MISIA ラスト開催のツアーシリーズに巨大キングコブラ出現
MISIAが12th Album『LOVE BEBOP』を引っ提げ、全国12会場17公演にて約4年ぶりとなる「THE TOUR OF MISIA LOVE BEBOP all roads lead to you」を開催。昨日1/29(日)には、大阪・大阪城ホールにてセミファイナル公演を迎えた。 1999年にスタートした「THE TOUR OF MISIA」は、コンピューターを屈指したデジタルサウンドや芸術的なライティング、そして大規模な演出による圧巻のステージングが印象的なツアーシリーズで、女性ソロ・シンガーとして初めて全国5大ドームツアーを成功させたことでも有名な歴史的ライヴ。 本年で12回目の開催となるものの、なんとこのツアーシリーズの開催は今回でラストとなることが発表されており、会場入り口には歴代のCDジャケットがずらっと並べられるなど、来年ついにデビュー20周年を迎える孤高の歌姫の歴史を讃える装飾が施されていた。 タイトル曲『LOVE BEBOP』のイントロが会場に鳴り響くと、観客はうずくような感覚を抑えられず立ち上がり、4色のネオンカラーに輝くペンライトを振りあげる。幕が開くと同時にステージには白煙が巻き起こり、そこに現れたのはなんと全長25メートルの黄金に輝く二匹の巨大キングコブラ。MISIAが「Make Some Noise!」と声をあげると、オーディエンスは全身に走り抜けるような衝撃を爆発させ、響き割れるような声をあげた。 これまでも実寸大のクジラが宙を舞ったり、会場のピアノが燃え炎に包まれるなど、観客が息を飲むような前代未聞の演出に注目が集まっていた「THE TOUR OF MISIA」だが、稲妻のようなライティングとともにMISIAの両脇に堂々と現れた二匹の巨大キングコブラは、超ド迫力な存在感をみせていた。また、今ツアーのもう一つの見どころは、イリュージョン。MISIAとともにステージを盛り上げているDJ Ta-Shiや、ダンサーまでもが楽曲パフォーマンスの中で様々なイリュージョンを繰り広げていく。 SAKOSHINが手掛けた歴代のダンスチューンが会場を盛り上げ、ド派手な演出にも引けを取らないMISIAの突き抜けるような歌声がアリーナ中に響き渡ると、会場は巨大なクラブハウスと化し、観客のボルテージは早くも最高潮に達していく。 ライヴ中盤にはMISIAが弾き語りを披露する一幕も。Album『LOVE BEBOP』に込められた愛と平和への願いを語り、バラードを歌いあげるその姿は、まるで女神のような強さと優しさを感じさせ、光が降り注ぐようなライティングが観客を幻想的な世界へと引き込んでいった。『オルフェンズの涙』ではさらに雰囲気が一変。ステージ上に真っ赤な瞳が浮かびあがると、楽曲に込められた真っ直ぐなメッセージを体感させるかのようにステージには炎があがり、そこへMISIAが全身全霊の力を込めメロディーを歌い上げる。息をのむ間もないほどに圧倒される数々のパフォーマンスに心動かされるこの瞬間は、まさにライヴの醍醐味ともいえるであろう。 終盤、7色に輝くレーザービームの中をMISIAがステージを端から端まで駆け回りながら次々にヒット曲を披露すると、それまで真剣な眼差しで聴きいっていたファンたちも、笑顔いっぱいに飛び跳ねながら声援を送っていた。 本編終了後、ライヴを見終えた満足感だけでなく、18年間続くライヴシリーズの底力を体感しその興奮から溢れる拍手はしばらく鳴りやむことがなく、MISIAがこれまで掲げてきたメッセージでもある“愛”が会場を包み込んだ瞬間となった。アンコールには、「TOUR OF MISIA」の歴史を語るにはかかせないDrag Queenも登場。Drag Queenがステージにさらなる彩りを添える中、これでもかというイリュージョンがとめどなく披露され、約2時間半に及ぶ公演は幕を閉じた。 なお、この公演は2/4(土)2/5(日)に神奈川・横浜アリーナにてファイナルを迎える。 (写真)田中雅也