GEM、涙の4周年ライブで「目標は日本武道館」
2013年6月11日の本格始動から早4年、iDOL street所属の11人組(武田舞彩は留学中のため10人での活動)ダンス&ボーカルユニットGEMが結成4周年を祝うべく、スペシャルライブ「GEM 4th Anniversary Live ~YUMENO TSUBOMI~」を結成日の翌日、そして5周年目の幕開けとなる6月12日に新宿BLAZEにて開催した。 この日にかける想いは全員が熱く、村上来渚はブログに「今の自分が出せる力全部みんなにぶつけるから、受け取ってな」と、熱い想いを綴っている。4年間の集大成、そして5年目にかける想いをこの日、どのようなパフォーマンスで炸裂させていくのだろうか?昼夜の2回公演となっており、昼公演を「cute girls」、公演を「cool girls」と、各回にテーマを設けた。今稿では夜公演の方をお伝えしたい。 定刻通り、ライブはスタート。村上が制作したという、新OPSEに合わせて続々と登場するメンバー。小栗と村上が振りつけたというしなやかかつ力強いダンスで一気に世界へ誘う。 スタートを飾るのは「cool girl」の幕開けに相応しい、攻撃的ナンバー『Tears in the sky』。続く『Spotlight』では早くもGEMの真髄とも言える、様々なダンスが目まぐるしく絡み合う、まさに言葉通り変幻自在のパフォーマンスで魅せていく。中でも西田はBメロで響かす力強くもどこか甘さも併せ持った歌声と、繊細なダンスで強烈な存在感を示す。加入からわずか1年、完全にGEMに必要不可欠なピースであることを証明した。3曲目にはなんと、武田のソロ曲であった『EMERGE!!』を全員バージョンで披露という、GEMILY(GEMファンの呼称)にとって嬉しいサプライズが。早くも場内の盛り上がりは最高潮を迎える。 南口奈々は「気合入りすぎて、メッチャ右肩イタイ!」と早くも全開であることを語れば、小栗もこの日、ニコ生で視聴中の武田に向けてか、「LAにいる舞彩に届けるために『EMERGE!!』を全力で踊りすぎたら、過呼吸気味です!」とサラリと危ないことを笑顔で口にするなど、全員すでにマックスでぶつかっていることを口々に語りだす。 MCを挟んで、ここからはユニットでの楽曲コーナーへ。南口、小栗、平野沙羅、金澤有希の4人はミッドなダンスナンバー『departure』を披露。ステッキを駆使したシアトリカルなダンスで、センチメンタルな歌詞世界を再現していく。続くは村上、伊藤千咲美を迎えてドファンキーなディスコナンバー『DANCIN’ DANCIN’ DANCE!!』。小栗、平野がこれでもかとバキバキなダンスで見せ場を作りだせば、村上、伊藤も負けじとブッ太い声でグルーヴを作り出す。一気に場内をダンスフロアへと変えていく。ただ盛り上げるだけでない、続くはバラッド『fRiEnDs』。ここでは必殺のダンスを完全に封印、10人の見事なコーラスワークだけで魅せていく。淑やかな空気を生み出した後は、GEM随一のセクシーナンバー『Delightful Days』。1番をソロで披露した村上はマイクスタンドをポールに見立てた艶めかしいダンスと、扇情的な歌声で一気に怪しい空間を作りだせば、続いて登場した森岡悠も普段のニコニコとした笑顔を封印し挑発的な仕草と歌声で魅了。 ただ超絶パフォーマンスだけで唸らせるだけでない。静と動を駆使し、様々なタイプの楽曲世界をシッカリと現出させては盛り上げていく姿はさすがの一言。このコーナーではGEMILYも、盛り上がる以上に彼女たちの作りだす世界を、固唾を飲んで見守った。 ジックリとGEM流のステージングを披露した後は、『WHAT IF』『Party Up』と超パーティーナンバーを連続で投下、フロアのボルテージは再び最高潮に。