テミン(SHINee)生演奏バンドを従え横浜アリーナでソロライブ
テミン(SHINee)が、11月19日神奈川・横浜アリーナにて、ソロコンサート「TAEMIN ‘OFF-SICK(on track)’ in JAPAN」を開催した。 テミンは、7月に大きな反響を呼んだ初のソロステージ「TAEMIN THE 1st STAGE 日本武道館」を行い、8月と10月に韓国でソロコンサートを実施。パフォーマンスにさらに磨きをかけ、このたび満を持して横浜アリーナでの公演を開催することとなった。 スモークの中にテミンがシルエットで浮かび、『Rise』からライブはスタート。大歓声の中、続けざまにアップチューン『Drip Drop』をたたみ込む。テミンはダンサーとともに、躍動感あふれるパフォーマンスで観客を魅了。炎が上がる中、ファンキーでダンサブルな『Sexuality』を歌唱すると、大人の色気を見せながら歌とダンスで会場を熱くする。MCでテミンは、「僕のソロコンサートへようこそ! 横浜アリーナといえば、去年は「SHINee WORLD V in JAPAN」で来ました。今日は5人ではなく、ソロとしてこのステージに立つことができて、本当に胸がいっぱいです。こんなに大きな場所で、ソロをやるのはプレッシャーですけど、頑張るので見守っていてください!」と、ライブへの意気込みを語った。 テミンは、正面ステージ、アリーナ中央ステージを使って、360度近くいっぱいになった観客に向かってパフォーマンス。堂々とした佇まいは目を見張るものがある。世界的ダンサー菅原小春さんが振り付けし、MVでの共演も話題だった韓国最新曲で妖艶なメロディのエレクロニックチューン『MOVE』では、艶かしい腰を使ったダンスを披露し、情緒的な歌詞とメロディーの『Flame of Love』では、全身から愛の情念を発散するようにパフォーマンスする。 メロウ感溢れる『One By One』からは、バンドの生演奏をバックにステージを展開。グルーヴの増したサウンドで、よりテミンのステージングも切れ味としなやかさがアップする。そして、ピアノの前に座ったテミンは「いつかここで」を弾き語りで歌唱。繊細なメロディと優しいボーカルが絶妙に溶け込んだ音楽に、観客はグッと心を引き寄せられる。続く『Soldier』では、テミンがピアノの上に立ち上がって渾身のシャウトをするエモーショナルな場面も見られた。 ライブ後半戦は、ニュージャックスウィングテイストの『Wicked』から会場をヒートアップさせる。テミンのラップが炸裂するヒップホップチューン『Pretty Boy』では、観客と一体となって盛り上がる。ハードにアレンジされた勢い全開の『TIGER』では、炎が立ち込める中、テミンがスクリーム。その姿はロックスターのようだ。そして、ダイナミックなアップチューン『Danger』を披露。ワイルドな魅力を会場全体に撒き散らし、強烈なインパクトを与えてライブ本編が終了した。 鳴り止まないテミンコールに応えてのアンコールは『DOOR』。無数のロープに拘束されたテミンが、もがきながら徐々に解き放たれていくパフォーマンスは、見るものを釘付けにした。そしてテミンは、繊細さと力強さが入り混じるナンバー『さよならひとり』を、花びらが吹き荒れる中、熱唱した。 最後のMCでテミンは「今年は忙しかった分だけ、僕の夢を叶えることができました。それは皆さんのおかげだと思います。少しでも皆さんにお返しできるように頑張っていきますので、ずっと見守っていてください。これからもSHINeeとしてもソロのテミンとしても、皆さんに沢山お会いできると思います。いつまでも一緒に素敵な思い出を作って、一緒に夢を叶えましょう!」と声をあげると、観客から大きな拍手が送られた。切なく熱い『Love』を披露したあとは、優しいメロディの響く『Hypnosis』をサプライズで韓国語と初の日本語を織り交ぜて歌い、観客の心をひとつにしてライブは締めくくられた。 約2時間半、全24曲、抑揚のついたドラマチックなライブはまさに圧巻。テミンは、時に男性的な強さをアピールし、時に中性的なしなやかさを感じさせる、彼にしかできない世界観を存分に見せてくれた。磨きのかかる彼のステージはそこからの感動も比例して多きくなっていくように感じられる。その始発点とも言える日本武道館でのステージの感動は11月29日に発売される、LIVE Blu-ray/DVD「TAMIEN THE 1st STAGE NIPPON BUDOKAN」でしっかりと堪能できる。ソロアーティスト、テミンの可能性は、ここからさらに広がり、どこまでいくか楽しみだ。 Text :土屋恵介 写真:HAJIME KAMIIISAKA