桑田佳祐全国ツアー完走 横アリで14,000人のファンと年越し、紅白中継も
昨年リリースされたニューアルバム『がらくた』が累計出荷35万枚を突破する大ヒットを記録し、さらに1月にはソロ30周年記念ベスト・ミュージックビデオ集『MVP』をリリースする桑田佳祐。2017年も精力的な活動で世間を大いに賑わせてきたが、全国の音楽ファンから注目を集めていた10箇所18公演、総動員数40万人に及ぶ全国アリーナ&ドームツアー“桑田佳祐 LIVE TOUR 2017「がらくた」”が本日の横浜アリーナでの年越し公演にて大団円を迎えた。 大晦日の21時30分。バンドの音が鳴り響くと、桑田が颯爽とステージに現れる。割れんばかりの歓声の中、歌い出した曲は『しゃアない節』。今までのツアーとは若干趣が違い、今の桑田佳祐だからこそ見せることのできる深みと味、そして歌の力が際立つ圧巻の1曲目に、会場に詰めかけた約14,000人は大興奮。 ライブ序盤、MCで桑田がツアーで回った各地を一つ一つ述べ、「どこに行っても温かいお客さんに囲まれて、本当に幸せでございます!ありがとう!」と観客に深い感謝を述べた。『愛のプレリュード』『愛のささくれ〜Nobody loves me』『大河の一滴』『百万本の赤い薔薇』など、ニューアルバム『がらくた』より、最新曲を立て続けに披露。新曲であるにも関わらず、耳馴染みのある楽曲ばかりで、このアルバムが世間に浸透していて、そして、いかにファンがこのアルバムの楽曲たちを楽しみにしてきたかを感じさせる一体感が会場には充満していた。『がらくた』を中心にしたコーナーに続いて、2011年にリリースしたアルバム『MUSICMAN』より爽やかな風を感じさせるナンバー『古の風吹く杜』をきかっけに、過去の名曲も連続で披露。『東京』では、桑田がエレキギター一本で弾き語り、その迫力に観客が息を飲んだ。その後も、ロック、ポップス、ジャズ、バラード、ブルース・・・と桑田にしかなし得ない楽曲の幅の広さで大晦日の横浜アリーナを縦横無尽に彩っていった。 『君への手紙』で会場全体がライトの演出と桑田の歌で多幸感に包まれると、今年の年越しライブ中の一大イベントであるNHK『紅白歌合戦』の中継へ。時刻は23時20分頃、ステージにNHK有働アナウンサーが現れると横浜アリーナとNHKホールが中継で繋がった。NHKホールにて司会を務める有村架純の「約10か月にわたって、私が(谷田部みね子を)演じられたのも、この曲があったからです。何度もこの曲に助けられました。感謝の想いを込めて、桑田佳祐さんで“若い広場”。」という曲振りから、有村架純が主演を務めたNHK連続テレビ小説『ひよっこ』の主題歌であり、2017年の国民歌と言っても過言ではない『若い広場』を披露。あたたかい曲と桑田の歌声、そして観客、飛び入り参加となった有働アナとの大サビの大合唱が、画面を超えてお茶の間に届いたことを確信させた。紅白歌合戦の放送では、『ひよっこ』番外編のドラマにも、浜口庫之助役で出演した桑田だったが、間違いなく今年の紅白を象徴する一幕となった。 紅白の中継終了後も、桑田の勢いは増すばかり。30年前のソロデビュー曲『悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)』や『波乗りジョニー』といった大ヒット曲を続けざまに投下し、会場のボルテージは最高潮に至ったのだった。 そして、勢いはそのままに2017年最後に桑田が歌った曲は『ヨシ子さん』。2016年にリリースした当初、桑田にしか作り得ない世界観に大きな衝撃を与えたが、今や、桑田のライブには欠かせない楽曲へと進化した。桑田佳祐と20名を超えるダンサー、楽曲の世界観を表現するバルーン、会場を舞う煌びやかな紙吹雪がサイケデリックでカオスな空間を作り出し、楽曲が終わると白無垢の“ヨシ子さん”の掛け声をきっかけに年越しまでのカウントダウンがスタート。 ファン14,000人と2018年を迎えた!そのまま、アンコールに突入し、『スキップ・ビート (SKIPPED BEAT)』や『白い恋人達』など歴史的名曲を連発!そして『明日晴れるかな』では曲中での「昨年は本当にありがとうございました!今年も頑張っぺよーーー!!」という桑田の言葉に呼応し大歓声がわき起こり、“明日晴れるかな”のフレーズを会場全体で大合唱すると深い感動に包まれた。そして、多幸感に満ちたままツアーの終わりを迎えた。 “桑田佳祐 LIVE TOUR 2017「がらくた」”の模様は、年明けの1月3日(水)夜21:00からWOWOWで放送することが決定している。そして、桑田佳祐ソロ30年の歴史が凝縮されたベスト・ミュージックビデオ集『MVP』も同日にリリースされる。ライブの興奮そのままに、ぜひとも1月3日を桑田佳祐一色でお楽しみいただきたい! カメラマン:西槇太一