆舌に尽くしがたいほど不味くなる」と演じる側の苦労で笑いを誘った。

このまま班長シゲさんと整備班の誘導でイングラムのデッキアップスペースへと移動。

そして久々に実物大イングラムを目の当たりにした押井守監督は「まだあったんだ!大抵の作品では作品が終わるとスクラップにされちゃうのに」「久しぶりに見たらまたやりたくなってきちゃったな」「千葉さんまだ生きてるし」「今思えばかなり楽しかったし、またやりたいね」と新作への意欲を語るという爆弾発言の連続が。

これには会場からも割れんばかりの喝采が贈られ、千葉さんも「押井さん滅多にこんなこと言わないから本気です!まだ死ねない!」と続くなど『THE NEXT GENERATION パトレイバー』新作に繋がる予感という素晴らしい流れで大団円となった。

ステージを見る限り、自作への意欲は本物と思われるため、これは近々大きな正式発表があるに違いない。

※本記事は掲載時点の情報です。

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