NMB48の異端児 木下百花卒業「いつか遠い存在になって自慢したい」
一期生としてNMB48に加入し、アイドルの型にはまることなく、独自のスタイルを貫き、アイドルファンのみならず、サブカル好きなどからも支持されていた木下百花がNMB48を卒業した。 2017年7月29日のNMB48劇場で行われたチームM公演において、グループからの卒業を発表し、9月20日には、横浜アリーナで卒業前の最後の大会場でのコンサートに出演、さらに9月26日には、大阪・味園ユニバースにて「木下百花・更生施設祝!出所イベント」を開催し、そして9月27日にNMB48劇場で卒業公演を迎えることになった。 最後のステージということで、劇場には木下ファンが中心に集まったのだが、女性人気も高いこともあり、これまでの劇場公演では見られない程の女性ファンが集まっていた。そんな最後のステージは、木下の所属するチームMの「アイドルの夜明け」公演。卒業公演ということで気合の入ったメンバーも多かったが、送り出される木下の気合もハンパなかった。特に同期の吉田朱里と一緒に歌った『愛しきナターシャ』歌唱時の激しさは木下の集大成とも思えるほど。吉田とアイコンタクトするシーンもあり、同期の絆を見せてくれた。 ひとつひとつのシーンが最後となり大切な瞬間なのだが、終了時刻はどんどん迫ってきてしまい、遂に最後の曲『タンポポの決心』を全メンバーで歌い本編の幕は閉じた。アンコールでは、最新シングル『まさかシンガポール』など5曲を歌い、本当の最後の曲として『アリガトウ』で終了となった。 終了と同時にしんみりした空気になってしまったが、ここで終わることもなく、何とこれまで多くコンサートや公演で何度も披露した木下がプロデュースするボーイズラブを題材にした『百合劇場』が上演された。ファンにとっては二度と見れない演目だったこともあり、木下は最後の最後にファンに最高のサプライズを発動してくれた。しかも別のチーム所属で本来は出演予定の無かった山本彩と三田麻央と太田夢莉が出演する木下からの粋なプレゼントとなった。 やりたいことを完全にやりきった感じの木下は「最後の日に向けてもっと自分の中にあった思いが表に出るようになったんですよ。それで急に高感度も上がりました。自分のしたいことは全部やりきりましたね。今日の幕が開いた時も、今日で終わりって感じもしなくて、私まだいるんじゃないかという感じで、そんなフラットな気持ちだったんですけど、皆さんの目線だったりとかメンバーが号泣してくれたりとかそういうシーンを見て卒業を実感することができました。7年間いろいろな人を苦しめてきましたし、心配とか迷惑とかどのメンバーよりもすごかったと思います。自分の記憶には無いですけど、史上最大の問題児だったと言われるくらい酷かったと思うんですけど、そんな自分を更正させてくれたNMB48には感謝したいです。自己評価はかなり低い方ですけど、自分に自信が付きました。いろいろなことができるキッカケや信じる力を教えて下さったのが皆さんだと思います。今後は自分の中で明確な夢が2つできました。その2つはまだ言いませんけど、皆さんの目に触れられるようなものになれば良いと思っています。それがどれだけ時間がかかるかわかりませんけど、いつかは私が遠い存在になって皆さんに自慢してもらえるような人物になりたいです。それを人生においての目標はそれなので、ぜひ皆さん応援して下さい。皆さん本当に7年間ありがとうございました」と心のこもったコメント。 チームMのキャプテンで同期の川上礼奈は「百花がいたNMB48はすごく大好きだし、卒業して百花がやりたいことが2つあるみたいなので、何かを極めることは大切ですし、百花の夢のひとつとしフリーターというのもあるみたいで、トップフリーターになって、皆さんの遠い存在になってしまうかもしれませんが、百花をこれからも応援したいと思います」と川上流の言葉で労った。 卒業は淋しいことかもしれないが、新たな旅立ちでもある、これからの木下がどのような活動をしていくのか今から楽しみである。