Perfume、中田ヤスタカとタッグ15年目で初共演「気が変わったんじゃろうか」
中田ヤスタカがプロデュースする音楽フェス「OTONOKO」が、12月2日に中田の故郷である石川・石川県産業展示館4号館にて開催された。 昨年初開催され、6,500人を動員して大成功を収めた「OTONOKO」。 2年目の今年は、中田ヤスタカ、CAPSULE、Perfume、tofubeats、C&K、岡崎体育、80KIDZ、DAISHI DANCEなど多彩なアーティストが出演。 引き続き“今までにない新しいフェスを”をコンセプトに掲げ、動員数は8,620人にスケールアップした。 場内構成はメインと2ndからなる2ステージ制。メインステージでは、オープニングアクトとして、DJオーディション優勝者のDJ KOKI、弱冠15歳のアソビシステム期待の新人アーティスト・MANON、今年メジャーデビューした新しい学校のリーダーズの3組が会場を温める。 一方2ndステージは、Una、やのあんな、Kus Kusらのライブに加え、DJ 加賀温泉、ダンスショーケース、地元の専門学校によるヘアメイク&ファッションショーなど、幅広いカルチャーが交錯する場となっていた。 メインアクトのオープニングを飾ったのはCAPSULE。『more more more』『FLASH BACK』『JUMPER』などライブで盛り上がる往年の鉄板セットで来場者を迎え入れた。その後は、2年連続出場のDAISHI DANCEや、TeddyLoid、80KIDZがイベントを盛り上げる。TeddyLoidのアクトには、人気YouTuberのHIKAKIN&SEIKIN、14歳のシンガー・大山琉杏がゲストで参加し、『YouTubeテーマソング』を披露するなどバラエティ性の高いステージを展開。80KIDZはバンドセットで臨み、鋭いビートでオーディエンスの五臓六腑を刺激する。 中盤は、岡崎体育、C&Kというライブアクトや、banvox、tofubeatsといった中田とも親交の深い人気DJアーティストが登場。岡崎体育は、ライブでおなじみの『Open』『We Can Get Over It』などを通して、その独特のスタイルを崩さずにイベントへの敬意を示す。C&Kは、しっとりと感動的なバラード「Y」を筆頭に、透き通った歌声とポップな音楽性でフロアのムードを一変させた。そしてbanvoxは、会場にもコラボブースが出展されていた「banvox×リポビタンD」のCM曲をこのステージで初披露。最後はTOYOTA T-ValueのCMソング『Everlasting』で会場をひとつにした。 続くtofubeatsは、banvoxから流れるようにバトンを受け取りDJブースに立った。『POSITIVE feat. Dream Ami』『LONELY NIGHTS』『Too Many Girls feat. KREVA』といった歌モノでフックを作りながら『Drum Machine』などの爆音ビートも織り込む。キラーチューン『Don’t Stop The Music feat. 森高千里』で森高千里のボーカルが流れ出すと、フロアから手拍子が。さらに『朝が来るまで終わる事の無いダンスを』や『水星』では、tofubeatsがマイクを握って観客との大合唱を促した。 大きな期待をもって迎えられたPerfume。1曲目『GLITTER』が鳴り響きレーザーが飛び交うと、場内の熱気は一気にヒートアップ。『FLASH』『FAKE IT』といった激しい楽曲で踊らせる一方、MCでは、あーちゃんが「あんなにゴリゴリの重低音ずっと聴いててさ、気持ち悪くならない!? “音の子”の皆さんはやっぱり違うんですね」とイベントを見ていた感想を口にする。長らく中田ヤスタカのプロデュースで活動しているPerfumeだが、2組がライブで共演するのはタッグ15年目にして初めて。中田を“神”と崇める彼女たちは、「飽きもせずこんな長いことやってくれて、今年になってテレビ番組でご一緒して、その上OTONOKOまで呼んでもらえて。中田さん気が変わったんじゃろうか言うて。こっちは神とご一緒できるなんてありがたやありがたやーですよ」と語る。この日はオーディエンスを「な」「か」「た」の3エリアに分けてコール&レスポンスした。後半は、クラブ仕様にビートが足された『チョコレイト・ディスコ』『TOKYO GIRL』を送り、発売未定の新曲『FUSION』もライブ初披露。この曲ではDJブースに中田が登場するというサプライズ! 重厚なベース音に、ほぼ歌詞のないエキゾチックなトラック、ゆっくりとした動きやダウンビートのリズムを取る振付、これまでにないクールな表情のPerfumeを覗かせた。 トリを務めたのは中田ヤスタカの単独ステージ。Perfumeのアクトが終わり1人残った中田は、来年2月7日にリリースするキャリア初のソロアルバム『Digital Native』より収録予定のナンバーを連発。『NANIMONO(feat. 米津玄師)』やZedd & Alessia Cara『Stay』のリミックス、今年発表したソロの新曲『Give You More』や『Jump in Tonight(feat. 眞白桃々)』など、それぞれ1曲たっぷりと聴かせる。また、Perfumeの『If you wanna』をかけるとPerfume本人がゲスト出演し、先ほどのお返しと言わんばかりに再び生コラボが実現! 中田によるDJの下でPerfumeが歌い踊るという贅沢な画に、観客は全員手を挙げっぱなし。フィナーレは、CAPSULEのメンバー・こしじまとしこがアジテートしてCAPSULEの代表曲『Starry Sky』。曲に合わせて火花やCO2、銀テープ、無数の高速レーザー、金の紙吹雪がステージを彩り、クライマックスにふさわしい光景が広がる。中田はそのパフォーマンスから、日本を代表するアーティスト / プロデューサー / DJとしての才覚と最新形をまざまざと見せつけ、先鋭的なダンスビートが鳴り続けた1日を締めくくった。 「今日は最後までありがとうございました! また金沢に戻ってきます!」と観客に挨拶した中田。2018年もソロアルバムのリリースをはじめ、精力的な活動が期待できそうだ。 TEXT by 鳴田麻未 カメラマン(C) Tetsuya Tsurumi IMGRAPH masatoshi okamoto satoshi fukuda KAZUYA OTA Kei Nakagoshi