<競馬>香港GⅠシリーズ総ナメの予感!?
今週末、阪神競馬場では2歳牝馬の頂点を決める阪神ジュベナイルフィリーズが行われる。ロックディスタウンとラッキーライラックのオルフェーヴル産駒2頭による一騎打ちの様相を呈しているが果たしてどの馬がチャンピオンに輝くのだろうか。乙女たちの熱き戦いに熱狂しよう。 しかし、それよりも注目すべきは当日に開催される2017年香港国際競走だろう。今年は日本から計8頭が参戦。いずれもが勝利を期待出来る精鋭メンバーであり、上手く行けば4レース全勝という偉業達成も十分に有り得るだろう。ひとレースずつ、その日本馬を含めて簡単に展望して行きたい。 先ずは香港カップ。芝2000mで行われるこちらのレースは昨年も日本馬モーリスが快勝している。今年はステファノス、スマートレイアー、ネオリアリズムとGⅠクラスの強豪が一同に会するが、特にネオリアリズムは春のクイーン&エリザベス2世カップで香港のエースであるワーザー以下を完封。ステファノスは昨年の同レースで3着入線の他、香港で3戦しており舞台適性は非常に高い。スマートレイアーに関して言えば、京都大賞典で後のジャパンカップ馬シュヴァルグランを退けた女傑候補の1頭。この3頭が走るとなれば海外の如何なる相手であろうが、勝ち馬はここから出るとさえ思えて来る好メンツとなっている。 次に香港マイル。こちらは今年の安田記念馬サトノアラジンが参戦。秋は天皇賞秋とマイルチャンピオンシップで馬場の影響から大きく着順を崩しているが、良馬場なら結果は違った筈。跳びが大きく綺麗なフットワークで走る為、後方から外を回って追い込む戦法しか取れないが、展開がハマりさえすればここでも差し切れる脚は十分持っているだろう。ここが引退レースという事で陣営も勝負気配を見せており、見事に有終の美を飾る事が出来るか大いに見ものである。 香港スプリントもまた見どころが満載だ。香港の短距離戦線は世界的に見てもトップクラスの布陣。その中で今年のスプリンターズステークス2、3着のレッツゴードンキとワンスインナムーンが出走予定だ。前者は今年に入って復調した桜花賞馬、後者は勢いだけならスプリント界でも上位の快速馬。いずれが勝ってもおかしくないレベルにあり、ワンツーフィニッシュの想定すらしておきたい。日本のスプリントレベルの向上に是が非でもひと役買ってもらいたいものだ。 そして最後が香港ヴァーズ。何と言ってもこちらは菊花賞馬のキセキに大注目。不良馬場の菊花賞を後方から進んで一気の捲りによる差し切り勝ちでまさに怪物の片鱗を見せた。本来は驚異的なキレが身上の馬だけに、今一度絶好の馬場状態で走る姿を見てみたい。もう1頭のトーセンバジルにもチャンスはある。コツコツとクラスを積み上げ、ようやく古馬の重賞戦線で台頭出来る力が備わって来た同馬。京都大賞典2着から同レースへの出走する臨戦過程で厩舎の本気度を窺い知る事が出来るというもの。ひょっとすると、大一番で強敵たちを喰ってかかるジャイアントキリングが見られるかもしれない。いずれにせよ、両馬に大きなチャンスがあるのはどの角度から見ても明らかである。 以上、今年は例年にも増して粒ぞろいの遠征馬が揃ったレースとなる。世界が舞台ならともかく、アジア圏内では日本競馬のレベルを誇示しておきたいもの。もちろん生半可な戦いは無いだろうが、各レースで熾烈な上位争いに日本馬が加わっている姿を期待しつつ週末のビッグイベントを楽しもう。