CANDY GO!GO!佐伯かな、アイドル活動を引退

5月15日(月)、渋谷WOMBを舞台にCANDY GO!GO!を長年支え続けてきた柱の一人、佐伯かながCANDY GO!GO!を卒業。同時に、アイドル活動も引退した。

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佐伯かな自身、けっしてCANDY GO!GO!を辞めたくも、アイドル活動を引退する気もなかった。ただ、気持ちは未来を向いていても、身体はそれを許してはくれなかった。本人は一生をCANDY GO!GO!に捧げる意志を強く持っていた。だからこそ、後悔はとてもある。

ただ、佐伯かなという一人の人間としての人生を考えたとき、彼女は一つの決断を下さざるを得なかった(けっして重い病気というわけではなく、CANDY GO!GO!の激しい活動のペースへ佐伯かなの身体のペースが追いつけないとの理由)。

ただし、卒業を決めた日から彼女は全力だった。ほぼ毎日のようにライブ活動を行い続けているCANDY GO!GO!だけにすべての日程に出たわけではないが、極力ライブには参加。少しでもCANDY GO!GO!を支えてくれたファンの人たちへ想いを伝える時間を大切にしてきたし、CANDY GO!GO!が持つイズムを仲間たちへ改めて伝え続けてきた。

渋谷WOMBは、佐伯かなが初めて生誕祭を行った想い出の地。その場所で、彼女はみずからセットリストを組み立て、自身の想いのすべてをステージへぶつけていった。この日は、前半部に最近のCANDY GO!GO!らしいメニューを用意。中盤にメンバーのソロコーナーを挟み、後半部にはCANDY GO!GO!ナンバーの中でも佐伯かなと縁の深い曲たちを用意する形で進行。

ソロのコーナーでは佐伯かなのソロナンバー『道化師』を歌えば、CANDY GO!GO!のステージでは、なぎさりんと佐伯かなのデュエット曲『BLUE JAY』を歌唱。この歌は、前にも佐伯かなが体調不良から引退を考えていたとき、相棒のなぎさりんが、彼女をCANDY GO!GO!へ引き止めるために書いた歌。この曲を歌っているときは二人が抱き合う場面も登場。佐伯かな作詞による『いつか忘れられない女になる』や彼女がリードを取った『ファンファーレ』で盛り上がりを描けば、最後の最後に披露した『そしてまた逢えると云うよ』では会場中がオレンジのサイリウムで埋めつくされた。何より、彼女は最後の最後まで笑顔だった。悲しむのではなく、笑顔で旅立ったところが意地っ張りな佐伯かならしい姿だった。

彼女自身は、引退公演の御礼の挨拶を持ってブログもtwitterも更新を止めた。佐伯かなは、あくまでもCANDY GO!GO!という人生があるからこそ存在し、輝きを放っていた存在。プライベートな佐伯かなと完全に切り離し、アイドルとして全うした姿みのを残しておいたところも彼女らしいじゃない。

CANDY GO!GO!は今、6月28日に発売する最新シングル『CANDY』のリリースへ向け精力的にライブやキャンペーン活動を行っている。『CANDY』はなぎさりんの作詞による、これまでのCANDY GO!GO!とこれからのCANDY GO!GO!についてを記した歌。すでにライブでも披露しているので、ぜひ生で体感していただきたい。7月3日には新宿ReNYを舞台に、バンドを従え「GIGS~7th ANNIVERSARY-BORDERLESS-」と題した7周年記念単独公演も控えている。

大切な仲間を失ったわけではない。今でもCANDY GO!GO!は、佐伯かなの魂も一緒に舞台へ引き連れ想いを歌い続けている。そう、何時だってCANDY GO!GO!は旅立った仲間たちの意志も背負いながら走っている。今日も、明日も、何時までも…。

最後に。佐伯かなの卒業ライブのときには、300人を越す大勢の佐伯かなやCANDY GO!GO!のファンたちはもちろん、一緒に共演してきたアイドル仲間や、CANDY GO!GO!を卒業したOGたちも大勢駆けつけ、彼女の最後の雄姿をしっかりと記憶の印画紙に焼き付けていった。佐伯かなは、大勢の人たちに愛されてきた。今でも、彼女はたくさんの人たちの愛を受けている。でも、そうしたいのも、君が「人を想うことの喜び」を教えてくれたからだよ。(TEXT/長澤智典)