アイドルポップな『Can’t Stop Loving』では、カチッとしたダンスの合間に伊山摩穂が小栗にキスを迫り、熊代珠琳と南口がセンターでじゃれ合うなど自由気ままに遊ぶ場面も。続くは春ツアーで披露した新曲『キミと僕。』。音頭、ロック、EDMがミックスされたGEM史上最も冒険心溢れた楽曲では、ステージとフロアの双方でヘッドバンギングが巻き起こる。本編ラストを飾ったのは『Do You Believe?』。会場に集まった全員が一斉にジャンプ、会場を揺らした。 暗転と同時に巻き起こる盛大な「G・E・M!!」コールに導かれ、Tシャツ姿で登場した10人。『Sugar Baby』で再び盛り上がりに火を点ける。記念撮影を挟み、今夏の定期公演の決定、ファンツアーの決定と続々決まった今後の予定を告知。すると、ここでLA留学中の武田からのビデオメールが。時に英語を挟んでは充実した日々を送っていると語る武田。テストで100点を取ったとの報告には思わずドヤ顔。金澤、伊藤からのツッコミが飛んだ。そして今晩から武田の公式instagramがスタートするとの嬉しいサプライズが。留学後SNSを休止していた武田からのアナウンスは、GEMILYにとって嬉しい報告となった。そしてファンだけでなく、メンバーにもサプライズとして9月18日に、東京キネマ倶楽部でのワンマンが決定の発表も。この驚きのニュースに思わず村上は「ムカツク!」と叫ぶも顔は笑顔に溢れていた。 嬉しい報せの後には今夏発売する新曲『最強Summer!!』を披露。これから待つ夏に向けてピッタリな軽快なソカチューンで、一足先に眩しさと暑さを運んだ。そしてこの日のラストナンバーは記念すべきメジャーデビュー曲『We’re GEM!』。「来てくださって、本当にありがとう!!」と小栗は集まったGEMILYに向け、大声を張り上げた。5周年の始まりに相応しいこの日一の盛り上がりを生み出し、ステージは終了した。 ラスト、この5年間共に歩んできた、家族、スタッフ、そして今まで出会ってきた全てのGEMILYに向けて感謝を告げる金澤。そして「武道館に絶対に戻ってきます!」と彼女たちの始まりの場所であり、夢の舞台である日本武道館に再び立つと宣言。最後「みんなにとってワクワクする時間がGEMであればいいなと思います。私たちはGEMに全身全霊を捧げていきます!!」という力強い一言を告げ、ライブは大団円を迎えた。 …と思いきや、再度暗転。何ごと!?とばかりにザワつくメンバー。なんと2度目のサプライズがスタート。これまで彼女たちが歩んできた5年間をギュッと凝縮した動画がステージ後方スクリーンに映し出される。突然の出来事に驚きを隠せないメンバーたち。しかし次第にこれまでの活動を思いだすかのように静かに見入り始める。最初の武道館でのステージが流れ、動画が終わると同時に、場内に明かりが灯ると響き渡るストリングスの旋律。なんと、ここで、この日予定になかった『Star Shine Story』がスタート。「仲間と共に、大きな夢へと向かいずっと歩んでいこう」というメッセージが込められた歌に、思わず今までの歴史、そしてこれからの未来への想いを重ねたのか、涙が止まらないメンバーたち。振り絞るように歌いあげる者もいれば、感極まりすぎてパフォーマンスできない者も。伊山に至っては真っ直ぐ立てないほどに泣きじゃくった。最後は全員一列になり、シッカリと肩を組み真っ直ぐと前を向き歌声を届けた。ラスト小栗は涙ながらに「みんなで夢掴みたい」と語れば、村上は「みんなを(夢の場所まで)連れて行くよ!」と力強い一言。金澤は「誰一人欠けることなく行こう!ずっと一緒にいようね」と、メンバー、そしてGEMILYとの絆を確かめ合い、笑いと涙に溢れた大切な一日に幕を下ろした。(田口俊輔)