電子部品がカッコイイ。ロボットエンジニアが作ったおもちゃ『電子箱庭』とは?

大学でロボット工学を学び、企業で多数のロボット商品の企画開発に携わった後フリーのロボットエンジニアとして独立した「ロボット工房のらとりえ」の坂上氏。

ロボットに関わる様々な経験と確かな技術を持つ坂上氏が手掛ける電子箱庭『のらぴかシリーズ』は、TVをはじめとするメディアで取り上げられたり、ハンドメイドサイトで受賞するなど注目を浴びている。

そんな坂上氏に、電子箱庭『のらぴかシリーズ』の持ち味や開発秘話を聞いた。

インタビュー用画像

ー電子箱庭『のらぴかシリーズ』はどのようなきっかけで誕生したのでしょうか?

ロボット工房のらとりえ 坂上 徳翁(以下、坂上)
ホビーから産業用途まで様々なロボットを製作する過程で、ふと感じた「部品のフォルムがカッコイイ」 「スイッチのカチカチ感がたまらない」「LEDがキレイ」といった小さな感動を、気軽に触れられる玩具として形にできないかと考え、作り始めたのが電子箱庭『のらぴか』です。少しずつ、新しい遊び方を考えたり、バージョンアップを繰り返している内に、気が付けば今現在12種類まで増えました。

ーロボット工学を学ばれていたとのことですが、なぜロボットやその技術に興味をもつようになったのでしょうか?

坂上
もともと、幼少の頃から”もの”をつくることが大好きでした。
小学生くらいまでは、将来なりたいものは大工やF-1メカニックとかだったと思います。
また、それと同時にマンガやアニメ・映画に登場する主人公と常に一緒にいるマスコット的なキャラクター(ガンダムのハロ、ポケモンのピカチュウ、StarWarsのR2-D2、ナウシカのテトなど)に凄く憧れていて、そういった主人と行動を共にするパートナーロボットを自分の手で作りたいと考えたことが、ロボット工学を学ぼうと思ったきっかけですね。

ー電子箱庭『のらぴかシリーズ』は多くの種類がありますが、その中からいくつかご紹介をお願いします。

坂上
■電子箱庭『のらぴか 帯-obi-』 ※写真左上
あまり難しいことを考えずに、ひたすらスイッチをカチカチ押して、
カラフルなLEDが創り出す独特な世界に没入する、
そんな少し変わった遊びができる電子玩具です。

■電子箱庭『のらぴか 律-ritu-』 ※写真下
只の絵にしか見えない鍵盤に指で触れた瞬間、本当に音が鳴った、
そんな一瞬の驚きと喜びを体験できる玩具です。
指先の位置を検出し、基板に搭載した圧電スピーカーから特定の音程で発音します。
見た目や使われている技術の割に、ピロピロッ♪と、どこか懐かしい感じのする音色をお楽しみください。

■電子箱庭『のらぴか 紋-mon-』 ※写真右上
ドットマトリクス(8×8マスの電光掲示板)で、レトロな感じのゲーム(2種)とご自身でお好きなメッセージを入出力できます。超低画素で音も出ないけど、こんな少ない表現力でも十分にゲームやメッセージを楽しめる、少ないからこその魅力がある、4k画質と言われているこのご時世にあえて逆行した玩具を作ってみました。

ー今後、どのような活動をしていきたいとお考えでしょうか?

坂上
独立してロボット工房を始めた最大の理由が、ロボットを作り始めたきっかけと同じで、『一生を共に過ごせるパートナーロボット』を創ることなので、単なる量産型のロボットではなくハンドメイドで生み出したもので、その人を個性を反映したり、キャラクター付けになったり、使い手のマスコットになるようなロボットをつくっていきたいと思っています。
(ゆくゆくは、ハンドメイドのペットロボット専門工房のようなものを目指しています)

ー作品のご紹介から今後の展望まで様々なお話をお聞かせいただきありがとうございました。パートナーロボットのいる未来、とてもワクワクします。

ドワンゴジェイピーストアでは、今回ご紹介いただいた電子箱庭『のらぴかシリーズ』を販売しています。今後も続々とシリーズを追加予定です。

<クリエイター情報>
”貴方のためのロボットを一から創る”ロボット工房『のらとりえ』です。 フリーランスのロボットエンジニアとして、ホビーから産業用途まで様々なロボット開発をしている傍ら、可愛いパーソナルロボットや子供から大人まで楽しめる電子玩具、基板を使ったアクセサリーなどの創作活動をしています。