LUNA SEA 鳴り止まぬアンコール、18年ぶり上海降臨にファン熱狂
今や日本を代表する夏フェスのひとつであるサマーソニック。この都市型フェスが中国の大都市である上海にて開催され、初日のヘッドライナーを務めたLUNA SEAが、上海リスナーを驚異のパフォーマンスで魅了した。 開催前日、メンバーが上海に降り立つと、空港ロビーに待ち受けた現地ファンから熱狂的な声援を贈られるなど、早くも期待と歓迎のムードが高まっていた。 迎えたライヴ当日、前日は激しい雷雨に見舞われSNS等でも心配の声が上がっていたが、雲間から時折太陽も顔をのぞかせるフェス日和の中、中国と海外から計24組のアーティストが一堂に会し、3つのステージに分かれて次々とパフォーマンスを披露。 SE『月光』が鳴り響く中、メインであるMARINE STAGEのヘッドライナーとしてLUNA SEAが登場すると、まるで日本で開催されているのかと錯覚するような大歓声が会場に響き渡った。1曲目に選ばれたナンバーは『Déjàvu』。メジャーデビューアルバム収録曲からのスタートは、18年振りに訪れた「上海」に対しての新たな所信表明ともとれた。2曲目の『TONIGHT』で、INORANがステージ前方でリフのカッティングを始めると、会場の熱気は更なるヒートアップを見せた。 最初のMCでRYUICHIは「ダージャーハオ、上海大好きです。約18年振りの想いをステージに届けてください!」と中国語も交え挨拶。ここからシングルヒット曲『DESIRE』『END OF SORROW』『TRUE BLUE』と立て続けに披露し、『The End of the Dream』までアップテンポな曲で畳みかけ熱狂させたかと思えば一転、『Sweetest Coma Again feat. DJ KRUSH』『gravity』でLUNA SEAの持つ独特の世界観にオーディエンスをグッと引き寄せる。「俺たち5人から心を込めて『I for You』」とコールすると、この日一番の歓声が沸き上がった。ドラマ主題歌の影響が中国でもかなり浸透しているようだ。野外の夜空の下に響き渡る『I for You』は、より一層切なさを増して広がっていき、印象的なシーンを創り出していた。 「上海行くぞー!」と煽り『STORM』からラストスパートへ。そしてファン待望の『ROSIER』ではメンバーが縦横無尽にステージを駆け回り、ラストナンバー『BELIEVE』では、会場中が一体となり腕を振り上げ、湿り気を帯びた上海の夜に透き通るような清々しい疾走感をもたらした。 鳴り止まないアンコールに応えて再びステージに登場したLUNA SEAが最後に披露したのは『WISH』。イントロで「I WISH!」とオーディエンス一同が叫ぶ姿を目の当たりにし、シングルではないこの曲が上海の地でここまで認知されている事に驚かされた。 「愛してるよ、バイバイ!」笑顔でステージを後にするメンバーを、涙交じりの歓声で見送ったファンの様子が物語るように、この日初めて体感したであろう多くの上海のオーディエンスの心に、LUNA SEAの名がより強く刻まれた一夜となったことは間違いなさそうだ。