進歩し続けるNGT48 トップアイドルへの道 成長如実に
いよいよ最終日を迎えたアイドルの祭典「TOKYO IDOL FESTIVAL2017」。メイン会場となる「HOT STAGE」は、オープニングのSKE48が熱狂の渦を生み出した。 興奮冷めやらぬ中、その勢いに続けとばかりに登場したのはNGT48。デビュー間もない頃にTIF初登場を飾った昨年。あれから1年、まさしく朱鷺のように全国へはばたき始めた彼女たち。凄みを増すNGT48は、お台場の地で再び、どんな姿を見せるのだろうか? 『overture』NGT48ver.が鳴り響くと、今年の総選挙で大躍進を果たした荻野由佳を先頭に深紅の衣装を身にまとったNGT48メンバー、総勢25名全員が登場。荻野がキッと前を見据え、挨拶代わりのスタートナンバー『NGT参上!』を投下。ダイナミックなダンスで一気に場内の熱をさらに高める。先輩アイドルたちに胸を借りる気持ちで臨んだ昨年と違い、この1年着実に成長を果し、トップアイドルへと駆け上がり続けている力強さが、パフォーマンスにしっかりと滲んでいる。集まった多くのファンは彼女たちのパフォーマンスに諸手をて掲げ答える。 続くは『ポニーテールとシュシュ』。激熱な空気から、一気に爽やかな夏の風を呼び込む。ここでは荻野と共にセンターを務めた本間日陽のしなやかなダンスと清廉さが光る。 MCに入り柏木由紀は大いに盛り上がるファンに向けて「熱中症には気を付けてください。歳も歳な方もいらっしゃいますし」とさりげなく毒を吐く。しかしその後、久々のフェス参戦に感動したのか「意外にテンション上がってるオバサン」と自虐。それだけこの舞台にかける想いがさく裂している証拠だ。 続くは、4月に発売された、記念すべきメジャーデビューシングル『青春時計』。レトロ感あふれる旋律が優しい空気を運ぶ。手を繋ぐ振りでは、場内のファンが手を繋ぎあう場面も。 ここからは立て続けに、今のNGT48のらしさが光るステージングを披露。まずはチームNⅢが、7月2日より始まった新公演「誇りの丘」から『やさしさに甘えられない』を届ける。疾走感あふれる王道楽曲はNGT48の新たな武器になった。軸となる高倉萌香の淑やかな魅力もマッチ。それだけでなく、各メンバーの個性が輝いた。太野彩香は笑顔を輝かせる。昨年、ケガで惜しくも出演適わなかったTIF。1年越しで出演できたことの嬉しさを噛み締めているのだろう。終始満面の笑みを浮かべる姿にこちらもつられて笑顔に。菅原りこは、端というポジションながら、バシッという音が聞こえてきそうなほど、鋭利なダンスで魅せる。一挙手一投足に思わず引き込まれる。 そして研究生9人にバトンタッチ、『LOVE修行』が始まる。昨年TIF出演後より始まった研究生公演を経て、成長を遂げてきた9人は、大舞台でも物おじせずシッカリとしたパフォーマンスで愛らしさを届ける。センターを務める奈良未遥のウィスパーボイスに癒され、中村歩加の笑顔、西村菜那子の全力ぶり、髙橋真生の立ち姿の美しさ、大滝友梨亜のインパクト……と、個性も正規メンバーにひけをとらない。 そして再び全員が集合し、『君のことが好きだから』を披露。途中、全員が横一列に並び歌い踊る場面が。正規、研究生と形上では分かれ、共に切磋琢磨する仲ではあるが、個性豊かな面々一人ひとり“全員でNGT48”という姿勢を持つ彼女たちの気持ちが、この光景を通して伝えているかのように映った。 「来年もNGT48がこのステージに戻ってこられるようにと願いを込めて歌います」というキャプテン・北原里英の言葉で、ラストナンバー『Maxとき315号』。25人はエモーショナルの極みのようなパフォーマンスを生み出した。感極まったのか荻野と北原が途中抱き合う場面も。この1年歩んできた成長の記録を刻んだNGT48。来年のTIFではどんな姿を見せるか?ますます楽しみだ。 (田口俊輔)