REBECCA28年ぶりチケット即完の全国ツアーで魅せた「これから」への予感
7月25日の大阪フェスティバルホール公演を皮切りに5会場・9公演にわたって行われた、REBECCAの全国ツアー「REBECCA LIVE TOUR 2017」が、9月1日の東京・日本武道館公演をもってファイナルを迎えた。 2015年に復活を果たし、20年ぶりの再結成ライブを行ってから約2年。REBECCAが全国ツアーを開催するのは、「BLOND SAURUSの逆襲」ツアー以来実に28年ぶりのこととなる。 日本武道館2Days公演の2日目=9月1日、会場狭しと渦巻くオーディエンスの期待感の中、NOKKO(Vo)/土橋安騎夫(Key)/高橋教之(B)/小田原豊(Dr)の4人とオリジナルサポートメンバー=中島オバヲ(Perc)&是永巧一(G)、さらに今回のツアーサポートを務める真藤敬利(Key)が登場、1曲目の「MOTOR DRIVE」から場内は一気にクライマックス級の熱気に包まれ、鳴り渡るクラップとともに客席が激しく揺れていく。 『76th Star』『LONELY BUTTERFLY』など人気曲を惜しみなく畳み掛ける中、『LONDON BOY』やアンコールの『ヴァージニティー』といった、2年前の一連のライブでは演奏していなかった楽曲が演奏されるたびに、観客の間に驚きと感激の声が広がる……といった場面からも、REBECCAの1曲1曲をファンがどれだけ切望していたかが窺える。 随所にアレンジが施されてアップデートされたアンサンブルは、タイトでグラマラスなREBECCAの音楽を2017年の今にダイレクトに伝えてくる。そして、80年代の伸びやかさそのままに響くNOKKOの歌声は、REBECCAの楽曲に息づく少女性をどこまでも鮮烈に体現し、観る者すべてを魅了していった。 「短いといえば短いツアーですけど……28年ぶりの人々にとっては果てしない道程だったんですよ!」というNOKKOのMCに客席が沸き、「新幹線の車中が楽しい、楽屋が楽しい。みんなの笑顔を見てると、幸せになります!」とツアーの充実感を語る小田原の言葉に満場の拍手が広がる。 名曲『フレンズ』で観客にマイクを向けるNOKKOに応えて「oh フレンズ」と一面の大合唱が湧き起こり『Maybe Tomorrow』の艶やかなヴォーカルが武道館の歓喜と響き合っていく。 ライブの中盤には、17年ぶりのニューシングルとして11月1日にリリースされることが発表されたばかりの新曲『恋に堕ちたら』を披露。軽快なロックのビートとカラフルなメロディが眩しく弾み回りながら、「REBECCA最新型」の躍動感をリアルに物語っていた。 アンコールを締め括った『RASPBERRY DREAM』までトータル2時間強のステージに、REBECCAの歴史と「これから」への予感を凝縮してみせた、珠玉のアクトだった。最後、7人で手を取り合って一礼する姿に、惜しみない拍手喝采が降り注いでいた。(カメラ/上飯坂一、ライター/高橋智樹)