ブリトニー・スピアーズ 15年ぶり来日公演に2万人が熱狂

が遂に来日を果たした。

2008年に発表したアルバム『サーカス』のプロモーションで来日した同年12月以来8年半ぶりの日本で、初来日となった2002年の東京ドーム公演以来15年ぶりに来日公演を開催し、この週末、3日(土)・4日(日)に国立代々木競技場第一体育館で行われた東京での2公演で動員した2万人以上の観客を熱狂の渦に包みこんだ。本日、12,000枚のチケットがソールド・アウトとなった初日公演レポートを公開、明日6日(火)には大阪城ホールで最終公演が行われる。

ブリトニー6.3代々木ライブ写真②_YoshikaHorita

プリンセス・オブ・ポップ、が15年ぶりに来日コンサートを敢行。2017年6月3日(土)、国立代々木競技場第一体育館での東京公演を皮切りにジャパン・ツアーを開始した。

18時を少し回った頃、コンサートはヒット曲『ワーク・ビッチ』でスタート。10数名の男女ダンサーとミュージシャンを引き連れてブリトニーが登場するやいなや、熱狂的ファンで埋め尽くされたソールド・アウトの会場は、割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。露出度の高いセクシーなボディスーツ姿で現われた彼女は、ほとんど贅肉ゼロといったふう。軽やかな身のこなしで完璧にコレオグラフされたキレのあるダンスを披露し、『ウーマナイザー』『ギミ・モア』『トキシック』など次々と大ヒット曲を歌い上げた。

セットリストは、ラス・ヴェガスで行なってきた内容とほぼ同様。全てが大ヒット曲で構成され、綿密に練り上げられたプロダクションの下に、次から次へと目まぐるしく変化する一瞬たりとも見逃せないハイライトの連続だ。情熱的なムードから、セクシーに、妖艶に、カラフルに、チアフルに、キュートに、フューチャリスティックにと、ステージ・セットと共にパフォーマンスのムードも変遷。7回を超える素早いコスチューム・チェンジを含めて、全てが小気味良く進行。ファンをステージに上げるサプライズなども用意され、まったくダレることがない。

初期ヒットをドラマチックなバージョンにアップデートしたり、ポールや椅子を使ったダンスを織り交ぜるなど、ショーガールを彷彿とさせる演出も多数。最新アルバム『グローリー』からのシングル『メイク・ミー… feat. Gイージー』では、これまでの彼女とは異なる、センシュアルな大人の色気も加わった。前回の15年前のツアーでは、若さ溢れるガムシャラな姿が印象的だったが、今や30代半ばを迎えて、しなやかな新たな魅力で表現者としての成長を窺わせた。

90分以上に及ぶコンサートはアッと言う間のように思えたが、実に見せ場が多く、丁寧に作り上げられていたのは、やはりラス・ヴェガスでの長期レジデンシー公演で鍛え上げられた成果だろうか。復活劇なんて言葉が霞むほど、パフォーマーとしての自信やオーラ、歓びに満ち溢れ、輝きが圧倒的だったブリトニー。新たなブリトニー伝説が、またひとつここに誕生した。

(テキスト)村上ひさし
(写真)Yoshika Horita